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2025年9月27日 (土)

初めての立山; (1) 富山駅前 2025初秋 / My first trekking to Tateyama mountainous area, Japan Alps; (1) Toyama Station area, early autumn 2025

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今回9月中旬の室堂宿泊予約は、少しのんびりしすぎて、2ヶ月前の7月中旬に始めました。予約を始めると、この時点で一人用の相部屋はどこも満室であることに気が付き、ちょっと驚きました。直前になればキャンセルが出るだろうと思いながら、とりあえず富山駅前のホテルを確保して山行スケジュールを組みましたが、日程にも余裕があるので、結局そのままで山行スタートとなりました。下山時の室堂宿泊は、室堂ターミナルから一番遠い雷鳥沢ヒュッテです。

初日には富山に午後3時ごろ到着。ホテルにチェックイン後、駅前を偵察、電鉄富山駅に行って明日の電車の時刻や路線などを確認します。

 

富山駅前にいると、日本人観光客はもとより、欧米系・アジア系のインバウンド観光客が個人や団体で大勢来ています。大勢の外国人がわざわざ富山までやってくるような観光地は一体どこだろうと不思議に思っていましたが、改めて調べてみると、意外というか私自身はほとんど知らない場所が多かったでした。

1)富山市内の富岩運河環水公園(園内には”世界一のスタバ”として有名になった「スターバックス 富山環水公園店」)、松川遊覧船、富山市ガラス美術館
2)高岡・氷見の雨晴海岸(能登半島国定公園)や射水神社、砺波チューリップ公園
3)世界遺産 五箇山合掌造り集落(相倉合掌造り集落、菅沼合掌造り集落)
4)立山黒部アルペンルート、宇奈月温泉、黒部峡谷トロッコ列車といった北アルプスの自然が楽しめるエリア
とにかく、富山県で人気のインバウンド観光地は、県内にバランスよく? 散らばっているそうです。

   

富山駅構内のJR西日本の発券機(新幹線・指定席券など)にも、外国人がよく並んでいます。JR東日本の「えきネット」で東京〜富山間を購入しようとすると、JR東海についての注意事項がいろいろと出てきます。改めて駅で確認すると、東京(首都圏)〜富山間にJR東海の路線が入ると、「えきネット」はダメだそうです。

JR(いつもはJR東日本)の発券機は苦手です。JR各社の券売機での操作・購入方法は基本的に同じだそうですが、ユーザーインターフェイス(メインメニューなど)が微妙に異なるそうです。それが一瞬の操作の際に、使いづらい・分かりにくい・操作が分からないと感じるのかもしれません。これらの券売機は当然ながらJRの職員が使うホストコンピュータ「マルス」に接続されていますので、「マルス」の独特な操作感が、一般利用者にはなかなか馴染めないということでしょう。今回、富山駅では券売機のメインメニューに、『通常は「乗り換え案内」をタッチ』と貼り紙がしてあり、ここから入ると在来線の複雑な経路も一瞬で、あっという間に指定席・乗車券の購入が完了しました。驚きました!

 

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最後に今日の夕食の場を探します。駅前をぐるりと一周してみます。途中黄昏の中、高架の富山駅をくぐり抜ける路面電車を眺めていました。結局、駅構内に近い人気のありそうな海鮮料理の店に入りました。あと気になるのは天候です。

September 2025, Tateyama Kurobe Alpine Route, Toyama Station area, iPhone 13

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2025年9月26日 (金)

”旧 ” PhotoConcerto 終了のお知らせ

ニフティ (nifty) は、「個人ホームぺージ」サービスである「@niftyホームぺージサービス(LaCoocan)」とブログサービス(cocolog)を今まで提供していました。他社の個人向けホームぺージサービスが終了していく中、「@niftyホームぺージサービス(LaCoocan)」は今後も継続して提供していくことになりましたが、この10月から利用条件が変更(有料プランへの移行など)になることになりました。

ここで言う「個人ホームぺージ」とは、いわゆる簡易ホームページビルダー、WixやCanvaなどのデザインテンプレートが用意されているホームページ作成ツール、WordPressなどのコンテンツ管理システム、ホームページ作成のためのプログラミング言語などを利用して作られたウェブサイト全般のことを指しているようです。

現在のPhotoConcertoは、”旧”  PhotoConcerto(2000年代前半作成)と”新”  PhotoConcerto(2000年代後半以降、現在まで作成)から構成されています。”旧”  PhotoConcertoは「個人ホームぺージ」である「@niftyホームぺージサービス(LaCoocan)」に、”新”  PhotoConcertoはブログサービス(cocolog)に該当しています。

 

”旧”  PhotoConcertoは、以下で見ることができますが、長らく更新はしていません。

Wellcome to our Photo Gallery & Essay - PhotoConcerto- (トップページ)

Hotel and Resorts Watching (ホテルウォッチャー偵察記)

Travel Photo Essay(写真紀行)

 

一部のコンテンツはリニューアル版としてブログサービス(cocolog)にアップされています。今のところ、ブログではない一般的なホームページ作成は予定していませんので、9月30日をもってニフティとの「@niftyホームぺージサービス(LaCoocan)」の契約は解約することになりました。したがって、10月1日以降は”旧”  PhotoConcertoは閲覧できなくなります。”旧”  PhotoConcertoのコンテンツは、今後リニューアル版としてブログサービス(cocolog)に再アップするように努めたいと思っています。

ブログサービス(cocolog)の"新"  PhotoConcertoは、今後とも継続して行きます。

   

”旧”  PhotoConcerto(現在ではピーク時の一部のコンテンツしか残っていませんが)には、初めてホームページを作成した頃の懐かしい思い出がたくさん詰まっていますが、これも時代の流れと考えています。

 

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2025年9月 5日 (金)

白馬岳 2025夏 (5) 「おひょっくり」/ Mt. Shirouma-dake Summer 2025 (5) Restaurant ”Ohyoxtukuri”

 

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白馬で昼食か夕食を食べる機会があれば、白馬八方のホテルペンション街にある居酒屋風のお店「おひょっくり」が候補の一つかと思います。白馬八方バスターミナルから徒歩で10分以内です。

「おひょっくり」とは郷土料理の名前で豚汁・けんちん汁風+”すいとん”が入った汁椀で、これがメインにメニューが構成されています。普通の定食・丼ものもあります。

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私はランチに、「おひょっくり」+冷やしうどんなどのセットメニュー、デザートに抹茶アイスを頼んで、いずれも美味しかったでした。この店、なかなか人気なようで、12時の開店前に行って、13時に店を出る時には仕込み分が無くなり閉店になっていました。

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2025年9月 2日 (火)

白馬岳 2025夏 (4) 番外編 / Mt. Shirouma-dake Summer 2025 (4) Side-story; sudden end of the trekking

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栂池自然園から白馬大雪渓(2010/8)

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船越の頭〜小蓮華岳間から白馬大雪渓 (2025/8)

 

昨日は、黄昏時の美しい山並みを存分に楽しみながら、明日の好天に期待を膨らませながら、眠りにつきました。

そして・・・・・、午前0時ごろ目が覚めると、屋外で風で何かがバタバタ動いているよう音が聞こえてきます。午前4時前、トイレに行くために廊下を歩いていると、激しい雨音と強風でバタバタと何かが動いている音が聞こえてきます。やはり予報通りの悪天候のようです。午前5時、朝食です。昨日の山岳遭難防止常駐隊の男性2名もすでに来られており、宿泊のみなさんがお二人を取り囲んでいました。

ところでこの日の悪天候は、梅雨明け以来ずっと続いた好天が一旦終わり、梅雨前線の南下に伴うものでした。実は、この悪天候は日本気象協会の2週間予報で北陸方面(北アルプス北部)ですでに予測されていました。白馬村の予報では、悪天候はたった1日(8月11日)ですが降雨量の予測は毎日20〜100mm/日以上と極端に異なり、10日以上先の予報でもあり私自身も日程変更やコース変更をどう判断すべきか、非常に困ってしまい、しばらくは様子見となりました。出発の日が近づくにつれて、降雨量は少なくなるものの、悪天候の日が1日から2、3日にのびる傾向があり、それもやや前倒しになる傾向が見られたので、出発直前に日程を1日短縮し、悪天候の前日に白馬鑓温泉小屋到着、悪天候の日に猿倉に下山という日程にしました。しかし結局、杓子岳・白馬槍ヶ岳・温泉小屋到達前に悪天候に巻き込まれてしまいました。

朝食を済ませてくると、すでに出発する宿泊者多数で、常駐隊の方から悪天候が長引きそうなので、今日すぐに大雪渓を下山するのが最善策と言われました。大雪渓がエスケープルートということです。昨日も、日程・ルート変更(予約の変更やキャンセルなども含めて)をいくつか考えていたのですが、悪天候の中での大雪渓の下山は考えていなかったので、ちょっと驚きましたが、しばらく考えて、このアドバイスに従うことにしました。もちろん大雪渓は初めてです。ザックのパッキングをやり直して、午前7時半、少し遅くなりましたが出発です。もうみなさん出発してしまったのか、宿泊者の数は少ないようです。みなさん、稜線コースで白馬大池・栂池に降るのか、大雪渓を降るのか、山荘に停滞・連泊か、まさか白馬鑓温泉小屋に向かうのか、どのコースが多いのだろうかなどと考えながら、外の状況を確認します。かなりの強風と雨で、躊躇しながらも出発です。

間近に見える村営の白馬岳頂上小屋が、意外と遠かったでした。大雪渓までの上部の岩場の降りの方が大変でした。ガスが濃くて視界は20mくらい? ロープの位置はおおよそ分かりますが、岩場の急斜面を雨水がかなり流れているので、どこを歩くべきか時々迷ってしまったり、とにかく焦らずゆっくりと降ります。2,3人のグループがいくつか自然と集まり10人くらいのグループのような感じで適当な距離感を置いて下っていきます。時々、ベテランの単独行の方が、さーっと追い抜いて降りていきます。避難小屋、2ヶ所の小さな木製の橋を過ぎて、ようやく大雪渓へと到着です。

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大雪渓 休憩スポット (2025/8)

   

ここまでくると風雨もかなり弱くなりましたが、相変わらず視界は悪いです。落ち着いて周りを見渡すと、登ってきた人も含めて、かなりの登山者がいることに気が付きます。アイゼンをしっかり装着して、初めての大雪渓に臨みます。ここでも、なんとなく大グループができて、なんとなくみなさん順番に出発していきます。今年の大雪渓は久しぶりに雪の量が多かったと聞いています。見える範囲では大きな穴は1ヶ所、クレバスには気が付きませんでした。踏み跡はしっかりしているし、アイゼンを一歩一歩効かせて降る分には不安はありませんでした。途中の休憩スポットで一休み。雨も風も止んでいます。視界もかなり開けてきて、下界の方では薄陽が出ているようです。

 

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大雪渓 末端部 (2025/8)
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大雪渓 末端部 (2013/8)
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大雪渓 末端部 (2013/8)

大雪渓の末端部に到着です(実際には、この先でもう一度残雪区間に出くわします)。ここまでは、昔猿倉から登って来たことがあります。アイゼンを外して一休みです。通常の登山道を下って、旧白馬尻小屋(解体されて廃材のみ、トイレが新設)、林道に到着です。猿倉荘まで、この林道歩きが長く感じて、草臥れました。

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白馬尻 (2013/8)

 

猿倉荘でも山岳遭難防止常駐隊の男性2名が、大きな相談窓口を開いていました。猿倉荘では、まず白馬鑓温泉小屋の当日キャンセルと猿倉荘の当日新規予約です。山小屋のグループ間での予約・キャンセルは、いろいろと融通を効かせて頂き助かります。夕食は豚肉の炒め物の定食です。お隣のグループも白馬鑓温泉小屋を中止して大雪渓を下ってきたとのこと。翌朝も、激しい雨でした。山頂付近(稜線)での悪天候はさらに続いていたようで、奇しくも2週間予報で出ていた当初の悪天候の日、同じルートでとうとう死亡事故が発生してしまいました。

今年は夏山山行もあっけなく終わることとなりました。

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August 2025, "Hakuba Daisekkei” (Hakuba large snowy valley) Japan Alps, iPhone 13 etc.

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