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2024年9月19日 (木)

<movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(7)~ 黒部五郎小舎から、三俣蓮華岳・中道を経て、双六小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (7) ;  from Kurobegoro Huute to Sugoroku Huute

 

 

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後方はやや雲のかかった黒部五郎岳
    
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三俣蓮華岳を目指す
         

出発前、小屋の洗面所で鏡を見ると、顔が昨日一日で非常に陽に焼けていてもうびっくりです。朝食も早々に済ませて準備完了、ザックを小屋の外のベンチに出します。しかし、小屋の前での記念撮影に時間を取られているうちに、みなさん次から次へと出発していきます。出遅れ感が大きいです。

黒部五郎小舎のすぐ裏からいきなり急登です。標高差にすれば約150mですが、まだ体が慣れていないと、疲労感も加わり、けっこう苦しいです。急登が終わり、しばらく行くと、標高2620m付近、チングルマの大群落が現れます。私の山行では、羽毛状のチングルマ(果穂)を見ることが多いのですが、今回の縦走では花そのものを見る機会が多かったでした。チングルマの花は直径2~3センチの白い5弁花で枝先にひとつずつつき、黄色い雄しべがたくさんあるので花の中心が黄色く見えます。花が終わったあとの実はふさふさした羽毛状で、風に揺れる姿がほんとうにかわいいです。

この群落を過ぎてさらに登ると、標高2,661mの小ピーク(無名峰)に。しばらくして再び後を振り返ると、黒部五郎岳がいつの間にか見えていました。やや雲がかかっていますが、五郎沢もしっかりと見えています。やがて、三俣蓮華岳巻道の分岐点をすぎると、一気に山頂を目指しての登りとなります。

                        

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三俣蓮華岳から丸山方面にやや下る
   
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丸山への登りから三俣蓮華岳を振り返る

山頂には登山者が大勢いて、一気に賑わいの世界に引き戻されます。山頂付近から見る丸山・双六岳方面のカール、その後にそびえ立つ槍ヶ岳! お気に入りの光景ですが、この日も朝からガスや雲の流れが速く、なかなか姿を見せてくれません。一瞬の晴れ間をしばらく待ちますが、諦めて双六岳方面に出発です。岩場の狭い登山道の隙間にイワギギョウが可憐に咲いています。丸山への稜線では、西側から吹いてくる風がけっこう強いです。天候が回復しない中、双六岳山頂は諦めて、中道分岐からカールへ降ります。

               

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この双六岳のカールには、コバイケイソウの大群落があります。流れるガスの中に林立するコバイケイソウの姿には、ちょっと不思議な世界、幽玄の世界を感じます。突然ガスが切れて鷲羽岳とワリモ岳が姿を現します。鷲羽岳はこの付近、どこからでも目につきますが、山体が野口五郎岳と同じように白いことも関係しているようですね。少し進んで眺める角度が微妙に違ってきたのでしょうか、鷲羽岳の右手奥に見えているのは、真砂岳(白っぽい)と南真砂岳でしょうか?真砂岳のさらに後方には野口五郎岳の山頂がちょっとだけ見えても良さそうなのですが、よく分かりません。

双六岳の残雪が見てきました。ここは双六小屋の水源地だそうですが、今年は残雪の量が少ない感じ、また周りの高山植物もほとんど終わっている感じでした。双六岳との分岐点、さらに巻道との分岐点に到着し、天候も少し回復してきました。ここで多分双六岳からの帰りの親子連れ4人と一緒になります。盆休みの最盛期を目前にして、双六小屋への荷上げが急ピッチなようです。ヘリが何度も往復しています。小学生低学年らしき下の子供さんは、このヘリを見てもう大興奮。まさかこんな山の中でヘリコプターを見れるなんて想像していなかったのでしょうね。早く、小屋まで走って下りてヘリを間近に見たいとご両親にせがんでいます(笑)。一方、小学生高学年らしき上の子供さんは極めて冷静、もう興味の対象が違うのでしょうね。けっきょく、この日は分岐点付近で見たヘリが最後の来訪となりました。子供さんには残念・・・・。そんな、こんなで、いつの間にか双六小屋へ到着です。さあ、ラーメンを食べよう・・・・・。

 

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