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2024年5月30日 (木)

奥多摩 御前山 2024初夏 / Mt. Gozenyama Tokyo, early summer 2024

   

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いつもは早春のカタクリを見に御前山に登りますが、今回は初夏の御前山(標高1,405 m)へ挑戦です。コースは、奥多摩湖堤体から大ブナ尾根を登り、サス沢山、惣岳山を経由して御前山山頂へ、下山は初めて東京都奥多摩 都民の森を降りました。

サス沢山の展望台からは、西東京バス倉戸口バス停から榧ノ木尾根方面が良く見えています。
ブナは肥沃な土壌に育ちますが、成長は遅く直径40cmで樹齢100年程度のようです。漢字では「橅」と書きます。 水分を多く含むブナ材は、曲がりやすく腐りやすいので建材に使いづらいことから「木では無い」とされたようです。また、似たような木としてイヌブナ(クロブナ)があります。ブナに似るがさらに材質が劣る?ことからイヌブナと呼ばれるようです。樹皮や葉で識別できるそうですが、私自身はあまり自信がありません。イヌブナの樹皮は、暗灰褐色でイボ状の皮目が目立つ。一方、ブナは、灰白色でイヌブナほどの凹凸はみられないそうです。

惣岳山山頂の道標によると、小河内峠から奥多摩湖湖畔の周遊道路(奥多摩湖いこいの路)経由での小河内ダム堤体方面への下山は、しばらくの間、周遊道路の工事のためにできないようです。奥多摩ビジターセンターのウェブ情報では、工事中のため、通行可であるが折り返し必要となっていて、工事区間の通り抜けはできないとされています。

         

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この付近、早春のカタクリの痕跡は何も残っていません。御前山山頂手前から樹間に富士山が見えていました。山頂に到着すると、遠方にガスが広がり始め、風が意外と冷たいです。昼食も手短に済ませます。

初めて奥多摩都民の森を下山しますが、岩場や急坂もない楽勝の登山道です。それにしても林道が長いです。舗装区間くらい、タクシーの乗り入れがあると楽なのにと、おもわず思ってしまいました。

奥多摩都民の森は、山村暮らしを体験してみる、森を育てる楽しさを知る、といった体験型の教育施設のようで、「体験の森」と宿泊施設「栃寄森の家」が主な施設です。「栃寄森の家」もどちらかと言うと研修施設のような感じです。長い林道を歩いてようやくここまで下って来ても、レストランや売店などはありませんでした。奥多摩駅まで我慢です。

この日、平日で天気があまり良いとは言えませんでしたが、行き交う登山者は10名程度と少なかったでした。

     

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Mt. Gozenyama Tokyo, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2024年5月22日 (水)

お鷹の道・真姿の池湧水群(東京都国分寺市)

     

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今回の散策の最後のコースです。散策する人も多く、ここがいちばん賑わっていました。

江戸時代には、この付近は尾張徳川家の御鷹場に指定されていました。それにちなんで、崖線下の湧水が集まり野川にそそぐ清流沿いの小径を「お鷹の道」と名づけられました。国分寺を代表する名所として親しまれているそうです。

「お鷹の道」に沿って「真姿の池湧水群」があります。環境省の名水百選や東京都の名湧水57選に入っています。不治の病に苦しんだ女性がこの国分寺を訪れ、この池の水で洗い身を清めるといつの日か病は癒え、元の姿(真姿)に戻ったとの言い伝えにより、「真姿の池」と呼ばれるようになったそうです。現在は弁財天が祀られています。

また近くには武蔵国分寺跡資料館と史跡の道「おたカフェ」があり一休みできます。JR国分寺駅に近い都立殿ケ谷戸公園からこちらに来ても良いかもしれませんね。

           

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May 2024 Walking trail named "Ohtakanomichi" along the Masugatanoike spring water group Tokyo, CONTAX645, PhaseOne P30+, Planar T* 80 mm F2.0, Zonnar T* 140 mm F2.8, Capture One 21 PRO

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2024年5月20日 (月)

国指定史跡 武蔵国分寺跡

 

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奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、武蔵国国分寺(僧寺)・国分尼寺の寺院跡です。創建は750年代末から760年代初と推定されています。詔により、国分寺(僧寺)は金光明四天王護国之寺と呼ばれ20名の僧が、国分尼寺は法華滅罪之寺と呼ばれ10名の尼がおかれたそうです。

寺院の規模は、国分寺(僧寺)の金堂を中心に東西2km、南北1.5kmの範囲に広がっていたようで、全国約60カ所に造られた国分寺の中でもかなり大きなものだったようです。古代の官道である東山道武蔵路を挟んで東側に僧寺、西側に尼寺が配置されていました。すぐ北側には国分寺崖線の湧水群があります。これらの南側には参道口があり、さらに南の武蔵国府(国史跡 武蔵国府跡)に通じていました。これらは、鎌倉時代末期の分倍河原の合戦で焼失したようです。

実際に行ってみると、付近は国分寺市内の住宅地ですが、あまりにも広大な緑地が残っていて驚きです。国の史跡に指定されたのは1922年ですが、1965年以降は国庫補助事業として史跡地の買収事業が進み、史跡の3/4ほどが公有化されているそうです。現在も調査が行われており、遺跡自体はほとんど見ることは出来ず、案内の看板のみです。近くにある武蔵国分寺跡資料館には、調査で出土した瓦や土器が多数展示されており、武蔵国分寺七重塔 推定復元模型(1/10模型)もあります。将来、現地に推定復元構造物ができたら、歴史公園として賑わうのでしょうが、現在は静に眠っているようです。

                       

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May 2024 Historical Landmark "Musashi Kokubunji" (Old big temple trace)  Tokyo, CONTAX645, PhaseOne P30+, Planar T* 80 mm F2.0, Capture One 21 PRO

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2024年5月19日 (日)

都立武蔵国分寺公園

     

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JR西国分寺駅から徒歩で約10分程度でしょうか、途中、東山道武蔵路跡(遺構)、東京都立多摩図書館、東京都公文書館、国分寺市役所庁舎(建設中)などを通り過ぎながら、都立武蔵国分寺公園に到着します。円形広場、こもれび広場、野鳥の森、武蔵の池、霧の噴水、鉄道学園記念碑などがあります。中心は円形広場のようです。それにしても、広大な緑地がこんな所にあってびっくり。1987年国鉄が分割民営化される際に、その債務を返済する目的で閉鎖された中央鉄道学園の跡地を東京都が取得して、住宅と公園が整備されることになったそうです。

      

中央鉄道学園は旧国鉄の教育機関で、1909年に設置されて以来、「東京鉄道教習所」「中央鉄道教習所」などと名称を変えながら、1961年以降は「中央鉄道学園」と呼ばれました。ここでは3年の大学課程が設けられ、同課程の学生は国鉄職員として雇用され、学園内では国鉄の制服を着用。また、修了によって国鉄内部における人事処遇で大学卒業者相当の扱いだったそうです。現在における「大学校」のような位置付けだったようです。また、国分寺駅からは引き込み線が引かれており、構内には古い鉄道車両が教育目的で多数保管されていたそうです。そんな歴史的経緯から、円形広場に鉄道学園記念碑がありました。

なお、JR国立駅北側には鉄道総合技術研究所(1907年創設、さまざまな経緯を経て、1986年国鉄の分割・民営化に伴い財団法人化)もあるので、国分寺市は鉄道と深い関係があるようです。

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公園内にはたくさんの巨木・大木があるのが印象的でした。

May 2024 Musashi-Kokubunji Park Tokyo, CONTAX645, PhaseOne P30+, Planar T* 80 mm F2.0, Capture One 21 PRO

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2024年5月17日 (金)

姿見の池・日陰山~東京・国分寺崖線 2024晩春

     

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東京の国分寺崖線と呼ばれるエリアには、1)姿見の池・日陰山、2)真姿の池湧水群(周辺には、弁済天・お鷹の道・万葉植物園・史跡武蔵国分寺(僧寺)跡・史跡武蔵国分寺(尼寺)跡・都立国分寺公園など)、3)都立殿ケ谷戸公園、4)日立中央研究所内の野川源流(春秋の庭園一般公開あり)などの湧水群があります。

国分寺崖線は、武蔵野を代表する地形で、立川市から府中市、世田谷区を通って大田区の田園調布付近まで連続する約30キロメートルに及ぶ「がけ」です。(ハケともよばれています)です。この崖は、立川付近ではほとんど段差がありませんが、府中市では15m、世田谷区からは20mを超える高さになります。この崖に沿って湧水が生じていることが多いです。

国分寺周辺の湧水群4カ所のうち、3)と4)は以前行ったことがあるので、今回は1)と2)を巡ってみました。

            

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JR中央線国分寺駅北口を出て、JR中央線・西武鉄道国分寺線の線路と日立中央研究所の間にある道をしばらく歩くと、住宅地になり、「姿見の池」の入り口があります。「姿見の池」自体は大きな池ではありませんが、散策する人、自転車で通り過ぎる人、遠方からウォーキングで来ている人など、さまざまです。再び住宅地となり、すぐに西国分寺駅に到着です。ここで、とりあえず洋食屋さんで昼食です。

             

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May 2024 Sugatami Pond Kokubunji Tokyo, CONTAX645, PhaseOne P30+, Planar T* 80 mm F2.0, Capture One 21 PRO

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2024年5月 9日 (木)

新宿中央公園 / Shinjuku Chuo Park (TOKYO)

    

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この日は平日にもかかわらず大勢の家族連れ・カップル・外国人観光客が訪れていました。休日にはフレーマーケットも開催されています。一時は、とても行くような雰囲気の場所ではありませんでしたが、本当に見違えるような変わり様です。緑の公園の周りを超高層ビル群が取り囲み、日本では多分ここでしか味わえない独特の雰囲気です。行ったことはないのですが、ニューヨーク マンハッタンのセントラルパークもこんな感じなのでしょうか。

        

このエリアは、もともとは現在もある隣の熊野神社の一部でもあり、戦前は小西六写真工業(現:コニカミノルタ)の工場敷地にもなったそうです(「写真工業発祥記念碑」があります)。戦後になると、新宿副都心計画の一環として、淀橋浄水場の跡地と合わせて公園として整備されることになったそうです。

最初は1968(昭和43年)年に都立公園として開園し、1975年(昭和50年)に新宿区立公園として再出発。1991年に現在の超高層建築の東京都庁が移転。公園の整備に努めたものの、利用者の減少とともに、2000年前後はホームレスの溜まり場にもなり、治安・防犯上の問題が浮上。その後自立支援の取り組みなどで2010年前後には公園内のホームレスは激減。さらに2013年に指定管理者制度を導入し管理を民間委託したことにより、新宿中央公園を取り巻く状況が大きく好転したそうです。

               

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公園を一周したのち、東京都庁の正面側に出てみました。せっかくなので、久しぶりに展望室に上ろうとしてエレベーターホールに行ってみましたが、長蛇の列で今日は諦めました。新宿中央公園、季節を変えてまた来てみようと思いました。


May 2024 Shinjuku Chuo Park (TOKYO), CONTAX645, PhaseOne P30+, Distagon T* 35 mm F3.5, Capture One 21 PRO

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2024年5月 8日 (水)

西新宿高層街 2024春 /  Nishi-Shinjuku High-rise area (TOKYO), spring 2024

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次は、昔からある西新宿の高層街を久しぶりに歩いてみます。見慣れたビルが現れますが、基本的には大きく変わっていない印象。新録の季節のためか、緑が眩しいです!

 

そのうちに新宿住友ビルに到着。三角形の外観から「三角ビル」と呼ばれていました。ここには昔、所用で定期的に来ていたので、懐かしい! でも、雰囲気が違って、なんかおかしい? どうやらリニューアルされたようですね。“国内最大級の全天候型イベント空間 「三角広場」”が、2020年6月に完成とされていました。

 

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May 2024 Nishi-Shinjuku High-rise area (TOKYO), CONTAX645, PhaseOne P30+, Distagon T* 35 mm F3.5, Capture One 21 PRO

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2024年5月 7日 (火)

東急歌舞伎町タワー(東京) / TOKYU KABUKICHO TOWER (TOKYO)

   

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久しぶりに、西新宿の高層街を散策してみました。

     
まず最初に、最近できたばかりの良く分からない!?「東急歌舞伎町タワー」を恐る恐る覗いてみました。遠くに見えているようで、実は西武新宿駅の横でちょっとびっくりしました。

東急系の新宿ミラノ座」が入居していた娯楽文化施設「新宿TOKYU MILANO」の跡地に、この東急歌舞伎町タワー;国内最大級のホテル × エンタメ施設複合タワーができました。建設は2019年から始まり23年4月に開業(ほぼ、コロナの最中)です。まだ開業して1年。

事前にフロアーガイド(概略を以下に)を見て行きましたが、なんだかほとんど理解できません。高齢者が行くような場所ではないのかもしれません(笑)。エントランスは本当に2階? こんな巨大な超高層ビルなのにエントランスはなんかチープ。超高層のオフィスビルと雰囲気が全く違う。エントランスを入るといきなり騒然とした「祭り」をテーマにした「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」! 誰か若い人に同伴してもらわないとダメな感じでした(苦笑)。

       
B1-B4 ZEROTOKYO
(DJ、音楽、ライティングデザイン、ライブショーを新しい形で融合させた「エンターテインメント・ジャンクション」、ナイト・エンターテインメント) 
B1-B4 Zepp Shinjuku (TOKYO) LIVE VENUE
(新宿最大級のライブハウス) 
1F-5F ENTERTAINMENT & RESTAURANTS
(エンターテインメント&レストラン、1F バスターミナル、2F エントランス?、「祭り」をテーマにした「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」、体験型アトラクションが楽しめる「THE TOKYO MATRIX」、アミューズメントマシンが揃う、namcoTOKYO、ミュージック&プレイラウンジ「ASOBINOTES(アソビノオト)」など) 
6F-8F THEATER MILANO-Za(900席の劇場)
9F-10F 109シネマズプレミアム新宿(日本を代表する作曲家坂本龍一氏が館内BGMと音響システムを監修した映画館)
17F JAM17 DINING & BAR(ホテル運営のダイニング&バー)
8F・20F‐38F HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel(東急系のライフスタイルホテル、客室数538室)
8F・39F‐47F BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(東急系のラグジュアリーホテル、客室数92室)

       

この少々風変わりな建物の意匠(外装デザイン)は、付近にあったとされる蟹川の水源や「歌舞伎町弁財天」から着想を得て、「水」や「水の女神」をテーマにし、噴水をイメージしたそうです。また、最初はジェンダーレストイレ(男女兼用トイレ?)を導入したけれども、批判が殺到して通常のトイレに改修したとか。

  

    

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次に、西新宿の新宿エルタワーにあるニコンプラザ東京に久しぶりに立ち寄ってみました。運悪くもうGWのお休みに。でもエレベーターホールからは、東急歌舞伎町タワー・新宿プリンスホテル・西武新宿駅が一望できます。また小田急百貨店跡地の再開発工事も上からよく見えました。

        

May 2024 TOKYU KABUKICHO TOWER (TOKYO), CONTAX645, PhaseOne P30+, Distagon T* 35 mm F3.5, Capture One 21 PRO

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2024年5月 4日 (土)

奥多摩 本仁田山 2024晩春

    

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3年ぶりにトレーニングも兼ねて、奥多摩三大急登の一つ本仁田山(標高1224m)に登ってみました。GWの間に出かけましたので、この日は空いていましたが、前日の川苔山は兎にも角にも大混雑だった様です。この日もごく普通に、奥多摩駅から、上りは大休場尾根コース、下りは杉ノ尾根コースです。奥多摩駅の北側にある安寺沢(あでらさわ)集落から山頂まで一気に(歩行距離約2kmで)約800mの標高差を登ります。


奥多摩駅を降りて安寺沢集落に向けて歩き出し、日原川の橋を渡る際に駅の方を振り返ると、大岳山に連なる鋸山と例の有名な急階段があると思われる小ピークが、間近に見えています。

林道から登山口に入ると、あとは眺望もほとんどなく、ひたすら歩いて山頂に到着です。前回は山頂付近まで伐採・植林事業が進んでおり展望もそれなりにあったのですが、3年過ぎて木々などが成長したのでしょうか、展望があまり効かなくなっていました。

山頂には相変わらずベンチは2つだけ、手作りの山頂標識があるだけです。実は、この山頂から杉ノ尾根下山コースに向かって少し歩いたところにも、休息に適した場所があります。こちらの方が快適そうな印象でした。杉ノ尾根下山コースをしばらく歩いて振り返ると、多分本仁田山の山頂と思われるピークが樹間の間に見られます。同様に御前山も樹間の間に。しかし、この下山路、鳩の巣駅まで意外と遠く感じられます。下山後、この鳩の巣駅前のお店でのんびりしてしまいました。

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ところである新聞記事で「奥多摩を走るJR青梅線沿線一体をホテルに見立て、豊かな自然を楽しみながら周辺の古民家などに宿泊できる滞在型観光事業が進んでいる。第一弾として5月中旬に、鳩ノ巣駅近くでえレストランがオープン予定」が紹介されていました。鳩ノ巣駅が「フロント」の役割を果たすようでしたが、駅周辺にはまだポスターなどは出ていないような感じでした。改めてウェブで調べると、「沿線まるごとホテル」~「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」というサイトで紹介されていました。JR東日本との協力で、沿線全体をホテルに見立てる地域活性化プロジェクト「沿線まるごとホテル」だそうです。

April 2024 Mt. Honitayama (TOKYO), iPhone 13

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2024年5月 1日 (水)

清津峡(新潟県) / Kiyotsu Canyon Niigata Prefecture Japan, spring 2024

 

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清津川は苗場山付近から流れ出る信濃川水系の一つです。途中には、渓谷美と柱状節理で景勝地として知られる清津峡があります。柱状節理とは五角形や六角形の柱状の岩の集まりですが、自然の造形美として有名な景勝地になることが多いです。

清津峡は、清津峡温泉の開発(江戸時代)、国の名勝・天然記念物に指定、清津峡登山道での崩落事故による通行禁止(昭和)、歩行者用の渓谷トンネル建設、現代美術(大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ)による再生(平成)などの経緯をたどっています。

                             

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清津峡渓谷トンネルの全長は750m。3ヶ所の見晴所とトンネルの終点となるパノラマステーションからの眺めが”売り”です。特に終点のパノラマステーションでは、峡谷の景色を水鏡で反転させた幻想的なアート空間が広がり、まさに「インスタ映え」する絶景空間です。

春の平日にもかかわらず、大型観光バスによるインバウンドのお客さんも含めて大勢の人です。インバウンドのお客さんは、一体どのような観光コースで、決して便利な場所ではないここまでやってくるのかと思いました。スタッフに聞くと、繁忙期はとてもこんなもんではなく大混雑で、今では事前予約者のみが清津峡渓谷トンネルに入れるそうです。

今回初めてですが、期待以上のものでした。渓谷トンネルは、渓谷美と柱状節理が最も美しい区間で作られたものと思いますが、トンネルの終点部がぐるりとUターンして、下流側を眺めるようにして「パノラマステーション」が作られているのが印象的でした。

 

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トンネル入り口にあるショップ(休憩所)で、お土産に「スイートカボチャ」と「くりゆたかパウンドケーキ」を買ってみました。いずれも地元のカボチャや魚沼産コシヒカリが使われています。「スイートカボチャ」は柔らか洋風饅頭、「くりゆたかパウンドケーキ」はやや硬めのパウンドケーキです。どちらかというと、パウンドケーキの方が好みでした。

      

今回はまだ冬枯れの光景でしたが、冬の積雪時、春の新緑、夏の濃厚な緑、秋の紅葉と、季節ごとに楽しめるようです。

April 2024 Kiyotsu Canyon Niigata Prefecture Japan, CONTAX645, PhaseOne P30+, Distagon T* 45 mm F2.8, Capture One 21 PRO (お土産 iPhone 13)

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