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2023年8月28日 (月)

太郎平小屋・薬師沢小屋・雲ノ平山荘・三俣山荘・双六小屋・わさび平小屋(2) ~黒部源流域・槍穂高連峰展望の旅 2023夏

  

◆太郎平小屋 

折立の登山口を出発し、尾根に出てからは草原のような登山道を炎天下の下、延々と歩きます。太郎平小屋が見えてからも遠かった。ウェブサイトは地味ですが、ここはまさに”交通の要衝”です。雲ノ平へ向かう人、薬師岳・薬師小屋を経て剱岳・立山のある室堂に向かう人、薬師岳に登ったあと黒部五郎岳・三俣方面に向かう人、黒部五郎岳を往復する人など、黒部源流域周回コースのベースの一つです。

今年は登山者で大混雑だそうで、山小屋も確かにそうでした。ここでは登山届(富山県警宛)の確認をされましたが、太郎平小屋の書式のもの、任意の書式の登山届、「コンパス」(山と自然ネットワーク、ウェブ送信)のどれでも良いと言われました。

太郎兵衛平(太郎平)はなかなか気持ちの良い場所です。雲ノ平など今回の山行のエリアが一望でき、薬師岳にかかる虹も見られ、富山方面の夕暮れ・夜明けも綺麗でした。ドコモの携帯電話が使えました。

 

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夕食

 

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お弁当

 

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◆薬師沢小屋 

黒部川と薬師沢の出合い(合流点)のちょっと高台にある小さな小屋です。小屋の前には、黒部源流を渡る有名な吊り橋がかかっています。雲ノ平に向かう人も、降りてきた人も、みなさん、楽しそうに吊り橋を渡って行きます。

ここでまた有名なのは「黒部源流山小屋暮らし」(山と溪谷社、2019年)を書かれた "やまとけいこ" さん。小屋の廊下の壁には、スタッフ4人の似顔絵と自己紹介が掛かっていました。”秘境感”という意味では、”日本最後の秘境” と言われる雲ノ平にある雲ノ平山荘よりも、よっぽど”秘境感”に溢れています。小屋としての機能は最小限ですので、連泊しようとするとちょっと我慢が必要かもしれません。スマホはもちろん圏外、公衆電話(衛星電話)もなく、スタッフは太郎平小屋などと無線で連絡を取っているそうです。下界とは隔絶しています。ただ、水が豊富な点は楽です。

河原に降りて、時間が過ぎるのを忘れて、渓流の流れの音を聴きながら黒部源流をぼーっと見ているのも良かったでした。登山客のほかに、渓流釣りのお客さんも来られていました。当然ですが、服装や会話の話題が全く違いますので、なんとなく流れてくるお話を興味深く聞くことができます。雲ノ平から降りてきた登山者は、早くも打上げのようでした。

 
 

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夕食
 

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お弁当

 

(続く)

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