ホテル偵察記 (Hotel & Watching) - 国内(Japan)

2024年10月10日 (木)

<movie> HOTEL EAST 21 TOKYO / ハロウィンスイーツによるアフタヌーンティー 2024秋

          

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ちょっとした所用で「ハロウィンスイーツによるアフタヌーンティー」なるイベントに出かけてきました(笑)。場所は、東京都江東区にあるHOTEL EAST 21 TOKYO。東京デズニーリゾートからもそれほど遠くないと思います。

東京メトロ東西線「東陽町駅」下車、1番出口から地上に出ます。ちょうど大きな交差点で、ぐるりと見回すと高層ビル、Tokyo East 21が見えるので、そちらに向かって歩いて行きます。この日は小雨で雲がかかっていましたので、あまり良くは見えないのですが、この道路の先の方に東京スカイツリーが見えていました。しばらく歩くと江東区役所があり、Tokyo East 21の2棟の高層ビル(その一つがHOTEL EAST 21 TOKYO)が見てきます。

「東京イースト21」は「オフィス・ホテル・商業施設 3つの機能を有する複合都市」と謳われています。開業は1992年ですので、いわゆる1990年前後の”バブル”の前に企画されて、”バブル”崩壊直後に完成という、多分、当時よくあった最悪のパターンだったのではないでしょうか。

HOTEL EAST 21 TOKYOは1992年9月開業。内装は19世紀のヨーロッパを思わせるラクジュアリーホテル。最近は超モダンな内装を誇るホテルが多いですが、こちらは19世紀ヨーロッパの貴族の邸宅をイメージして建築された館内で、絵画や調度品などの飾りが配されているので、かなりクラシックな佇まいのホテルです。私などにはのんびり落ち着くホテルという印象でした。オークラホテルズ&リゾーツのグループホテルです。都内随一の広さを誇る屋外プール(ガーデンプール)でも有名なようです。

アフタヌーンティー は19世紀半ばにイギリスの貴族階級の人たちから始まった伝統的な慣習で、午後(主に16時頃)に紅茶と軽食を楽しむもので、女性にとっての社交の場でもあったそうです。正式なアフタヌーンティーは、3段のケーキスタンドの下段にサンドウィッチ、中段にスコーン、上段にケーキ(ペストリー)を乗せ、紅茶と共に下から順に楽しむのがマナーとされています。また、シルバーのケーキスタンドと磁器のティーカップで提供されるものが格式高いとされています。マナーとしては、ローテーブルやソファテーブルの場合は、ソーサーを持って紅茶を飲むと上品に。スコーンにナイフを入れることは良くないとされているため、一口分を手で割って口に運ぶのがスマートだそうです。

妻も、大昔の独身時代、ロンドンに遊びに行った際に本場のアフタヌーンティーを味わい、たいへん感激したそうです。

 

HOTEL EAST 21 TOKYO / ハロウィンスイーツによるアフタヌーンティー 2024秋

 

 

 

さて、ロビーラウンジでのアフタヌーンティーです。秋の味覚も取り込んだハロウィンスイーツが、3段のスタンドに並びます。通常は1つのスタンドがふたり分です。スコーンなどは別のお皿に。コーヒー・紅茶・ソフトドリンクは飲み放題です。時間は2時間。今や女性に大人気のアフタヌーンティーですが、その分量からして女性にとっては十分昼食代りになるでしょう。男性にはどうなのかなと思いますが、おしゃべりをしながら、各種の飲み物(アルコールはありませんが)を頂きながら、つまみ食いをしている感じで、なんとなくお腹はいっぱいになってくるような感じでした。通常のランチメニューを食べながらよりも、おしゃべりが進みますね(笑)。それにしても、これらのスイーツはひとつひとつに手がこんでいます。そんなこんなで、2時間以上がアッという間に過ぎてしまいました。

以前、デパートの家庭用品売り場でシルバーの3段アフタヌーンティースタンドを見かけたことがあります。好きな人は、自宅でアフタヌーンティーのセッティングをして楽しめそうです。

October 2024, HOTEL EAST 21 TOKYO, iPhone 13

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2024年1月31日 (水)

小田原駅東口 ミナカ小田原 & 箱根湯本温泉 河鹿荘 2024冬

      

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久しぶりに小田原・箱根湯本温泉のミニ旅行です。

小田原駅東口には「ミナカ小田原」(2020年12月オープン)ができていて、すっかり様相が変わっていました。「ミナカ小田原」の低層棟(江戸情緒薫る「小田原新城下町」)にはお土産屋さんや飲食店街などの商業施設が、高層棟にはホテルなどが入っています。「みなか」とは「真ん中(中心)」という意味の古語で、この施設が、多くの人がであい、ゆきかい、にぎわう中心(みなか)として愛されるようにと願いが込められているそうで、「みらいの宿場町小田原づくり」がコンセプトだとか。駅西口でも高層マンションが建設中で、駅周辺は大きく変わっていくようです。

以前は、駅周辺どこで食事しようかと迷ったものでしたが、今では良くも悪くも「ミナカ小田原」で事足りてしまうような印象でした。今回は「みなと食堂」で海鮮丼のランチです。

   

箱根湯本駅前から狭い国道の両側に立ち並ぶ商店街を覗いてお土産などを買ったりしながら、のんびりと行きます。こちらの地元出身の知人の話では、最近では地元のお店がすっかり減ってしまって、まったく知らないお店が増えたと言っていました。

        

        

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この日は、箱根湯本駅からも近く、早川に面したホテル河鹿荘で温泉を楽しみます。今では「箱根二十湯」とも言われるほど箱根には数多くの温泉場がありますが、箱根湯本温泉の開湯は奈良時代で箱根の最古の温泉郷です。散策する場所もいろいろとあるようです。

2階はフロント・ラウンジ・料亭などがあるメインのフロアーですが、渓流や庭園を模した水場が広くあります。管理がたいへんそうです。大浴場・露天風呂は男性用が2階、女性用が6階と分かれており、入れ替え制は無いそうです。男性用には広大な洗い場がありました。1階はダイニング・会議室・宴会場で、昔ながらの団体さん向けのフロアーのようです。

部屋は和室で、早川と対岸の温泉街が見えます。お茶受けの漬物4種類と和菓子が用意されていました。多分全館共通の空調システムだと思いますが、エアコンも程よく効いており、快適に眠ることができました。

      

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夕食も朝食も2階(1.5階?)の料亭「錦」で頂きます。こちらは完全な個室でした。掘りごたつ式で、足元には赤外線のヒーターがあります。
夕食は月替わりの会席料理で、1月は「新年の始まりに思いをはせた献立」だそうです。別注の特別料理(一品料理)などのメニューもありましたが、ごく標準的なコースでも十分満足できるお料理でした。全体として、大部分が魚を素材とした料理でしたので、肉が食べたいというお客さんには1月のメニューはややミスマッチかもしれません。アルコールの選択肢がやや少ないような気もしました。

 

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朝食も和定食で、あつあつのアジの干物を頂きました。「河鹿荘」の刻印が押されたさつま揚げなどがあったり、いろいろとこだわりがあるようです。

 

チェックアウトが10時と少々早いのが残念なところですが、駅からのアクセスも良く、全体としてはコスパの高い温泉旅館だと思いました。

January 2024,  SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0 and iPhone SE

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2023年12月20日 (水)

ニューヨーク グリル&バー(パークハイアット東京) 2023 /  NewYork Grill & Bar (Park Hyatt Tokyo) 2023

 

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パークハイアット 東京は、1994年7月の開業以来、2024年に30周年を迎えるため、2024年5月GW明けより約1年間、全館の営業を休止し改修工事をするそうです。再オープンは2025年春頃を予定とのこと。ちなみに、こちらの運営会社は名前の通りハイアット、経営会社は東京ガスの系列会社(パークタワーホテル株式会社)です。

また、ホテルが入居する新宿パークタワーの設備改良工事に伴い、2024年1月の正月明けから3月いっぱい「ニューヨーク グリル&バー」の営業を休止するそうです。つまり、「ニューヨーク グリル&バー」は2023〜2024年の年末年始で営業休止、来年の4月の営業はどうなるのか良く分かりません。「パークハイアット 東京」自体も再オープン後は、さらに高級化される可能性が高いと思います。

そんな予感の中、クリスマスシーズンに入る前に急遽「ニューヨーク グリル&バー」を訪れてみました。ホテルのエントランスから高層階にあるホテルに向かう高揚感は、何度訪れても変わらない不思議な魅力があります。

          

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その日は、やはり混んでいました。欧米人のお客さんが圧倒的に多く、日本人はチラホラという感じでしょうか。窓際などの展望の良い席は宿泊者優先のような雰囲気でした。お料理は、前菜・肉料理・サイドメニューなどのアラカルト・メニューです。グリルの受付時にバーの希望も伝えておくと、食事の終了に合わせて、バーの空席状況をチェックして案内してくれます(席の予約ではありません)。バーの方では生バンドの演奏がいつも通りありましたが、演奏間隔が30分おきになり、以前と比べて演奏回数が増えたような気がします。人気の席はカウンターで、欧米人はこのカウンター席が好きなようです。

この日は視界が良く、実に素晴らしい東京の夜景を眺めることができました。

             

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NewYork Grill & Bar (Park Hyatt Tokyo),  November 2023,  SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0

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2022年12月20日 (火)

インターコンチネンタルホテル 東京ベイ 2022 クリスマスシーズン / InterContinental Tokyo Bay, 2022 Christmas season

 

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新型コロナ感染症の先行きもまだはっきりしませんが、竹芝のインターコンチネンタルホテル 東京ベイで久しぶりに旧交を温める機会がありました。

12月の土曜日のせいもあり、昼間から山手線はラッシュ時のような混雑具合、ホテルも結婚披露宴のお客さんで溢れ、会食のお客さんも多数といった感じで、ちょっとびっくりでした。こちらのホテルでは、クリスマスの飾り付けは例年シルバーやゴールドを主体としたシックな感じですが、飾り付けの密度が高い感じで、なかなか華やかな印象です。

 

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イタリアンレストラン「ジリオン」( Italian Dining "Zillion" with a New York-style interior and dishes on the menu ) 、お料理は前菜の盛り合わせ、生ハム、マッシュルームスープ カプチーノ仕立て(珍しくて、美味しかった)、松茸を使ったパスタ、牛ほほ肉の煮込み トリュフ風味、デザート(ケーキ、濃厚なチョコレート)、珈琲・紅茶、お酒 各種。

初めてホテルのテラスにも出てみたのですが、レンボーブリッジをはじめとした東京湾の黄昏時や夜景が堪能できて、良かったでした。

 

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撮影機材;SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0, iPhone SE

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2022年5月14日 (土)

オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(裏庭編) 南房総 2022年春 / Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Backyard Images)

 

南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。

オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。

オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。

半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。

  

 

建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。


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全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。

April 2022  Auberge OPA Village,  Southern Boso Peninsula Japan, CONTAX645 Distagon T* 55 mm F3.5, Fujicolor PRO 160NS Professional, Film Scanner EPSON F3200

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2022年5月12日 (木)

オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(ヴィラージェ編) 南房総 2022年春 / Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Village Images)

 

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南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。

オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。

オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。

 

 

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半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。

 
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。

  

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ユニークなお風呂が5箇所ありますが、4箇所は4番目から7番目の建物にそれぞれ、残りの1箇所は温泉露天風呂なので庭園の隅にあります。5箇所のお風呂は、予約なしの貸切ですので、空いていれば自由に入れるという単純なシステムです。山梨産葡萄の赤ワイン風呂、地元柑橘類の香りがきつい南仏風呂、ハーブ風呂(いつも利用中で入れず)、人気のない(?)深層水風呂、そして2箇所の温泉露天風呂です。ちょうど春の嵐!と言った天候でしたので、強い風の音を聞きながらの露天風呂でした。

また、プールの季節ではありませんが、プールにもきちんと水が入っており、こちらのイメージもきちんと確保されているようでした。

建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。

 

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今回、部屋は7番目の建物でした。ジロフレ(giroflée )という名前がついていました。ニオイアラセイトウという花の名前で、花言葉は尊厳だそうです。部屋のキーホルダーは、開高 健らしくおさかなです。1~2名用の1階ツインルームですので部屋は広くはありません。南仏の田舎にあるプティホテルをイメージしているそうです。開業以来40年も経っているのでさすがに古さを感じるところもあります。カーテンやベッドカバーの柄はあまり今風ではないと思いました。

 


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食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。

全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。周辺にはそれほど遊びに行くところは無いと思いますが、オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。

April 2022  Auberge OPA Village,  Southern Boso Peninsula Japan, CONTAX645 Distagon T* 55 mm F3.5 Distagon T* 45 mm F2.8, Fujicolor PRO 160NS Professional, Film Scanner EPSON F3200

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2022年5月10日 (火)

オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(レストラン編) 南房総 2022年春 / Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Restaurant Images)

 

南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。

オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。

オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。

全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。

建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。

 


食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。

  

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夕 食
 
ワイン;赤と白のグラスワイン
前菜;自家製スモークサーモンとブリのテリーヌ、ラタトゥイユ添え
スープ;温製フランス産ホワイトアスパラのポタージュ
魚料理;地元漁港より鮮魚のポアレ、北海道産白いんげん豆煮込み、白ワインソース
お口直し;パイナップルの氷菓子
肉料理;(3種類からの選択で)千葉県産SPF豚のコンフィ、粒マスタード添え
デザート;(ケーキとチーズからの選択で)チーズの盛合わせ、コーヒー。チーズは3種類で、ブルーチーズ、ナチュラルチーズ、カマンベールチーズだったと思います。

 


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朝 食
本日のスープ
契約農家による新鮮なサラダとボイル野菜、千葉県産SPFポーク自家製ロースハムの軽い燻製、館山宮本養鶏の卵とベーコンのキャッシュ・ロレーヌ、ソーセージ
メイン料理;(オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼き、館山島田豆腐店の豆腐ステーキ 和風ソースからの選択で)卵料理はいつも食べているので、ちょっと気分を変えて豆腐ステーキ 和風ソースを
ヨーグルト
パン(バターパン、シナモンパン、クロワッサン、スッコーン)、ジャムなど
冷たいお飲み物(ジュース)、温かいお飲み物(コーヒーなど)


オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。

April 2022  Auberge OPA Village,  Southern Boso Peninsula Japan,  iPhone SE

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2022年5月 8日 (日)

オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ 南房総 2022年春(ダイジェスト版)

 

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オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。

 

半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。

建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。

ユニークなお風呂が5箇所ありますが、4箇所は4番目から7番目の建物にそれぞれ、残りの1箇所は温泉露天風呂なので庭園の隅にあります。建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。

全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。

今回、部屋は7番目の建物でした。ジロフレ(giroflée )という名前がついていました。ニオイアラセイトウという花の名前で、花言葉は尊厳だそうです。部屋のキーホルダーは、開高 健らしくおさかなです。1〜2名用の1階ツインルームですので部屋は広くはありません。南仏の田舎にあるプティホテルをイメージしているそうです。開業以来40年も経っているのでさすがに古さを感じるところもあります。カーテンやベッドカバーの柄はあまり今風ではないと思いました。

 
  
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夕  食
 
   
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朝  食

  

食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。

オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。

 

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April 2022  Auberge OPA Village,  Southern Boso Peninsula Japan,  iPhone SE

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2022年4月19日 (火)

ホテル オークラ( The Okura Tokyo )

 

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神谷町に来たついでに、新型コロナ以来、実に久しぶりに都心のホテルに立寄ってみました。

ホテル オークラ! 2015年8月31日に閉館、2019年9月12日にリニューアルオープンしましたが、名前も「ホテルオークラ東京」から「The Okura Tokyo」へと変わりました。もちろん建物は中層の建物から、「オークラ プレステージタワー」と「オークラ ヘリテージウイング」の2棟へとなりました。

最初に立ち寄る場合は「プレステージタワー」の方だと思います。外観は超高層ビルですが、中に一歩踏み込んだロビー(5階)は旧本館ロビーそのものを思わせる雰囲気です。「オークラ・ランターン」(照明装置)もLED照明で復活です。そもそもオークラは「日本の美」をテーマにしており、壁面装飾には「大倉集古館」に収蔵されている国宝「古今和歌集序」の唐紙や、京都西本願寺に伝わる国宝 平安時代の和歌帖「三十六人家集」がモチーフにされたりしています。

ところで、ランチをと思っても、お手軽に食べられるのはオールデイダイニングのオーキッドだけです。ホテルのラウンジ付近にあるカフェでちょっと軽食を食べるというのは、最近の新しいホテルでは少なくなっているようです。オールデイダイニングですので、ブッフェ・コースメニュー・グランドメニュー・カフェ・ランチメニューとなんでもありです。

今回は、立ち寄りなのでとりあえずお手軽な?「オーキッドランチ」です。前菜 + メイン + パン/ライス + コーヒー/紅茶のセットメニューを頼みました。前菜はサラダ・サーモンなど、メインは「フィレポークのチーズのせカツレツ」です。チーズがのったカツレツはあまり食べたことがありませんでしたが、ソースも含めてホテルらしい味わいでした。ライスは、ご飯の量が非常に多くてびっくりです。男性向けですね。この日は休日でしたので、ここも大賑わいでしたが、その中でHappy birthday to you ・・・・・・の重厚な歌声が何度も響き渡り、ロビーに溢れる結婚式参列者の多さにも驚きながら、新型コロナのくびきから少しづつ解き放たれつつあるのかなあと思いました。

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撮影機材  SONY RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0, iPhone SE

 

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2021年12月 5日 (日)

八ヶ岳高原ロッジ・ヒュッテ・音楽堂 2021初冬

 

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1970年代後半から1990年代初頭のバブル崩壊までの期間、非常に人気の高かった八ヶ岳の東側山麓(八ヶ岳高原海ノ口自然郷)や南東側山麓(清里高原)に、ちょっと出かけてみました。

 

八ヶ岳高原ロッジ付近は標高1500mですので、すでに雪があちらこちらに残り、道路の一部は凍結しており、もう初冬の趣でした。多少の勘違いもあり、この季節はクローズしている日が多かったでした(苦笑)。でも、外観だけでも十分楽しめました。

 

ロッジは宿泊棟とレストラン棟(結婚式場)の2棟のようです。外観からは月日の経過を感じました。ロッジの周辺には、いろいろな演奏団体の来郷演奏記念の立札があります。ロッジから雪の散策路を歩いて、小さな谷を越えてヒュッテ・音楽堂を往復しました。ヒュッテには誰もいなくて、独り占めです(笑)。音楽堂では工事?の後片付け中でした。樹間に富士山が見ていました。音楽堂の壁面は本当に大きな窓ガラスで囲まれていますが、ガラスが反射して内部は見難いです。一度ここの演奏会に来て、ロッジに泊まってみたいと思いました。

(全文・全画像はこちらへ)

 

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撮影機材 CONTAX645, Phase One P30+, Distagon T* 55 mm F3.5, Zonnar T* 140 mm F2.8

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