« 2022年10月 | トップページ | 2022年12月 »

2022年11月23日 (水)

南八ヶ岳南東側山麓(甲斐大泉)から見る富士山 2022秋 / Looking at Mt. Fuji at the foot of Mt. Yatugatake Japan, autumn 2022

 

Cf009367_cocolog

Cf009297_cocolog
  
  
10月下旬、甲斐大泉・天女山・山梨県立まきば公園・「標高1000mの天空レストラン 」・八ヶ岳高原ラインなどの、南八ヶ岳の南東側山麓へ出かけました。

 
紅葉の盛りはおおむね終わっていましたが、オープンドライブ、散策、富士山から南アルプスの絶景、美味しいベーコンステーキで、秋の一日を楽しむことが出来ました。快晴の秋晴れの下、とにかく、どこからも甲府盆地の向こうに富士山が良く見えて、素晴らしかったでした。

 

Cf009271_cocolog
 
Cf009276_tumblrcocolog
Cf009317_tumblrcocolog
Cf009332_tumblrcocolog
 
Cf009295_tumblrcocolog
 
 
 

まずJR小海線の甲斐大泉駅に向かい、天女山駐車場を目指します。甲斐大泉駅周辺には八ヶ岳倶楽部を初めてとしてペンションやレストランが目立ちました。標高1300m付近が、ちょうど紅葉の盛りのようでした。

天女山駐車場(標高1,535m付近)にクルマを置いて、まず八ヶ岳への登山道を少し登って「天ノ河原」(標高1,625m付近)まで行きます。富士山、鳳凰三山~白峰三山(北岳など)~甲斐駒ヶ岳などの南アルプス北部がよく見えます!カラマツの黄色の紅葉はもう終わっているようでちょっと残念でした。

次に、「岳人」(2019年10月号 特別編集 秋山)で紹介されていた日帰りトレッキングコース「南八ヶ岳東面のカラマツ」を、目指して、駐車場から舗装道路を少し下ります。GPSで位置を確かめながら、紹介されているコース入口を確認したのですが、入口には立派なゲートが設置されおり立入禁止になっていました。八ヶ岳牧場に隣接するために、立入禁止になったのかもしれません。残念!

気を取り直して、再び少し下って、天女山山頂(標高1,529m)を目指します。紅葉が少し残った森の中を登ります。登り切ったところは、駐車場の脇でした。紅葉の中を少し歩くと、天女山山頂の展望台です。ここでも、富士山と南アルプスの山々が良く見えています。

 

 
Cf009335_tumblrcocolog
 
 
Img_5897_cocolog_20231128144401
 
 
 
昼食のために、一旦クルマで八ヶ岳倶楽部まで下ります。ところが駐車場がいっぱいですぐには入れそうな感じではなかったので、近くの山梨県立まきば公園まで行ってみました。ここでも富士山と南アルプスの大パノラマが! ふと、振り返ると赤岳の東面が、牧場の牛さんとともに、良く見えています。

時間もどんどん経ってしまいますので、そばにある"標高1000mの天空レストラン ”「まきばレストラン」に入ってしまいます。観光地のレストランにしては本格的なメニューも多く、ちょっと驚きました。普段あまり無いメニューということで、「ベーコンの丸ごとステーキ」+「スープセット」を頼みました。美味しかったです!これだとお酒が本当に欲しくなりますね。残念!!お土産に富士桜ポークベーコンを買いました。自宅では、これでポトフにします。

 

最後に「八ヶ岳高原ライン」を走りますが、途中、何の変哲のないところですが、富士山などの絶景ポイントがありました。全体として、紅葉の盛りはすっかり終わっていましたが、オープンドライブ、散策、富士山などの絶景、美味しいベーコンステーキで、秋の一日を楽しむことが出来ました。

Cf009348_tumblrcocolog
  
Cf009388_tumblrcocolog

撮影機材  CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 35 mm F3.5 Planar T* 80 mm F2.0,   ( iPhone SE)

| | コメント (0)

2022年11月 5日 (土)

ニコンミュージアム企画展「光学ガラスの軌跡」


 
Cf009488-2

Img_5883
 
 

新型コロナ感染症の影響もあり、随分と久しぶりに品川のニコンミュージアムに行ってみました。各種の光学ガラス・合成石英ガラス・人工蛍石の実物の展示があったりして、普段あまり見られないような物もあり、なかなか興味深かったでした。その中でも、目を引いたのが「アッべ図から見る光学ガラスの進化」でした。

 

実はもう40年ほど前にニコンの方が、同じような図で光学ガラスの研究開発の結果を説明されていました。
「最近の光学ガラスの動向とレンズ」 日本光学工業 苅谷道朗・飯塚 豊,  写真工業 ,1982, 7月号, 特別記事, pp.22-30

内容は以下のようなもので、数式、光学ガラスnd(屈折率)ー vd(アッベ数)分布図、vd(アッベ数)ー 部分分散比図、光学設計とレンズ構成など、かなり専門的な解説がなされていました。
1 はじめに
2 最近の光学ガラスの開発 ・低屈折率低分散ガラス ・中屈折率低分散ガラス ・高屈折率低分散ガラス ・高分散ガラス 
3 種々のレンズ ・望遠レンズ(異常部分分散ガラス) ・高倍率ズームレンズ ・大口径比標準レンズ ・ショートズーム リアコンバーター


Photo_20221228142901
 

この1982年というと、Nikonでは F3/F3HP/F3Tなどが、CANONではNew F-1が発売された頃です。

 
当時憧れの的であった高価な超高性能望遠レンズ~CANON new FD 300/2.8L, 400/2.8L, 500/4.5など、Ai Nikkor ED (IF) 200/2.0, 300/2.8, 400/3.5など~ その使用されている低屈折率低分散ガラスについて、光学ガラスnd(屈折率)ー vd(アッベ数)分布図を用いて説明されているのが非常に印象的でした。当時は、図の左下側にあるPC102という低屈折率・低分散・異常分散のフッ化物リン酸塩ガラスが各社の望遠レンズに実用化されており、フッ化物の含有量を増やしたより低屈折率低分散のFC21は、望遠レンズ用の大きな塊を製造するのがまだ困難という説明がなされていました。この憧れのNikkor EDレンズ、私自身はAi ED 180mm F2.8S(1981年10月発売)でようやく手にすることができました。

 

Img_5881
  
 

この新旧の「アッべ図」を比較すると、新しい図では光学ガラスの進化として蛍石・低屈折率低分散(ED)ガラス・合成石英ガラス・高屈折率ガラス・特殊高分散(SR)ガラスが挙げられています。EDガラスの右側は従来からの通常タイプ、蛍石に近い左側はスーパーEDガラスでしょうか? 蛍石との違いも分かり易いです。高屈折率ガラスもLADF42以外に非常に増えています、特殊高分散ガラスもDF32に加えてバラエティに富んでいますね。

これらはニコンの立場からの解説ですが、キヤノンの解説もあると面白いですね。

 

| | コメント (0)

« 2022年10月 | トップページ | 2022年12月 »