<movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(8)~ 双六小屋から、鏡平山荘をへて、わさび平小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (8) ; from SugorokuHuute to Wasabidaira Huute
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双六小屋から、鏡平山荘をへて、わさび平小屋へ (from SugorokuHuute to Wasabidaira Huute)
双六小屋、ここはまさに交通の要衝! 新穂高温泉から登ってくると、1)ここ止まりで、双六岳に登って天空の滑走路を楽しむのも良し、2)三俣蓮華岳から三俣山荘まで足を伸ばす、3)さらに足を伸ばして水晶小屋・水晶岳、あるいは裏銀座方面や黒部方面まで行く、4) 三俣蓮華岳から黒部五郎小舎・黒部五郎岳まで目指す、さらに太郎平、折立まで行く、5)西鎌尾根から槍ヶ岳に登り、上高地に降りるなど、さまざまなコースが考えられます。ここまで来ると、各地の高校山岳部の生徒さんも大勢見かけるし、行き交う登山者も多く、頻繁にご挨拶をします。
ちょっと可笑しいのは、こちらの山小屋で買ったTシャツを(たまたま)着て到着すると、受付で開口一番、Tシャツ! ありがとうございます・・・・、と受付のスタッフが嬉しそうに言ってくれることです。アットホームな感じでいいんでしょうね。
双六小屋はまさに双六小屋グループの”旗艦店”です。一番の驚きはトイレです。トイレットペーパーがふつうに流せる水洗トイレです!! ほとんど普段の日常生活の感覚で山小屋を過ごせます。どのような処理をしているのでしょうか。小屋の後に巨大な金属製の設備がありますが、これが処理装置でしょうか?
水は豊富なので、もちろん飲料水は無料で使い放題。バッテリー充電は無料ですが、コンセントがやや少ない感じです。ストーブのある乾燥室で本当に助かります。更衣室もあり。衛星公衆電話があります。docomoは、小屋の前で不安定ながらも電波が入りますので、メールは可能です。KDDIの「山小屋Wifi」の案内もありました。相部屋も特に変わらず、ふつうに過ごせました。
夕食は大盛りの天麩羅です。双六小屋グループでは連泊の割引はなく、夕食メニューが変わります。食堂が昨年までの畳から、真新しいテーブル・椅子へ改装されていました。人いきれで暑かったでした(笑)。
今年は、「ジャパン・トランス・アルプス・レース」(JTAR)の開催年で、あと数日でスタートでした。ここも黒部五郎小舎と同じようにレースのコース(~三俣蓮華岳〜中道~双六小屋~西鎌尾根~槍ヶ岳~)になっているので、スタッフの方に山小屋として何かイベントがあるのかどうか伺ってみました。同じく、トップグループの通過は夜であることが多いので、特にイベントの予定は無いとのことでした。今年のレースを見ると、先頭集団は黒部五郎小舎を夕方、双六小屋を21時ごろ通過していましたので、翌日の昼間でも選手たちの応援はできたようです。
小屋の前からは鷲羽岳が大きく見えています。鞍部にある小屋ですから、稜線で見るような日の出や日没は期待できません。
縦走も最終段階です。双六小屋から双六池を横目に見ながら、最後の登りにかかります。この日の朝も、盆休みを直前に控えた双六小屋への荷上げが急ピッチで進んでいるようで、小屋からおおよそ登り切った稜線からクロユリベンチ付近にかけて、ヘリの往復を4〜5回見ることになります。毎回飛行コースが変わるようで、突然現れて頭上を飛んでいったり、谷の中を飛んでいったり、運よく目の前を飛んでくれたり、毎回爆音に振り回されました(笑)。
クロユリベンチを含む稜線部、花見平のお花畑(今年も雪田は消失)、弓折乗越など、高山植物はもう終わっているというか、あまり咲いていませんでした。
鏡平山荘到着です。味噌ラーメンやかき揚げうどんを食べたいなと思いながらも、時間が中途半端でかき氷と携行食の余りを食べて、トイレをお借りして終わってしまいます。鏡池から見える槍・穂高連峰もすっかり雲の中です。途中いくつもの涸れ沢を通り過ぎながら、熊の踊り場、シシウドヶ原、イタドリヶ原、チボ岩、チチブ沢と来ます。熊さんにも遭遇せずに無事通過です。シシウドヶ原やイタドリヶ原まで来ると、日陰がないことと、標高がかなり下がってきているので、下界の暑さをかなり感じてくるようになります。チチブ沢の水で、顔や腕を冷やして、最後の下りに出発です。西穂高方面も相変わらず雲の中です。
小池新道入口に到着、ブナの森を歩いてわさび平小屋に到着です。到着してまずやるべきことは、docomoが圏外なので衛星公衆電話で下山の連絡をすること、お風呂に入ることです。その後は、外のテラスでビールを飲んだり、携行食の余りを食べたり、山行日記の書き忘れを、書き加えたりします。流水で冷やされているトマト・きゅうり・スイカ・バナナ・オレンジなどを見て回ります。通り過ぎる人が皆、今年は少ないね! と言いながら流水でくるくる回る様子を眺めています。下山して緊張感が解けたためか、疲労感や筋肉痛を少しづつ感じています。
翌朝ものんびりと荷物整理をして、テラスのベンチで時間調整です。盆休みが迫る中、登山者が急増しているようです。この夏の山行も無事に終わりました。
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双六小屋から、鏡平山荘をへて、わさび平小屋へ (from SugorokuHuute to Wasabidaira Huute)
August 2024 from SugorokuHuute to Wasabidaira Huute Japan Alps, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. and iPhone 13
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