« <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(1)~ 七倉登山口からブナ立尾根をへて烏帽子小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (1) ; from Nanakura to Eboshi Hutte | トップページ | <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(3)~ 野口五郎小屋から野口五郎岳をへて水晶小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (3) ; from Noguchigoro Hutte to Suisho Hutte »

2024年8月26日 (月)

<movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(2)~ 烏帽子小屋から三ツ岳をへて野口五郎小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (2);   from Eboshi Hutte to Noguchigoro Hutte

       

youtube動画(MOVIE) SD/HD/4K 
烏帽子小屋から三ツ岳をへて野口五郎小屋へ (from Eboshi Hutte to Noguchigoro Hutte)

 

1-p1041681
裏銀座縦走路
  
2-p1041683
赤牛岳、薬師岳
  
3-p1041695
烏帽子岳

                                        

烏帽子小屋の朝です。展望台兼docomo通話用の丘に、日の出を見に出かけます。今日、これから登る裏銀座縦走路が真っ赤に燃えるように輝くのが印象的です。赤牛岳や薬師岳も同じく、真っ赤に。小屋に戻って朝食のおにぎり、味噌汁、お茶を頂きます。

とりあえず烏帽子岳(標高2628m)を見に、前(偽)烏帽子岳まで行きます。なかなかの大展望です。烏帽子岳~南沢岳~不動岳(船窪岳は不動岳の背後に隠れえ見えない?)~七倉岳。不動岳(船窪岳)・七倉岳の真っ白な崩壊地が印象的です。烏帽子岳~南沢岳の間にある池塘がたいへん良いそうですが、今回はパスです。これらの背後には針ノ木岳・蓮華岳が意外と間近に、さらにその後、はるか遠くには後立山連峰が見えます(白馬岳が見えている?)。また、立山・剱岳も意外と間近に見えます。一方、烏帽子小屋からは見えなかった水晶岳も、赤牛岳や薬師岳とともに見えてきました。これから登る裏銀座縦走路、ピークがたくさんあるなあ、野口五郎岳はどれだろうか(見えていない?)、と感想。

              

4-p1041778
三ツ岳
   
5-p1041780
縦走路を振り返る
   
6-p1041790
燕岳(燕山荘)、後方には富士山も

         

烏帽子小屋に戻って、リスタートです。まず三ツ岳(標高2845m)を目指します。たぶん3つのピークからなるので「三ツ岳」と呼ぶのでしょうが、よく分かりません。三ツ岳への登りは、広い稜線の中を花崗岩が風化した砂地の快適な登山道を進んでいきます。途中で後ろを振り返ると、美しい真っ白な縦走路、重層的に重なる烏帽子岳・南沢岳・不動岳・船窪岳・七倉岳、針ノ木岳・蓮華岳、後立山連峰、そして立山・剱岳が印象的です。表銀座の山並みもよく見えて、燕山荘も眼をこらせば?見えています。その後ろには富士山も。登山道は三ツ岳山頂を通らずに山体北側を巻いて、鞍部を抜けると再び山体の南側に出ます。ここで、正面に槍ヶ岳(槍・穂高連峰)と大きな野口五郎岳が突然現れて、縦走路の印象が一気に変わります。

 

7-p1041808
槍ヶ岳と野口五郎岳
    
8-p1041849
縦走路を振り返る
     
9-p1041852
10-p1041864
最後の小ピーク、前方は野口五郎岳山頂方面
          
11-p1041867
水晶岳
     
12-p1041872
縦走路を振り返る

          

野口五郎岳の山体の左側に、かすかに道標らしきものが3本?立っているようにも思えます。これが山頂? でも野口五郎小屋らしきものは分からない。登り出すと、それまでの砂地の登山路から、大小の石や岩がゴロゴロとある(五郎「ゴーロ」の)登山路が増えていきます。途中、チングルマの群落があります。小屋はもうすぐかな?と期待して歩いていると、小ピークがまた前方に現れてなかなか辿り着かない(苦笑)。水晶岳もかなり間近に見えるようになります。最後の小ピークを下ると、小さな鞍部があり、野口五郎小屋(標高2,924m)が突然現れます。到着!

 

13-p1041881
14-p1041889
        
15-p1041877
16-p1041874

               

受付を済ますと、まず「チュータさんのTシャツまだありますか?」「チュータさん知っているんですか?」「NHKのBSにっぽん100名山 野口五郎岳 を見て、この小屋に泊まってみたくなり、水晶岳(水晶小屋?)からの雄大な野口五郎岳に感動して、見に来ました!」と。段ボールにたくさん入ったTシャツを見せてくれて、私と妻の2枚を早々に買いました。このNHK番組では山小屋の紹介は一切しないはずなのに、この放送ではご家族のインタービューも含めていろいろな紹介が(山小屋経営のたいへんさも含めて)なされていました。ウェブサイトでも電話予約の際にも、最小限の(基本的な)サービスのみと強調されていました。それでも、実にホンワカとした雰囲気で、昔懐かしい山小屋の雰囲気が良く残っていると思いました。

野口五郎小屋と烏帽子小屋のオーナーさんは御兄弟ですので、小屋も感じが似ています。屋根は同じ鮮やかな青色。小屋の正面に、特徴的な書体で「野口五郎小屋」と書かれた、横書きの大きな看板が掲げられています。小屋の前のベンチからは、燕岳、大天井岳、そして野口五郎岳の山腹が見えています。日差しが強いので、日傘をさしている方が多いです。表銀座の燕山荘のdocomo基地局からの電波が届いており、さらに増幅器が設置されているそうなので、十分ドコモの圏内です。ただ、インターネットの接続には少し時間がかかるようで、街中で使うようにサクサクとはいかないようです。公衆(衛星)電話は見当たりません。こちらでも烏帽子小屋と同様に、Starlink(スターリンク)による「山小屋Wi-Fi」(KDDI) が設置されているようです。

部屋は普通の大部屋(相部屋)でコロナ対策用仕切りはすでにありません。眠る空間としてはふつうでした。寝具はありますが枕は無し、インナーシーツやシュラフ等を必ず持参とありましたので、久しぶりにインナーシーツを使いました。トイレは非常に狭い上に、便器の種類も異なり使い勝手が違うので、使い易いトレイを選ぶのが肝要かと(笑)。乾燥室と更衣室はあります。ただ、自然乾燥だと衣類はあまり乾かないですね。陽がまだ高いうちに、外で干した方が良いようです。

           

17-img_8143

       

夕食は目玉焼きがのっているカレーライス、味噌汁、付け合わせなどです。カレーはレトルトなのでおかわり無し、ご飯と味噌汁はおかわり可能と説明がありました。朝食やお弁当はおにぎり2個づつ。これも烏帽子小屋と全く同じでした。今は、どこの山小屋でも生ビールが大人気ですね。小屋の飲料水は全て天水(雨水)で有料です。味については普通でした。お湯も有料で頂けます。スマホなどのバッテリー充電は無料です。こちらでも長野県警察山岳遭難救助隊の隊員が1名常駐されていました。

夕食後は、ようやく涼しくなったベンチで、沈みゆく夕日(小屋からは見えませんが)に照らされた燕岳や大天井岳を眺めて時間を過ごします。

(続く)

18-p1041893
大天井岳
           

youtube動画(MOVIE) SD/HD/4K 
烏帽子小屋から三ツ岳をへて野口五郎小屋へ (from Eboshi Hutte to Noguchigoro Hutte)

 

August 2024 from Eboshi Hutte to Noguchigoro Hutte Japan Alps, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. ( iPhone 13 )

|

« <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(1)~ 七倉登山口からブナ立尾根をへて烏帽子小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (1) ; from Nanakura to Eboshi Hutte | トップページ | <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(3)~ 野口五郎小屋から野口五郎岳をへて水晶小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (3) ; from Noguchigoro Hutte to Suisho Hutte »

Panasonic LUMIX S1, LX3」カテゴリの記事

写真紀行 (Travel & Photo) - 国内(Japan)」カテゴリの記事

トレッキング(山登り)/ Trekking」カテゴリの記事

6月〜9月 夏山の花 - 高山植物」カテゴリの記事

動画(MOVIE)」カテゴリの記事

JAPAN ALPS」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(1)~ 七倉登山口からブナ立尾根をへて烏帽子小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (1) ; from Nanakura to Eboshi Hutte | トップページ | <movie> 北アルプス 野口五郎岳, 水晶岳, 三俣蓮華岳, 黒部五郎岳 2024夏(3)~ 野口五郎小屋から野口五郎岳をへて水晶小屋へ / <movie> JAPAN ALPS Mt. Noguchigoro, Mt. Suisho, Mt. Mitsumatarenge and Mt. Kurobegoro Summer 2024 (3) ; from Noguchigoro Hutte to Suisho Hutte »