初めて聞く熊よけホイッスル

登山口入口から
ツキノワグマ出没についての注意書きは、首都圏に近い奥多摩や奥秩父の山々でよく見られます。したがって、トレッキングの際にはザックの中に熊鈴は必ず入れていきます。もちろん現実にクマと遭遇することはないのですが。
ところが、この夏の北アルプス双六岳登山では、わさび平~鏡平の間で、上りも下りもクマさんと遭遇してしまいました(苦笑)。そもそもわさび平では小熊が頻繁に現れるのでテント場が閉鎖されています。周辺の林道には、熊よけのために大きな音を出せるように缶が多数置いてあります。私も周囲に人がいないことを確かめた上で、試しにこの缶を叩いてみました。

シシウドケ原を望む
上りでは、チチブ沢出会いの少し上標高1,800m付近で、突然30mほど先で登山道をクマさん(体がかなり大きかったので小熊ではなく親熊?)が悠然と横切っていきました。後続の登山者に事情を説明し、その場で少し待機し、しばらく一緒に歩くことにしました。
下りでは、シシウドケ原 標高2,090m付近まで来たところ、シシウドケ原の休憩ポイントに小熊がずっといて立ち去らないという情報でした。ちょうどその付近にいたツアーのガイドさんやベテランさんが熊よけホイッスル(笛)を吹きながら、周辺にいた登山客30〜40名(?)に状況を説明しながら誘導していました。この時、初めてこの熊よけホイッスルを聞いて印象的でした。ホイッスルが長く吹かれ、非常に高音で遠くまでよく響いていました。
通常は熊鈴を携行しますが(ラジオを鳴らしている方も時々いますが)、鳴らしっぱなしで熊の警戒音や気配に気がつくのが遅れるのは、逆に非常に危険だそうです。また、ホイッスルの場合は、救難活動の国内外の慣行として合図は「3回繰り返し」が基本だそうです。クマさんと遭遇するリスクが現実問題として大きい場所では、ホイッスルも持参した方がよさそうですね。
撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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