うん10年ぶりに、秩父の三峯神社に行ってきました。
その昔は三峰ロープウェイで行きましたが、いつの間にか廃止になっていました(2007年12月廃止)。今回はクルマです。秩父市中心部から1時間少々、意外と遠いです。標高1,100m付近にあるので道路の積雪や凍結などを心配しましたが、三峯神社駐車場のウェブカメラを見ると(周辺の山には雪はあるのでしょうが)道路には雪はなさそうでしたので、天候を見計らって出かけてみました。実際、道路の路肩にはあちらこちらに雪が残っていましたが、ノーマルタイヤで運転には全く問題ありませんでした。
それにしても、決して便利な場所ではないのに参拝者が多くてびっくり。西武鉄道が秩父観光の目玉としてよくPRしていますが、「三峯神社」は「ご神木」にみなぎる強力な“霊気”で、”関東最強のパワースポット” “天空のパワースポット”と言われているそうです。主なご利益は「夫婦和合」「家内安全」だとか。
また、御神木の木片を内符に入れたお守り(氣守)のうち、白色の限定品「白い氣守」の頒布日には、秩父から神社駐車場に向かう道路の大渋滞が発生し、それに伴いさまざまな問題が出たために、「白い氣守」の頒布自体が休止されたそうです。熱心な人が多いですね。
主要な建物がある範囲はそれほど広くはありません。主な見どころは、三ツ鳥居(1つの明神鳥居の両脇に小規模な2つの鳥居を組み合わせたもの)、随身門(旧 仁王門)、遥拝殿 (奥宮の遥拝所、秩父盆地の展望台)、拝殿および本殿あたりでしょうか。そのほかに、日本武尊銅像(社伝によると、日本武尊が東征中に創建)、神楽殿、秩父宮記念 三峰山博物館など。随身門・拝殿・本殿などは、装飾が素晴らしいように思えますが、特別な由来なども書かれていないので、どの程度の価値があるものなのか良く分かりません。
三峯神社は中世には、修験道場として関東各地の武将の崇敬を受けたようです。狼を守護神としているので、狛犬の代わりに狼の像が鎮座しています。オオカミは畑を荒らすシカやイノシシなどの害獣から作物を守護する動物であったことから盗難除け・魔除けの象徴として、親しみを込めて「おいぬさま」とも呼ばれています。
駐車場から参道入口の手前に、「大島屋」というお土産屋・食堂を営むお店があります。ここで昼食を取ります。西武鉄道がよく宣伝している秩父名物? の”わらじカツ丼”を食べてみます。大きな薄い豚肉を揚げてカツ丼風にしています。肉は2枚、卵はかかっていません、シンプルなお汁がかけられています。なめこ汁がついています。注文してすぐに出来てくるので、多分その場で肉を揚げているのではないと思います。温めているだけ? 従って味もそれなりです。テラス席が人気で、順番待ちでした。
もう少し暖かくなれば、花が咲いたり、木々も緑に覆われ、参拝以外に、周辺を散策したりしても楽しめると思いました。ちなみにこの日は快晴、午前9時に気温0℃、午後1時に8℃でした(東京は12℃程度)。
March 2024 Mitsumine Shrine, CONTAX645, PhaseOne P30+, Distagon T* 55 mm F3.5, Zonnar T* 140 mm F2.8, Zonnar T* 210 mm F4.0, Capture One 21 PRO
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