石山寺 1992年GW 回顧録 ~ 大河ドラマ「光る君へ」 (26)いけにえの姫
人気沸騰のNHK 大河ドラマ「光る君へ」。我が家でも戦国ものや幕末ものにはすっかり飽きてもう見ていませんが、一昨年の「鎌倉殿の13人」に続いて今年の「光る君へ」にはすっかりハマってしまっています。先日の第26回「いけにえの姫」では石山寺が2回目の登場で最後が予想外の展開となりました(笑)。石山寺は昔行ったことがあるので、古いネガを探して、大河に便乗してちょっと回顧録を書いてみました(笑)。
東京から2泊3日で出かけたのは1992年のGW。1日目は主に彦根城、2日目は園城寺(三井寺)、弘文天皇陵、石山寺など、3日目は日吉大社、西教寺(明智光秀の墓所)などの坂本を訪れていました。
石山寺のポイントとしては、(1) 創建が奈良時代と古い(747年聖武天皇勅願による)、(2) 平安時代には貴族の間で石山詣が流行、(3) 紫式部の源氏物語誕生の地と言われる伝承、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」と呼ばれる、(4) 西国三十三所観音霊場の第十三番札所で真言宗のお寺、(5) 境内に四季折々の花が咲き誇ることから「花の寺」とも呼ばれる。
妻からは紫式部で有名なお寺!と言われて出かけていきました。その頃は、京都にはお寺がたくさんあるのに、なんでこの近江まで? と不思議に思いましたが、当時西暦1000年ごろに平安京にあった主なお寺は東寺、西寺、清水寺、大覚寺、そして比叡山延暦寺くらいだったようです。1泊2日で物見遊山(観光旅行)?で行くようなお寺はあまり無かったのかもしれませんね。
5月のGWでしたので、境内は新緑とツツジが咲き乱れて綺麗でした。立派な山門、参道のツツジ、紫式部源氏の間(本堂)、鐘楼など、午後約1時間半見てきた記憶があります。その後は、瀬田川に面した青柳亭というお店で小休止しています。当時は、将来インターネットなどというものが身近になって自分でこのようなウェブサイトを作るなどとは夢にも思っていなかったので、旅行の写真は全て人物が入ったスナップ写真ばかり。ブログにはすごく使いにくい画像ばかり(笑)
ところで以前(2020, 2021年)、NHKの夜のドラマ枠で「いいね!光源氏くん」(シーズン1、2)が放送されていました。原作があったんですね、「えすとえむ」による日本の漫画作品だそうです。このドラマ、最初はこれ何!? と思ったのですが、毎回抱腹絶倒でこれまたハマってしまいました。女性の主人公は、今話題のNHK朝ドラ「虎に翼」の主人公 伊藤沙莉さん。来年あたり、「いいね!光源氏くん」(シーズン3)あたりがないのかな? と密かに期待しています。この時もNHKで源氏物語のドラマ化ってあるのだろかと思いましたが、「光る君へ」の伏線などになっているのでしょうか。
石山寺が所蔵する国重要文化財の「石山寺縁起絵巻」第4巻(室町時代)によると、紫式部は石山寺に7日間こもり(参籠)、源氏物語の着想を得たとされています。「光る君へ」でもそれに合わせて3回目の石山詣があるのでしょうね。後半の進展を楽しみにしましょう。
Ishiyama Temple Japan, May 1992, Nikon F4, Fuji Color HG 100, Kodak Extar 25
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