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2016年5月26日 (木)

横山厚夫「登山読本」とカメラガイド

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 青春時代、カメラを始めた頃、思い出深い本があります。
それは
横山厚夫:登山読本、山と渓谷社、昭和48年3月 第5刷、380円 (初版 昭和41年)
横山厚夫:新版 登山読本、山と渓谷社、昭和56年4月 第3刷、880円 (初版 昭和54年)
  
 横山厚夫さん、詳しくは存じませんが、日本山岳会会員で編集関係の仕事に携わるとのことで、山岳写真家ではなかったようです。この本に思い出を寄せる人は結構多いようで、ネット検索をすると今でもヒットします。
 
 この2冊の本は、初心者向けの「山行」のガイドブックです。
 最初の本では、「山の記録」の中に「山でとる写真」という節があり、けっこうなページを割いて説明がされています。ちなみに、「山を見る目を養う、よい山の写真のために、どんなカメラでも、とったあとの処理(フィルムとコンタクト、アルバムの編集、カラースライドの整理)、私の撮影、カメラを大切に」、などの項目があります。
 
 この方は写真家ではありませんので、あまり凝ったことは書いていません。
 初版の頃はNikon F,  Nikomat, Asahi Pentax SP, Canon FTなどの時代だったと思います。
 機材よりも見る目を養え、なんでも撮る、整理をきちんと、レンズは35mmと105mmで十分というアドバイスです。繰り返し読みながら、未知の世界への挑戦(登山)とともにカメラについても大きな影響を受けました。
 
F2_21_01_2


F2_24_04_2

 したがって、若い頃は35mmと105mm前後が私の主力レンズとなりました。
 例えば、Nikkor 35/2.8, AF Nikkor 35/2.0を経てDistagon 35/1.4, Distagon 55/3.5(CX645), EOS EF 35/2.0へ、あるいはNikkor 105/2.5, Nikkor 105/1.8, AF Nikkor 85/1.8 あたりでした。
 登山に行っていると当然花の写真をたくさん撮ることになり、マイクロ(マクロ)レンズが必要になります。Nikkor 55/3.5, Nikkor 55/2.8, Planar 60/2.8C, Planar 120/4.0(CX645)などの遍歴を経ます。
 35-105mmクラスのズームレンズを期待しましたが、時代の主流は35-70から28-70、24-70へと広角側に移っていきました。100mm前後の中望遠ズームもあまりなく、本格的なものはそれこそつい最近のSIGMAの50-100/1.8(APS)でしょうか。
 
 年齢とともに趣向も変わりますが、どうもズームレンズにのめり込めないのは、このストイックな本の影響かもしれません。

撮影機材 Nikon F2 Photomic (SB)+Ai 105mm F1.8S+Fuji ネオパン 400, KODAX トライX +EPSON F-3200 (1980年代後半)

 

2015年1月18日 (日)

カメラ回顧録(16)  Nikon F3

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日本光学工業株式会社 1983年ごろのカタログより
 

Dsc_0407_1984121
日本光学工業株式会社 1984年12月1日 カタログより
 
 
Dsc_0395_1980215
日本光学工業株式会社 1980年2月15日 カタログより
 

Dsc_0397_1982121
日本光学工業株式会社 1982年12月1日 カタログより
 

Dsc_0470_1981910
日本光学工業株式会社 1981年9月10日 カタログより
 
 
 ロングセラーを誇ったF3ですが、結局買う機会はありませんでした。カメラはジュージアローのデザインで一新されましたが、露出計の中央部重点測光の感度分布がF2に比べて大幅に変わり、慣れないと非常に使い難いという当初の評判が、頭に染み込んでしまったためかもしれません。





Dsc_0399_1982121
日本光学工業株式会社 1982年12月1日 カタログより
 

Dsc_0401_1982
日本光学工業株式会社 1982年ごろのカタログより
 

Dsc_0551_199735
日本光学工業株式会社 1997年3月5日 カタログより
 
 
 ただしチタンカラーのF3/Tには非常に憧れましたが、販売されている時期には買えず、その後中古で随分と探しましたが販売期間が短かったためもあるのでしょう程度の良い物は無く、結局諦めてしまいました。
 
 
Dsc_0410_1984111
日本光学工業株式会社 1984年11月1日 カタログより
 

 縁の無いF3ですが、F3AF用のAi AF-Nikkor 80mmF2.8Sにはたいへんお世話になりました。F4でも使用したお気に入りのレンズでした。
 
 そんな訳でF3で撮影した写真は無いのですが、実はある写真が手元にあります。それが以下になります。結婚披露宴の写真の一こま、ケーキカットのシーンです。実はいつも懇意にしている写真館のご主人に撮影をお願いしました。ご主人は69判のホースマンVH(?)、息子さんがF3(+50mmF1.4 確か)を持参されました。
 
 F3で出席者のスナップ写真をたくさん撮って頂きました。その中の一こまで、ネガの周辺部に写り込んでいたケーキを拡大しています。記念すべき披露宴が、私には縁の無かったF3で撮られていた事はちょっと皮肉な出来事でした。ちなみに、ホースマンで撮られた二人の写真が長い間写真館に飾られていた事を知ったのは随分とあとのことでした。いろいろとお世話になったこのご主人は、まだ若いといえる年代で残念ながら他界されてしまいました。


Imgb384
 

 
Dsc_0540_199735_2
日本光学工業株式会社 1997年3月5日 カタログより
 

Dsc_0487_200081
日本光学工業株式会社 2000年8月1日 カタログより

 
  
 つい最近たまたま通りかかった中古カメラ店の店頭にNikon F3Pの状態の良い商品が展示されていました。良いな・・・・と思いながらじっと見てしまいましたが、今更フィルムカメラを買ってもと思ってしまいました。
 
撮影機材
Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture
 

2014年9月27日 (土)

カメラ回顧録(15)  Nikon F2 Photomic SB (4-4)

F2_35_02


F2_35_01
1985年頃 江ノ島
NikonF2フォトミックSB+Ai ED 180mm F2.8S+Fujichrome+EPSON F-3200

 
 昔のネガ・ポジを丹念に見ていると、すっかり忘れていたような写真も出てきて懐かしい思い出に浸れます。アフリカまで行った思い出のNikon F2 Photomicです。
 
   
F2_36_01
   
   
F2_36_02


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1989年頃 花あしらい
NikonF2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5+Kodax Ektar 25+EPSON F-3200
この頃コダックの微粒子ネガカラーのエクター25がお気に入りで、随分と使っていました。
 
 
F2_37_01


F2_37_02
1986年頃 テツセン(クレマチス)
NikonF2フォトミックSB+New 35mm F2.8 ?+ Fujicolor 100+EPSON F-3200


F2_38_01
1985年頃 武蔵野
NikonF2フォトミックSB+Ai 105mm F1.8S+ Fujicolor 400+EPSON F-3200
   
(完)
   

2014年9月26日 (金)

カメラ回顧録(15)  Nikon F2 Photomic SB (4-3)

F2_34_01_2



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1989年頃 花あしらい  NikonF2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5+Fujichrome+EPSON F-3200



F2_34_04_2

F2_34_05_2

 
(続く)

2014年9月25日 (木)

カメラ回顧録(15)  Nikon F2 Photomic SB (4-2)

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F2_33_02


F2_33_03
1992年頃 薔薇 
NikonF2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5+Fuji RVP+EPSON F-3200
結婚してから小さな庭で薔薇を育てることになりました。初めの経験でしたが、おもったより簡単で順調に薔薇の苗が増えてきました。もちろん絶好の撮影対象となりました。バラ園ではなかなか思った場所から写真を撮れませんが、自分の庭ならば好きなアングルで自由に撮れるのは大きなメリットです。


F2_33_04


F2_33_05
1992年頃 薔薇とテーブル
NikonF2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5, New 35mm F2.8+ Fujicolor HG400, Kodax Ektar 25+EPSON F-3200
   
(続く)
   

2014年9月23日 (火)

カメラ回顧録(15)  Nikon F2 Photomic SB (4-1)

F2_31_01


F2_31_02


F2_31_03
1989年夏 ルーブル美術館
NikonF2フォトミック+New Micro-Nikkor 55mm F3.5 + Fujicolor 100+EPSON F-3200
仕事でフランスほかを訪れていた時の休日の一こまです。子供の頃教科書や百科事典で見た遠い外国にあるものが、すぐ眼の前にあるというのが、いろいろな意味で感慨深いものがあります。予想外にインパクトが大きかったものとしてはメソポタミアやペルシャの展示でした。


Dsc_0377_1979415

Dsc_0380_1979415
日本光学工業株式会社 1979年4月15日 カタログより (Ai方式)


Dsc_0382_1977325
日本光学工業株式会社 1977年3月25日 カタログより (Ai方式で新発売)

 90年代半ばにNikon F2系一式を手放すときがとうとうやってきました。中古カメラ店の評価は、外観は問題ないけれども、やはり露出計のフォトミックファインダーDP-1(CdS),DP-3(SPD)は経年劣化でだいぶ狂っていますね、という評価でした。メカニカルシャッターの感触は、今でも忘れられません。NIkon Fなどは当時一生ものと言われていましたが、機械部品の経年劣化は如何ともしがたいですね。
 
撮影機材
Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture
 

F2_32_01


  F2_32_02
1988年 トルコキキョウ
NikonF2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5 ?+Kodax Ektar25+EPSON F-3200
 
(続く)
 

2014年7月26日 (土)

カメラ回顧録(14)  Nikon F2 Photomic(SB) (3)

Dsc_0386_1976101
 
 
Dsc_0389_1976101
日本光学工業株式会社 1976年10月1日 カタログより 
 
 フォトミックファインダーDP-3は、受光素子をCdSからSPD(シリコンフォトダイオード)に変更、露出計表示も指針式からLED(発光ダイオード)に変更された結果、応答性や視認性が改良された最新のファインダーでした。
 DP-3は1985年頃中古で見つけ出し買いました。Nikon F2 Photomic SBとして、ちょっと恰好良い思いで最後まで使いました。
 
 
Dsc_0390_2_1976101

撮影機材
Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture
 
 

  
F2_21_01

F2_21_02

F2_21_03
1985年頃 秋の大菩薩峠
Nikon F2フォトミック+Ai 105mm F1.8S+Fuji Neopan 400 +EPSON F-3200
 
 晩秋、雨の大菩薩峠への山行でした。確か35mmと105mmを持参。雨でほとんど写真は撮れず、業を煮やして山梨県小菅村に下山中に晩秋の山中を無理矢理撮りました。この頃は防塵防滴機能も無いのに、雨の中カメラを濡らしながらも(タオルでいつも拭いていましたが)気にしないで平気で使っていました。
 
 
 
F2_22_01
 
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F2_22_03
 
F2_22_04
1985年頃 秋の赤坂 迎賓館界隈
Nikon F2フォトミックSB+New Micro-Nikkor 55mm F3.5ほか? + Ektachrome+EPSON F-3200
 
 迎賓館やその周辺はお気に入りの撮影スポットで何度か行っています。写真の同好会の方々がモデルさんを連れて楽しそうに撮影会をされていたりします。
 
 
 
F2_23_01
 
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1983年11月 福井県三方町
Nikon F2フォトミック + New 35mm F2.8, New Micro-Nikkor 55mm F3.5 ? Kodachrome+EPSON F-3200
 
 晩秋の若狭の海です。Kodachromeの雰囲気にたいへんあっていると思いました。このポジ、細かい黒カビが全面に多数で、修復不能でした。
 魚がとにかく美味しかったのが印象的でした。
 
 
 
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F2_24_03_2
 
F2_24_04_2
1987年冬 長野県五竜遠見
Nikon F2フォトミック(or フォトミックSB) + Ai 105mm F1.8S+KODAX トライX+EPSON F-3200

 昔懐かしい、勤務先の同僚と行った五竜遠見スキー場での写真です。モノクロ写真の珍しさも手伝って、スナップ・ポートレート写真は随分と喜ばれました。Ai 105mm F1.8Sは社内旅行などのポートレートでも大活躍し、御見合い写真に使ってくれた同僚もいました(笑い)。
 
 
 
F2_25_01
1984年頃のNikon F2ほか
New 35mm F2.8, New Micro-Nikkor 55mm F3.5, Auto 105mm F2.5C, Ai 105mm F1.8S, Ai ED 180mm F2.8S
 
この時はまだフォトミックSBファインダーは買っていなかったようです。Ai 105mm F1.8S, Ai ED 180mm F2.8Sは、1981年10月に発売された憧れのレンズでした。まだ慎ましい質素なシステムでした。
 

2014年6月 8日 (日)

カメラ回顧録(13)  Nikon F2 Photomic (2)

Dsc_0369_19741115

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Dsc_0362_19741115
日本光学工業株式会社 1974年11月15日 カタログより
この版から、また普通の表紙カタログに変わりました。
このようなモータードライブが懐かしいですね。


 Canon F1はNikon F, F2に対抗できる初めて機種として鳴り物入りで発表され、カメラ雑誌等マスコミでも最高のカメラと持て囃されました。その後、Nikon vs Canon の特集が雑誌などで繰り返されることになります。

 これは憧れのニコンを買ったユーザーにすると非常なストレスになりました。確かにCanon F1の分厚い赤い表紙のカタログは当時の常識外で非常に立派で内容も洒落ている。ニコンのどちらかというと建て増し式のごてごてしたデザインに対して、直線を基調としたキャノンのデザインは贔屓目に見てもとても美しいし、カタログ写真の撮り方も美しい。今は無き「カメラ毎日」からはいつもレンズの測定データが発表され、キャノンのFDレンズ群を賛辞していました。特にFDレンズはカラー特性が交換レンズすべてで統一されていることが高く評価されていました。Nikkorレンズはそれまでのモノクロフィルム対応で設計されてきたので、数多くの交換レンズに対してすぐにはカラーへの対応は難しかったようです。



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日本光学工業株式会社 1975年10月21日 カタログより



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山梨県南アルプス(1978年8月)、Nikon F2フォトミック+New Zoom 43-86mm F3.5 +Ektachrome(一部 Fujichrome) +EPSON F-3200。

 大井川源流から南アルプス聖岳を目指しましたが天候不良で挫折しました。稜線までの登りと、稜線からの下山が厳しかったでした。一見して退色もしていない奇麗なポジですが、スキャンングして等倍で見ると細かい黒カビが全面にひろがっており、レタッチではとても対応しきれませんでした。
 
 撮影用のレンズは1963年から発売されている有名な元祖標準(ショート)ズームです。
 
Zoom Auto 43-86mm F3.5(1968)
Zoom Auto 43-86mm F3.5 C(1974、多層膜コーティング)
New Zoom 43-86mm F3.5(1976、新設計)
Ai Zoom 43-86mm F3.5(1977、Ai化)
 
の4種類が出ています。
 
 前期ヴァージョンはさすがに画質は褒められたものではありませんでしたが、1976年に発売された後期ヴァージョンは、まあ、望遠側はそこそこの画質と言ったところでした。しかし、当時Canon F-1用に発売された最新鋭の2群ズームによるFD 35-70mmF3.5の圧倒的な画質の前には全く歯が立ちませんでした。

 当時はまだ珍しかった標準ズーム、安価でお手軽に買えたので、私も一時期後期ヴァージョンを所有していました。画質は良くなかったので、お散歩用という感じで、あまりネガ・ポジが残っていません。南アルプス登山には、少しでも機材を減らしたいという事情で、このズームを持参しました。


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NikonF2フォトミック+New Zoom 43-86mm F3.5 +Fujichrome +EPSON F-3200




F2_14_01
TSUKUBA EXPO'85 (1985年8月 つくば科学万博)
Nikon F2フォトミック(or フォトミックSB)+50mm F1.4 or 35mm F2.8 ? +Fujicolor 400 +EPSON F-3200
 
 
F2_14_02
 
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同上 Kodacolor 1000 

   
 我家はあまり万博には興味がありませんでしたが、東京から近い? ということもあり家族で出かけていきました。夜間の暗い条件で家族のスナップやイベントをたくさん撮影した初めての経験ではなかったかと思います。そのために、当時はあまり使用しなかったASA 400, 1000といった高感度フィルムを用意していきました。この時は手持ち撮影で三脚は使用しませんでした。プリントしていろいろ考えた記憶があります。今見直すと、Fujicolor 400が一番まともに撮れているようです。Kodacolor 1000は、当時もプリントしてその粒子の粗さに驚きましたが、フィルムスキャンしても非常に粗いですね(苦笑)。今のデジタルカメラの方が遥かに良いですね。ちなみに、今のフジカラー NATURA 1600って、どの程度写るんだろうか? と思いました。一度テストしてみようかな。


F2_14_04

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同上 Kodacolor 1000
 
 
 カメラと関係ないですが、
当時の新聞やパンフレットが残っていましたが、少々眼に留まったのが、「21世紀の乗り物」という記事です。
 
・HSST(Highspeed Surgface Transport) 磁気浮上式リニアモーターカー 長さ350mを時速30kmで、日本航空+住友電気工業
・ゴンドラリフト(スカイランド) 長さ316m、地上24mを8人乗りゴンドラ40台で
・その他:大観覧車、ビスタライナー(斬新なスタイルのモノレール)、スーパーシャトル(長さ18m、162人乗りの連節バス)、常磐線の万博中央駅など。
 
 リニアはリニア中央新幹線が計画されているし、都市型のゴンドラリフトはロンドンオリンピックでも出来て、2020年の東京オリンピックでも地元からの建設要望が出ているようです。


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同上 Fujicolor 100
 
 
(続く)

撮影機材

Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture
  

2014年5月11日 (日)

カメラ回顧録(12)  Nikon F2 Photomic (1)

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Bp137b_1971

1971年秋 日本光学工業株式会社 カタログより

Nikon F2 新発売時のカタログの表紙は、従前のカタログとはがらりと雰囲気を変えてシルバー一色の地に白の「Nikon F2 Photomic」の文字。下部には、透かし彫りのような凹凸のある刻印でカメラと交換レンズを表現。Canon F1の分厚い赤い表紙のカタログをかなり意識したのだとすぐに思いましたが、このカタログには少々驚きと戸惑いを感じ、あまり好きになれませんでした。製品の写真(印刷)も、なぜかギラギラした感じです。

 

 

 

 父からNikon F Photomic FTNを買ってもらった1971の秋には、Nikon F2 PhotomicとCanon F1が発表になります。その後Nikon F2 Photomicも買い増しして、さらにファインダーを中古で買ってNikon F2 Photomic SBとして長期に使用しました。Nikon F Photomic FTNと比べると小型コンパクトになった印象で、建て増し的なF系と比較して最初から設計し直したという意味での使い易さが向上していました。

 

 

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1971年秋 日本光学工業株式会社 カタログより

NikonF2+フォトミックSファインダー+EEコントロールアタッチメント+モータードライブMD-1+バッテリーケースMB-1+250フィルムバックMF-1+ズームニッコールオート80~200F4.5 という当時としては豪華絢爛な組合わせ。

 

Bdsc_0370_1971

1971年秋 日本光学工業株式会社 カタログより

NikonF2+フォトミックファインダー+モータードライブMD-1+バッテリーケースMB-1+250フィルムバックMF-1+AF-Nikkor 80mm F4.5 オートフォーカスレンズの試作品が出ています。当時のカメラショーかなにかで実物を見た記憶がありますが、その巨大さに驚きました。自動露出が中級機でようやく出始めた頃(Asahi Pentax ES, Canon EF, Nikomat ELなど)ですから、その次はオートフォーカスなんだと自問自答しました。

 

 

 ある時、地下鉄の車内でNikon F2(ブラック)を持った若い男性が、一緒の女性に一生懸命カメラを説明している光景に出会いました。Nikon F2(ブラック)はカメラ店でもあまり見る機会が無かったものでしたから、その場の光景の羨ましさ?と供にF2 ブラックのシンプルな恰好良さが非常に印象的でした。しかしながら、結局チタンモデルも含めてF2(ブラック)を入手する機会はやってきませんでした。昔はカメラ店でF2チタンを20~35万円程度で良く見かけましたが、最近ではほとんど見る機会がありませんね。

 このころには少しずつ交換レンズも増えて、20mmF3.5, 35mmF2.8、50mmF1.4, マイクロ55mmF3.5, 105mmF2.5, 200mmF4などが手元にありました。使用したレンズを記録するのはたいへんで、交換レンズ情報が記録できるデータバックが欲しいと切実に思いましたが、それが実現するのはずっと後になります。

 

 

F2_01

1978年4月 静岡県清水市

NikonF2フォトミック+Nikkor Auto 50mm F1.4 C +Ektachrome +EPSON F-3200 多層膜コーティングの開始。

F2_02

1979年2月 新潟県

NikonF2フォトミック+Nikkor Auto 50mm F1.4 C ? + Ektachrome +EPSON F-3200 青が強すぎるような気もしますが、晴天と雪面の青が印象的でしたので、あえて退色補正をかけないでオリジナルの状態でスキャンしています。

F2_03

1979年秋 群馬県片品村

NikonF2フォトミック+50mmF1.4 or マイクロ55mmF3.5 or 105mmF2.5+Ektachrome +EPSON F-3200

F2_04

1979年1月 茨城県筑波山

NikonF2フォトミック+50mmF1.4 or マイクロ55mmF3.5 or 105mmF2.5+Ektachrome +EPSON F-3200

F2_05

 

F2_06

1978年10月 栃木県

NikonF2フォトミック+50mmF1.4 or マイクロ55mmF3.5 +Ektachrome, Kodakurome, +EPSON F-3200 退色補正のためか、樹木の木肌の色がやや不自然?

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1979年11月 山形県月山

NikonF2フォトミック+マイクロ55mmF3.5 ? +Fujichrome +EPSON F-3200

退色が酷く、黒カビも多数。

F2_08

1979年11月 山形県大鳥村

NikonF2フォトミック+マイクロ55mmF3.5 ? Ektachrome +EPSON F-3200

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1979年11月 山形県長井市

NikonF2フォトミック+マイクロ55mmF3.5 ? Fujichrome +EPSON F-3200

(続く)

撮影機材

Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture

 

2014年4月13日 (日)

カメラ回顧録(11)  Nikon F Photomic FTN (4)

B11dsc_0358_1972jpg

日本光学工業株式会社 1972年頃のカタログ

この頃のカタログには年月日がはっきりと書かれていません。

 

 

B10dsc_0474_1972

日本光学工業株式会社 1972年頃のカタログ 


 

 Nikon Fの発売が1959年6月、Nikon F Photomic FTNが1968年10月、最後にNikon F2の部品を使用した『ニューF」が登場して1973年に販売終了となります。機能的にはPhotomic FTNが最終ヴァージョンです。FとF2は約2年間平行して販売されたことになります。

 ちなみにカメラのシリアルナンバー、最初の3桁が725番台でしたので製造期間は71年4月〜11月だったようです。

 

 

 

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埼玉県秩父市の夏祭り

Nikon F Photomic FTN+Nikkor Auto 50mm F1.4+Fujichrome+EPSON F-3200

Fを買ってもらってまもなく一人で初めて出かけた撮影でした。大学生がこのような高価なカメラを持って、恥ずかしいような異常な緊張感だったと記憶しています。その後、このようなお祭りの写真はほとんど撮っていません。

F_44


F_45



大学生となった私を伴い、父は撮影旅行に何度か出かけました。その時のスナップなども残っていますが、どうも冴えません。父と一緒だと緊張してしまうのか、いつものペースで撮れていません。せっかく買ってもらったFを携えても父との旅行なのに、出来上がってくるのはどうも平凡つまらないな写真ばかりで、父はさぞガッカリしていたのではないかと思いました。学生時代が過ぎ去ると、次に父と小旅行をするのは父が高齢になってからになりました。

F_31

北アルプス 黒四ダム

Nikon F Photomic FTN+Nikkor Auto 20mm F3.5+Fujichrome+EPSON F-3200


(完)

 

撮影機材

Nikon D2HS +  Ai AF Nikkor 35mm F2 S / Aperture