奥多摩 御前山 2024初夏 / Mt. Gozenyama Tokyo, early summer 2024
いつもは早春のカタクリを見に御前山に登りますが、今回は初夏の御前山(標高1,405 m)へ挑戦です。コースは、奥多摩湖堤体から大ブナ尾根を登り、サス沢山、惣岳山を経由して御前山山頂へ、下山は初めて東京都奥多摩 都民の森を降りました。
サス沢山の展望台からは、西東京バス倉戸口バス停から榧ノ木尾根方面が良く見えています。
ブナは肥沃な土壌に育ちますが、成長は遅く直径40cmで樹齢100年程度のようです。漢字では「橅」と書きます。 水分を多く含むブナ材は、曲がりやすく腐りやすいので建材に使いづらいことから「木では無い」とされたようです。また、似たような木としてイヌブナ(クロブナ)があります。ブナに似るがさらに材質が劣る?ことからイヌブナと呼ばれるようです。樹皮や葉で識別できるそうですが、私自身はあまり自信がありません。イヌブナの樹皮は、暗灰褐色でイボ状の皮目が目立つ。一方、ブナは、灰白色でイヌブナほどの凹凸はみられないそうです。
惣岳山山頂の道標によると、小河内峠から奥多摩湖湖畔の周遊道路(奥多摩湖いこいの路)経由での小河内ダム堤体方面への下山は、しばらくの間、周遊道路の工事のためにできないようです。奥多摩ビジターセンターのウェブ情報では、工事中のため、通行可であるが折り返し必要となっていて、工事区間の通り抜けはできないとされています。
この付近、早春のカタクリの痕跡は何も残っていません。御前山山頂手前から樹間に富士山が見えていました。山頂に到着すると、遠方にガスが広がり始め、風が意外と冷たいです。昼食も手短に済ませます。
初めて奥多摩都民の森を下山しますが、岩場や急坂もない楽勝の登山道です。それにしても林道が長いです。舗装区間くらい、タクシーの乗り入れがあると楽なのにと、おもわず思ってしまいました。
奥多摩都民の森は、山村暮らしを体験してみる、森を育てる楽しさを知る、といった体験型の教育施設のようで、「体験の森」と宿泊施設「栃寄森の家」が主な施設です。「栃寄森の家」もどちらかと言うと研修施設のような感じです。長い林道を歩いてようやくここまで下って来ても、レストランや売店などはありませんでした。奥多摩駅まで我慢です。
この日、平日で天気があまり良いとは言えませんでしたが、行き交う登山者は10名程度と少なかったでした。
Mt. Gozenyama Tokyo, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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