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2025年6月30日 (月)

東京エディション虎ノ門 / The Tokyo EDITION, Toranomon ; A NEW GENERATION OF LUXURY IN DOWNTOWN TOKYO

       
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地下鉄神谷町駅から程近い場所にある(ホテル)「東京エディション虎ノ門」(2020年6月開業)に行く所用がありました。エディションは、マリオット・インターナショナルで最高級グレードに位置するホテルブランド。「ブティックホテルの生みの親」と称されるイアン・シュレーガー氏のコンセプトと日本の著名建築家である隈 研吾氏によるデザインが融合したのが、ラグジュアリー・ライフスタイルホテルの「エディション」です。このエリアは森トラストが国際ビジネス拠点として世界と日本を繋ぐゲート機能を担う「東京ワールドゲート」と呼ぶ大規模複合開発プロジェクト。その一環に華を添えるものです。

 

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待ち合わせ場所は31階のロビーフロアにある「Lobby Bar」。素晴らしいのはなんといっても目の前の東京タワーと麻布台ヒルズの街並み、そして東京湾。「Lobby Bar」の一角には「天空のジャングル」と呼ばれる緑の空間もあります。一方で、意外性は非常にシンプルな内装やデザイン。美意識が完全にインバウンド向けなような感じです。日本人には理解しにくいかも。地上1階のホテルエントランスも、どこ? と思うほど小さくて、隠れ家ホテルのような印象でした。でも、確かに楽しめる場所であることは間違いないようです。

June 2025, The Tokyo EDITION, Toranomon, iPhone 13

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2025年6月27日 (金)

<movie>雲取山・三条の湯 2025初夏 / Mt. Kumotoriyama and Sanjo Hotspring Japan, early summer 2025

 

         

6月上旬、天候の変わりやすい梅雨の晴れ間を狙っての山行です。鴨沢~七ツ石小屋~七ツ石山~雲取山荘(宿泊)~雲取山~三条ダルミ~三条の湯(宿泊)~お祭という一般的なコースを、2泊3日ののんびりトレッキングです。

ここでは七ツ石山~雲取山(雲取山荘)~三条の湯を中心に書いています。鴨沢~七ツ石小屋~七ツ石山、およびお祭~三条の湯については、以下をご覧ください。

   
「奥多摩 三条の湯 2024年秋」(Okutama Sanjo Hotspring in Tokyo, Autumn 2024)
「奥多摩 七ツ石山、七ツ石小屋 2024年初夏(1)」(Mt. NANATSUISHIYAMA and NANATSU-ISHI hutte Japan, early summer 2024 (1))、「奥多摩 七ツ石山、七ツ石小屋 2024年初夏 (2)」(Mt. NANATSUISHIYAMA and NANATSU-ISHI hutte Japan, early summer 2024 (2))

 

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平日のためか、鴨沢~七ツ石小屋~七ツ石山では登山者はそれほど多くは無いようでした。午前中は過ごしやすい陽気でしたが、七ツ石山に到着する頃から気温が急に上昇し、七ツ石尾根ではけっこう暑かった。初めて歩く七ツ石尾根の感想をいくつか・・・・。

   
・20歳代の頃、友人と三峯神社~雲取山~雁坂峠へと縦走し塩山方面へ下山したことがありますが、その奥秩父縦走路にある飛龍山がよく見えて、ちょっと感慨に耽りました。
・やはり幾重にも重なる山並みの向こうにいつも富士山が見えると言うのが一番印象的でしょうか。
・緑に輝くブナの中に咲き誇るツツジはなかなか美しいです。
・七ツ石尾根の登山道は本当によく整備されていて、ここだけ見ると本当にランニングで走れる道、ハイキングコースの感じです。五十人平キャンプ場もいいですね。
・途中で、雲取山山頂の南側にある避難小屋が良く見えます(実は、七ツ石山からも見えていました)。

逆に期待外れは、小雲取山かも。
小雲取山を少し下って雲取山山頂への最後の登りになるところに、雲取山荘への巻道の分岐があります。近道でもなく所要時間も変わらない、上り下りが無いだけと紹介されていますが、今回歩いて見ると確かにその通りで、展望もなく原生林の薄暗い狭い巻道は歩きにくいし、行き交う人もいない(非常に少ない?)です。登山道が整備されていると言う点からは、むしろ山頂経由の方が安全なのかもしれません。

 

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雲取山荘到着! ここもいちおう東京都でしょうか? 遠かった!(苦笑) ただし、住居表示は埼玉県秩父市です(笑)。昔の記憶はほとんど残っていません。1999年に建て替えられていますが、雰囲気は古典的な山小屋。

       
・相部屋に限って見ると大部屋に一人分空けたような感じで布団が準備されており、真ん中にこたつがありました(笑)。こたつ自体は暖かく無いので、気休めかと思います。ザックを置くとあまりスペースが残らない感じでした。この日(7名で満室?)は広い感じはしませんでした。
・トレイは外にしか無いので(でもたいへん立派な水洗トイレです)、夜間・冬季・雨天時は面倒かも。飲料水などの水は豊富でした。
・宿泊費は北アルプスなどに比べるとかなり安いので、食事はそれなりと言ったところでしょうか。
・一番感動したのは都心の夜景が見えたことです。よく写真に出ていますが、半信半疑で、どこから見えるのだろうかと思っていましたが、なんと小屋の前のベンチから見えていました。秋や冬ほど空気が澄んでいないので、ややぼーっとしていますが、帰宅後撮影画像を実サイズまで拡大して見ると、確かに東京スカイツリーと思われるものが写っていました!
・三峯神社~雲取山の登山情報はネット検索をしてもあまり出てこないので、今は歩く人が少ないのかと思っていましたが、それほどでもないようですね。何人かの方に伺うと、登山道も問題無いようです。

 

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翌朝、雲取山山頂を目指します。

       
・雲取山荘から日の出はあまりよく見えません。山頂まで行く必要があります。
・山頂まで登る途中で両神山や三峰神社が木々の間によく見えていました。
・雲取山頂では薄曇りでしたが視界は良く効いており、富士山や南アルプスが良く見えました。雲取山は南側の展望がいいのですね。昔来た時には春霞で霞んでしまい印象に残る光景がありませんでした。都心方面には、何か白っぽい球形のものが太陽に反射してキラキラと輝いていました。これって、所沢にある西武ライオンズのドーム球場でしょうか?
・それにしても山頂には東京都・埼玉県・山梨県・国土地理院などの道標など、たくさんあります(笑)。

 

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山頂から一気に三条ダルミへと降ります。三条ダルミは、富士山の眺めが良い、気持ちの良い鞍部です。ここからブナの原生林を延々と歩きます。太陽の光を透過して緑に輝く原生林の木々は眼にも美しいですが、逆に天気が悪いと暗い原生林の中をやや暗い気持ちで歩くことになります。

途中から石灰岩の巨岩が連続して出てきます。そういえば、青岩鍾乳洞がこのあたりにあったことを思い出しました。帰宅後調べてみると、
・青岩鍾乳洞は,規模としては奥多摩の日原鍾乳洞と並び関東一
・洞内の保存状態は良好
・三条の湯(丹波山村?)が管理、洞口を閉鎖して学術調査目的のみ入洞を許可
・観光で行くような鍾乳洞ではない

地形図上では巻道風に見えますが上り下りもあったり意外と草臥れる登山道(特に上りコースで使う場合)です。
三条の湯からサワラ峠に向かう尾根が見えてくると、今日の宿泊地も間近となります。三条の湯への近道(通行止め)分岐を通り過ぎ、10回ほど急なジグザグの道を下ると、お祭~三条の湯の登山道に出て、今日の山行も終わりとなります。

三条の湯では、この日は男性 大浴場、女性 小浴場でしたが、大浴場ではアルカリ性のツルツル感が非常に感じられ、湯量も豊富で良かったでした。

  

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今回の山行コースは、自然林が実に豊かです。鴨沢から登ると堂所辺りから(?)、下山時は後山林道の片倉ゲートまで、ずっとブナを見ることができました。


June 2025  Mt. Kumotori-yama and Sanjo Hotspring (Japan), Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2025年6月20日 (金)

練馬区立牧野記念庭園 / Makino Memorial Garden (Tokyo)

         
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牧野記念庭園(西武池袋線大泉学園駅下車 徒歩5分)に行く機会がありました。この庭園は、植物学者牧野富太郎博士(1862-1957)の邸宅の跡地として、昭和33年(1958年)年より公開されているそうです。この庭園については、小学生の頃から周囲の人から聞いて知っていましたが、実際に行く機会が訪れたのは、なんとうん10年後!でした。すぐ近くをクルマでは時々通っていたのですが・・・・。

こじんまりとはしていますが、なかなか立派な施設でした。季節的には紫陽花しか咲いていなかったので、花壇というよりは草木が生い茂る庭といった感じでした。今では駅前の閑静な住宅街の一角にありますが、こちらに居を構えた大正15年(1926年)ごろの様子は想像がつきませんが、多分原野の中にポツンとあったのかもしれません。東京都立大学牧野標本館とはちょっと違った趣で、散策や見学ができます。改めて美しいボタニカルアートに感慨を覚えます。Webサイトもお洒落で、小さいながらもミュージアムショップもあります。ご近所の方は、四季の変化を楽しめて羨ましいです。

    

[大泉学園駅 メモ]

・「大泉学園」 100年近く前、大学などの高等教育機関を中心に高級住宅地を整備するという“学園都市構想”として開発された街だそうです。この企画をしたのは、箱根土地と呼ばれた大正から昭和の戦前にかけて存在した不動産会社で、かつて西武グループの筆頭会社であった国土計画の前身です。実際には、大学などの誘致にはうまくいかず名前だけが残っているので、実在する学校があるわけではありません。駅の北側に、碁盤の目のように整備された広い区画を持つ宅地開発が特徴の人気エリアだそうです。

・「ジャパンアニメーション発祥の地」 駅の北口(大泉アニメゲート)に、鉄腕アトムや「銀河鉄道999」のキャラクターなど練馬区ゆかりのキャラクターたちが等身大で並んでいます。1958年に東映動画(現 東映アニメーション)で日本初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」が製作され、宮崎駿や高畑勲、手塚治虫といった後の日本アニメーションの歴史を築く方々が集まったことが、アニメ史における大きな重要性を持っているそうです。

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・北口は、洒落た飲食店も多いようです。

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June 2025, Makino Memorial Garden (Tokyo), iPhone 13

 

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