2022年3月26日 (土)

バッハ・コレギウム・ジャパン (2022.03)

J.S. バッハは1685年3月21日の生まれで、今年337回目のお誕生日となります(笑)。かねがね、この誕生日に合わせて演奏会を行いたいと思っていたそうで、今回ようやくその願いが叶ったので、タイトルはまさに「バッハの誕生日を祝って」です。

前半は2台、3台のチェンバロ協奏曲(鈴木雅明さん、鈴木優人さん、そして客演の東京芸術大学教授・大塚直哉さんの豪華メンバー)。本来は4台のチェンバロ協奏曲も予定プログラムにあったそうですが・・・。後半は、プレリュードとフーガ(鈴木優人さんオルガン独奏)とカンターターです。祝祭にふさわしい華やかな曲ばかりでした。このプレリュードとフーガ、曲の最後の方で、多分ペダルだけで演奏しているのだと思いますが、重低音の素晴らしい響きに圧倒されました。大塚直哉さんもソリストとしてまた通奏低音として出ずっぱりでした。以前、NHK FM 古楽の楽しみで、大塚直哉さんと鈴木優人さんの対談がありましたが、なかなか興味深いお話でした。

最後は人々の平和を祈って、有名なカンタータBWV147番から終曲のコラール(合唱)が、久しぶりのアンコールとして演奏されました。

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2022年2月27日 (日)

バッハ・コレギウム・ジャパン (2022.02)

モーツァルトの宗教音楽というと、映画「アマデウス」にも出てくる有名な曲「ラクリモサ(涙の日)」(レクイエムニ短調より)、美しい合唱曲のアヴェ・ヴェルム・コルプス、そしてちょっと難解ですがミサ曲ハ単調などがあります。

今回は、「第一戒律の責務」と「戴冠ミサ曲 ハ長調」です。

「第一戒律の責務」! 曲名を見ただけで腰が引けてしまうような感じですが、これは「宗教的歌芝居」と題された楽曲で、「マルコによる福音書」にあるキリストの教えの一節を題材とした教訓劇だそうです。「第一戒律の責務」は3部構成で、作曲家は、第1部がモーツァルト、第2部が有名なハイドンの弟さん、第3部が当時ザルツブルグで有名な音楽家の3人でした。1767年3月に日にちを変えてそれぞれ上演されて、4月にモーツァルトの第1部のみが再演されました。第2部、第3部の楽譜は残っていないそうです。

これはモーツァルト11歳の時の作品で、約90分の大曲です!! 滅多に演奏されない曲のようですが、この日は5人のソリストとオーケストラで演奏されました。素人の印象ですが、とにかく元気! 音楽的にも飽きずに90分間楽しめました(笑)。西洋の宗教音楽というと、どうしてもキリストの磔刑に至る苦行が中心となるので、なんとなく暗い、陰気臭いイメージが大きいのですが、どうしてどうしてそんなことは無いですね。「戴冠ミサ曲」も同様に良かったでした。BCJに感謝です。

 

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2021年12月21日 (火)

パリ・ノートルダム寺院のクリスマス(Compact Disc)

 

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パリの有名なノートルダム大聖堂が火災で焼け落ちたのは2019年4月、最近日本ではあまり報道されていませんが、もう2年以上も経っていました。この秋に「BS世界のドキュメンタリー」というテレビ番組で、フランス製作による大聖堂の保全・再建プロジェクトの現状を紹介していました。

 

ところで、「ノートルダム寺院のクリスマス ~天使たちのグレゴリオ聖歌」というCDがあります。1973年のノエル(クリスマス)の深夜に行われたミサの録音を、1994年に日本でも発売されたものです。CDのケースには大聖堂の美しい写真も付いています。ノートルダム寺院聖歌隊が歌っており、キリスト教徒でもない私でも聞いたことがある曲が何曲かあり、透明感のある静かな歌声がしんみりと来ます。

 

私もノートルダム寺院に行った際には、狭い急な階段を息を切らしながら登ってかなり高い場所からパリ市内を眺めたりと、いろいろな思い出があります。予想にもしない大火災で焼け落ちてしまった大聖堂、このCDを眺めたり聞いたりすると、昔の思い出に浸ることができます。

(全画像はこちらへ)

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2021年12月 1日 (水)

バッハ・コレギウム・ジャパン (2021.11)


 
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年末のバッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会です。

 
演奏会場周辺では華やかなクリスマスの飾りやイルミネーションが施され、秋以来の新型コロナ感染症感染者の激減状態がまだ続いているためか、なんとなく華やかでのんびりした雰囲気です。

キリスト教の1年は教会暦と呼ばれる暦によります。教会暦の二大イベントは降誕祭と復活祭です。降誕祭は12月下旬のクリスマス、復活祭(イースター)は4月、受難節に相当します。降誕祭の前に、1年の始まりとなる待降節がありますが、待降節はラテン語の待つに由来し、キリストが来りつつあることを意味しているそうです。今回の定期演奏会(鈴木優人指揮)では、待降節から降誕祭に至るJ.S.バッハの名曲が選ばれ、クリスマス・オラトリオも演奏されました。

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2021年11月 5日 (金)

サントリーホールへちょっと寄り道しながら

 

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久しぶりに東京赤坂のサントリーホールの演奏会に出かけました。


今回はちょっと時間があったので、このホテルの手前の道(溜池山王から)を入って、アークヒルズの南側の道を歩いて、アークヒルズ・フォーシーズンズ・ガーデン(ホテルのような名前で紛らわしい;笑)を経由してホールに到着です。

 

サントリーホール! ホールのエントランス上部には有名なパイプオルゴールが仕込まれ、正午と開場時に音楽を奏でています。コンサート開場時にはクレマン・ジャヌカン作曲「恋の手習い」、昼の12時には鈴木隆太作曲「神のめぐみは」(演奏はいずれも鈴木隆太さん)が流れる(流れていた?)そうですが、このメロディーにはどれくらいの種類があるのかといつも思います。サントリーホール30周年(2016年)を記念して、(いつも定期演奏会に行く)バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木優人さん(指揮者・オルガニスト)に新曲を委嘱したそうですが、知らなかったのでちょっとびっくりでした。

 

サントリーホールは、1986年オープンした東京初のクラシック音楽コンサート専用設計ホールです。大ホールは舞台後方にも客席があるヴィンヤード型コンサートホールです。ステージのほぼ真横で演奏者の表情や楽譜が間近に見える2階のLB,RB付近の席がお気に入りです。今回はお目当てのCDも買えて、演奏会にも満足して帰ってきました。

(全文・全画像はこちらへ)

 

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撮影機材 SONY RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0

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2021年4月 9日 (金)

バッハ・コレギウム・ジャパン(2021.4.2 聖金曜日)

 
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昨年2020年は、クラシック音楽の世界では、世界的にも「ベートーヴェン生誕250周年記念」で大きく盛り上がるはずでした。こちらのバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)も創立30周年記念で、本来は様々なイベントを企画されていたのだと思うのですが、新型コロナ感染症で定期演奏会はスケジュールを変更しながらもなんとかすべてを完了させました。私も感染の不安を覚えながらも、結局毎回通うことになりました。

バッハ・コレギウム・ジャパン、直近の4月の定期演奏会は恒例のマタイ受難曲(鈴木優人指揮)、その前の2月はヨハネ受難曲(鈴木雅明指揮)です。2018年秋の定期公演会から鈴木優人氏がBCJの首席指揮者に就任し、鈴木雅明氏(父)と鈴木優人氏(子)が交代で指揮をされています。

鈴木優人氏による定期公演会のマタイ受難曲指揮は初めてだと思います。
演奏形式としてはオーケストラも合唱団も左右に分かれて2編成、ソリストが8名といった構成です。
オケも歌い手も全員で一緒に演奏する場面、オケと合唱団が2つに分かれて独立して演奏する場合、ソリストとオケの組合わせ、ソリストと様々な楽器のソロ演奏の組合わせなど、演奏形態のバリエーションが豊富です。特にソロの歌い手と器楽のソロ演奏の組合わせが楽しいです。

 

今回は、特に2019年マルク・ガルニエ(オルガン製作者のお名前)製の通奏低音オルガンを使用です。
2019年のマタイ受難曲で初お目見えした、通奏低音用で、運搬可能な範囲での大型のオルガンです。可搬型といっても高さが約3mとのことで、そのままではトラックに乗らないようで、解体・組み立て・調整が毎回必要とのことで、たいへんなことのようです。さすがに、ふつうのオルガンに比べてしっかり音が聞こえていました。チェンバロ・パイプオルガンなどの演奏家である大塚直哉氏が演奏していました。

チェンバロは指揮者の鈴木優人氏が演奏。チェンバロのパートはそれほど多くはないとはいえ、チェンバロの前で立ったり座ったり忙しいです。
海外からのソリストが来れない現在、今回の目玉はソプラノの森 摩季さんです。BCJにもよく出演されています。

 

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父子でどんな感じで演奏が違うのだろうか? 私のレベルでは仔細は良くわかりませんが、一点だけはっきりと違いました。

「終曲 第68曲 合唱(安らかに憩い給え) ~(歌詞)・・・・・・、ここでこそわが両の眼もこよなく満ち足りて眠りにつかん。」 
で、約3時間の演奏が終わるのですが、雅明氏(父)はピアニッシモで消え入るように終わっていき長い静寂がありました。一方、優人氏(子)はふつうに終わっていたように思います。

全般的には、ある意味当然ながら、鈴木優人氏は同世代・若い世代の演奏家を積極的に招聘しているように思います。今日のオルガンの大塚直哉氏、ヘンデルの歌劇リナウド(2020.11)でのカウンターテナー藤木大地氏などです。お二人とも優人氏とは旧知の仲です。また、可能な範囲で自身の編曲を入れたり、即興演奏を入れたといった、ところでしょうか。もちろん、若いだけあって毎回エネルギッシュな指揮です。最近は、あちらこちらのオケに指揮者として招聘されバッハ以外の指揮も精力的にこなしたり、オルガンによるバロックから現代までの宗教曲を演奏したり、まさに大活躍ですが過労死しないかと心配になるくらいです。

 

 
バッハ・コレギウム・ジャパンの一年はマタイ受難曲で始まります。
受難曲はイエスがどのような経緯で十字架の上で死を迎えたのかを描いていますが、新約聖書におさめられた福音書記者による四つの福音書(イエス・キリストの言行録)の中の、マタイによる福音書、ヨハネによる福音書に基づいています。

J.S.バッハの場合、マタイ受難曲とヨハネ受難曲では福音書から引用しているテキストが違うために、出来上がった楽曲として、マタイ受難曲は有名なアリアが連続して華やかに(瞑想的)、一方、ヨハネ受難曲は冒頭から異常な緊張感を強いる、地味で難解(動的・峻厳的)といったイメージにあるようです。2月(ヨハネ受難曲)の鈴木雅明氏のお話では、2020年春からのヨーロッパ・ツアーがヨーロッパでのコロナ感染の第一波とまともにぶつかってしまい、時々刻々と変わる欧州の状況、演奏会のスケジュール変更や中止の状況が、たいへんな緊迫感を持って語られました。最後に、帰国直前、ドイツのケルンで演奏会中止の代わりに奇跡的に可能となったヨハネ受難曲の無観客ライブ配信(+レコーディング)が、パンデミックによる息詰まるような緊張感とヨハネ受難曲の音楽的緊張感と相まった中で行われたそうです。

 

 
春の”受難曲”シーズンはイースター(復活祭)に対応しています。春のイースター(復活祭)は十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶するキリスト教において最も重要な祭です。多くの教会で特別な礼拝(典礼・奉神礼)が行われます。「復活祭」という言葉は、ユダヤ教の「過越(すぎこし)の祭り」を表す「ペサハ」というヘブライ語の言葉から来ており、キリスト教の復活祭が旧約聖書時代の「過越の祭り」を雛形とした祝い日であることを示しています。

日本でもイースターはクリスマス、バレンタインデー、ハロウィンに続く第4のイベントとして注目を集めています。伸び悩みのバレンタインデー、落ち目のホワイデーに代わって、ハロウィーンに続く大きな商機が期待されているそうですが、日本では卒業式・入学式、お花見と忙しい季節です。

イースターでは誕生や復活をイメージする”卵”や、多産・繁栄の象徴である”うさぎ”をモチーフにした装飾で部屋を色鮮やかにして家族で食卓を囲むそうです。卵を使った料理を食べたり、卵の殻に絵を描いた「イースターエッグ」を飾ったり、卵を探すゲーム「エッグハント」などがあるそうです。

 

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2021年2月 7日 (日)

回顧録:佐賀県・有田 1994冬

 

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佐賀での所用のついでに滞在を一日延ばして有田まで足を伸ばしました。


数少ない列車を乗り継いてようやく山間部の町、有田に到着です。
どんよりと曇った真冬の寒さの中、駅に降り立ちます。
町にはほとんど人通りもなく、気がつくとクローズしているお店がほとんどです。
今日は、祝日! オフシーズンでまさかみんなお休み?
気を取り直して、とりあえず陶山神社まで行って見ます。陶祖 李参平碑や全て磁器製の大鳥居・狛犬などに驚き。

 

わずかに開いているお店を見つけて、ちょっと入ってみます。店主の方曰く、本当に良いものはみんな東京や大阪に行ってしまい、地元の店にはあまり残っていないんです。でも、せっかく東京から来られているので、少しお安くしますよ。と言われて買ったのが、源右衛門窯 染付茄子図 刺身鉢(5枚組)。この茄子の図柄がたいへん気に入ってしまい、東京でまた染濃茄子絵 飯碗を買ってしまいました。もう廃番になっているようなので、毎日大事に使っています。

(全画像はこちらへ)

撮影機材 New Mamiya 6 MF/ G75mm F3.5L, Fuji REALA, EPSON F3200(褪色補正済み)、
CONTAX645 PhaseOne P30+ Apo Macro Planar T* 120mm F4

 

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2020年3月 3日 (火)

日本音楽コンクール受賞者発表演奏会 2020

 

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今年も、昨年秋に行われた日本音楽コンクールの優勝者演奏会に行ってきました。
今回はコンクール・ファイナルに出かけようと思いましたが、出遅れてチケットが買えませんでした。

ピアノの優勝者は高校3年生(飛び級で現在大学生)。写真で見るとまだ子供っぽいところもありますが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のステージを見るともう堂々たる大人の音楽家!ちなみに2年前の優勝者は高校2年生で、彼が最年少優勝者だそうです。

一風変わっていたのは、作曲部門で演奏された中の2組のパーカッション。通常の楽器に加えて、水を入れた桶と柄杓、多数の石ころ、丸い石を吊るし柿風に組んだものなど、最初見た時は笑ってしまいました。まさに現代曲で難解です。

東京オペラシティコンサートホールで開催ですが、新型コロナウイルスの影響か、昨年に比べてかなり空席が目立ちました。そんな中、熱い演奏が続いて盛り上がり、若き音楽家の皆さんに期待が膨らみました。

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2020年1月 8日 (水)

特別公開「高御座と御帳台」

 


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左 高御座(たかみくら;天皇)、右 御帳台(みちょうだい;皇后)

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左 高御座(たかみくら;天皇)、右 御帳台(みちょうだい;皇后)

 


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高御座(たかみくら;天皇) いちばん上の鳳凰に加えて周囲にも鳳凰が並ぶ。鏡?がぐるりと並ぶ。

 


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御帳台(みちょうだい;皇后) 鳳凰はいちばん上のみ、装飾も簡素。鳳凰の顔や尾羽の形が違う。

 

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裏側

 

上野の東京国立博物館で、年末から短期間ですが行なわれている「高御座と御帳台」の特別公開に出かけてきました。それなりの時間、並ぶことになりましたが、大嘗宮の一般参観ほどではなかったでした。

ガラス越しでやや遠目に見る感じでしたが、テレビで見るのとはまた違った感じです。やはり大きい!展示できる場所が限られますね。
仔細に見ると高御座(たかみくら;天皇)と御帳台(みちょうだい;皇后)は大きさだけでなく鳳凰などの装飾品も随分と違っていて、即位式では放送されない高御座と御帳台の裏側もしっかりと見えます。細部を見るためには双眼鏡(オペラグラス)を持って行った方がよかったかもしれません。即位式での装束なども一部展示されていました。

 

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無料公開ですが、通常の展示は当然見れないほか、ミュージアムショップやレストランは利用できません。地下のトイレは利用可能です。

内閣府、宮内庁、東京国立博物館の三者主催になっていますが、印刷物によって主催者の順番が違っていたり、そもそも内閣府が名前を連ねていたり、いろいろと難しそうです。

 

☆ こちらも併せてどうぞ 〜 タンブラー(tumblr) への浮気! ☆ 

tumblr(タンブラー)とはマイクロブログサービス(TwitterなどのSNS〜ブログの中間のサービス)。記事は画像・タイトル・テキスト本文・タグ(キーワード検索)の順に配列。画像をクリックすると拡大された画像一覧が左右に並んで、左右の画像クリックにより順次閲覧。画像のキャプションが入る場合もあります。「ARCHIVE」クリックでサムネイル画像により記事一覧表示。ブログの持つ多機能性はありませんが、画像の劣化が少ないのが気に入っています。

撮影機材 SONY RX1R, Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0

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2019年11月29日 (金)

バッハコレギウムジャパン (2019.11)

 

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今回は、鈴木優人氏の指揮で、それも珍しく器楽曲だけでした。つまり、ブランデンブルグ協奏曲全曲演奏です。ポピュラーな曲のためか、満席に近かったように思えました。

 
今でこそブランデンブルグ協奏曲はJ.S.バッハの代表的かつたいへん人気のある楽曲ですが、長らく忘れられた存在だったそうで、20世紀に入ってから見出された曲だそうです。

古楽器演奏であることや鈴木優人氏の解説も含めて、ちょっと新しい”発見”がありました(笑)。ふだんあまり聞きなれない弦楽器がたくさん出てきました。また、レコードやCDで聞いていると、演奏する楽団の名前しか出てこないのでイメージできていなかったのですが、非常に少人数で演奏しているのに驚きました。

 

第1番 ヴィオリーノ・ピッコロと呼ぶ小型のヴァイオリンが登場。弦楽器・管楽器(コルノ・ダ・カッチャと呼ばれる”ホルン”も)+チェンバロで、総勢13名の”大編成”。

 
第6番 ヴィオラ・ダ・ブラッチョと呼ばれる”ビオラ”が主役。中低音のみの弦楽器(ヴァイオリンがない!)+チェンバロで、総勢でたった7名。

 
第2番 管楽器・弦楽器+チェンバロで、総勢10名。トランペットと言っても小型のホルンのような形をした小さなトランペットで、超絶技巧が求めらる華やかなソロパート。

 
第4番 弦楽器・管楽器(縦笛のリコーダーが登場)+チェンバロで、総勢9名。リコーダーも活躍しますが、どちらかというとヴァイオリン協奏曲。

 
第5番 チェンバロによる長大なカデンツァを含む一番有名なブランデンブルグ協奏曲ですが、たったの7名で演奏。弦楽器・管楽器(横笛のフラウト・トラヴェルソが登場)+チェンバロですが、これはもうチェンバロ協奏曲。チェンバロ演奏はもちろん鈴木優人氏。


第3番 弦楽器+チェンバロのシンプルな構成。総勢11名の”大編成”。ソロパートはなくて(?)、弦楽合奏が主。

 

ちなみに「ブランデンブルグ」はブランデンブルグ辺境伯(神聖ローマ帝国)のこと。現在のドイツ・ブランデンブルク州の大部分とベルリン、その他を領有していたそうで、ドイツ(プロイセン王国)の中核部に当たりますので、僻地という意味での”辺境”ではないのかもしれません。(あるいは、ローマから見て辺境なのでしょうか?)

 

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