回顧録:ロンドン 1995夏 / Memoirs : London, summer 1995
コロナ禍で当分海外には行けないと思いながら、古い写真をデジタル化しています。
ロンドンに出かけたのは1995年8月。
当時は1990年前後のバブル景気が崩壊して、90年代を通じて、地価や住宅価格下落、企業の不良債権拡大、大手金融機関の破綻、ゼネコン問題、日本の格付け引き下げ、日本企業の海外事業からの撤退などがありました。また、旅行の前年の1994年には阪神淡路大震災が発生と、けっして良い状態ではありませんでしたが、行ける時に行っておいた方が良かったと、このコロナ禍の下で改めて思いました。
海外旅行の立場からは、当時空前の円高(1ドルが80円を切る)で1ポンドが約155円と、現地では助かりました。
今見直すと、ロンドンでは見事なほどありきたりの観光地に行っていました(笑)。
ロンドンとパリ、同じヨーロッパと言っても街の様子が全く違います。パリは整然とした古風なヨーロッパの街並みですが、ロンドンは新旧の建物・街並みが雑然としており、ある意味で東京とよく似ています。思い出をキーワード的に挙げると、次のようになります。
・テムズ川 (River Thames)、ウエストミンスター橋 (Westminster Bridge)、ビックベン (Big Ben)、国会議事堂 (House of Parliament)、ダウニング街 (No.10 Downing Street)(首相官邸)。
・ロンドン塔 (THE TOWER OF LONDON) ;監獄そして歴史に名を残す著名な人々が処刑・暗殺された暗いイメージですが、実際は現在も「女王(国王)陛下のロンドン塔の宮殿および要塞」。宝物館 (Jewel House)が素晴らしい。
・タワー・ブリッジ (Tower Bridge)
・バッキンガム宮殿 (BUCKINGHAM PALACE);流石に世界の観光地!入場時間までウエストミンスター寺院 (Westminster Abbey)で時間調整。宮殿は豪華なインテリアと調度品で素晴らしいが、人が多かったためかあまり印象に残らず。ショップでイヤープレートを買う。
・どこでもツーショット;エジンバラでもそうでしたが、ここロンドンでもツーショット(笑)。ロンドン塔の衛兵さん、通称ビーフィーター (Beefeater、牛食い)、正式にはヨーマン・ウォーダーズ (The Yeomen Warders)と。ダウニング街にある騎馬衛兵本部のホースガード(Horse Guards、近衛兵)と。日本ではなかなかお目にかかれないおもてなし!
・トラファルガー広場 (Trafalgar Square)、ネルソン提督記念碑、ピカデリーサーカス (Piccadilly Circus)、リージェントストリート (Regent Street)、セビル・ロー (Savile Row); お買物とウインドショッピング
・シャーロックホームズ博物館 (SHERLOCK HOLMES MEMORABILIA) 、ベーカーストリート (Baker Street)
・ハイドパーク (Hyde Park)、リージェントパーク (The Regent's Park)、クイーン・メアリーズ・ガーデン (Queen Mary's Rose Gardens); ロンドンの薔薇を堪能します。
・プラザ・オン・ハイドパーク・ホテル (PLAZA ON HYDE PARK HOTEL); ホテル選びはちょっと失敗。街中のレストランも期待外れが多い。
London, August 1995, Nikon F4 Ai AF Nikkor 35mm F2D Ai AF Nikkor 85mm F1.8D, FujiColor Gold 400 Kodak EKTAR25, Film Sanner EPSON F3200(フィルムスキャン時、Fujiは全て褪色補正、EKTARは一部補正)
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