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2022年1月29日 (土)

パイオニア クロ(プラズマテレビ)との別れ、そしてRECBOX

 

 Pioneer KURO KRP-500A (パイオニア 2008年3月プラズマパネル生産撤退発表、2008年10月KURO発売、2009年2月購入、2009年2月薄型テレビ事業から撤退発表、2009年3月生産終了発表、2021年3月修理受付終了)との別れがとうとうやってきました。購入後、ほぼまる13年でした。昨年初夏の頃から、ディスプレイやチューナーの電源ランプ・スタンドバイランプの点滅、モニター画面での赤・青色長方形ブロックの交互点滅の現象が出始めました。これは電源基盤の経年劣化だそうですが、年末には45~60分毎に発生するようになり、流石に使い続けるのが難しくなり、残念ながら廃棄処分とせざるを得なくなりました。2021年3月ごろに修理(基盤交換)をしておけば良かったのかもしれませんでしたが、判断の難しい状況でした。

 量販店ではKUROを知っているスタッフは、もうほとんどいなくなっているそうです。ちょうどKUROを知っているスタッフの話では、パイオニアの技術者はパナソニックに移り、パナソニックがプラズマ撤退後は有機液晶を担当しているので、KUROからの移行には画質的にもVIERAの有機液晶がお薦めと言われて(半分セールストークと思いながらも)、 VIERA TH-55JZ2000(2021年 5月発売)を買うことになりました。

 

 2つを並べて直接比較している訳ではありませんが、KURO(プラズマテレビ)と VIERA(有機液晶テレビ)の違いの印象を整理してみました。

クロ(プラズマ) 
 長期使用で電子回路の劣化があるのかどうか分かりませんが、比較するとマイルドな解像感。黒の階調はクロの方がまだ良いような印象で、見慣れているせいか眼にも優しく感じます。モノとしての存在感が圧倒的。プラズマパネルは、暖房機器並の発熱で実に暖かい(笑)。設置をお願いした業者さんは、このテレビは滅多に扱うことがないので緊張しますと言って、途中で会社にも作業確認の電話をしながら、約2時間かかりました。

ビエラ(有機液晶) 
 こちらの設置時間は約30分、あっという間に終わりました。非常に合理化されていてチューナーもスピーカーも内部に収められた一体型、ケーブルはアンテナ線と電源コードの2本だけ。時代の流れを感じます。パネルが非常に薄くて何かをぶつけると破損しそうで怖い。モノとしての存在感は薄い。
 クロは50型、こちらは55型であるけれども、テレビ本体としての大きさは相対的に小型化。端子類も少ない。有機液晶パネルからの発熱はほとんど無い。スタンドは現行機種としてはしっかりしているが、スタンド自体や転倒防止策はクロの方が頑丈。
 画質はデフォルトのAIモードでもかなり派手目、シネマ系モードでクロに似た質感となりましたが、非常に高精細でクロと同じ位置では見難いかもしれません。ただ、原色系の色はやはり派手な印象です。そのうちに慣れるでしょうが、やはり画質は違いますね(笑)。
 テレビ本体だけでもふんわりとした3次元的な音場感が出ています。実は、以前からBOSEのCINEMATE 1SR(2011年9月発売、いわゆるサウンドバー・タイプのホームシアタースピーカー)もあったのですが、クロとの配置では効果がイマイチでした。今回、テレビ配置の微調整に伴いBOSEの位置も変更せざるを得なかったのですが、その結果、音場感が激変、低音もよりいっそう出ている感じになりました。周囲の壁との位置関係でしょうか。
 便利機能満載。番組表などの文字が小さくて老眼には見にくいです。外付けHDDに録画できるのが、お手軽で便利です。取扱説明書は薄い小冊子のみ、あとはウェブサイトのPDFをダウンロードしてね、ということでした。
 一通り操作系を確認後、とりあえずSONY PS3経由でREGBOXの録画データとの接続状況を確認しました。大丈夫! 良かった!(笑)

 

 東芝 VARDIA RD-X9 から REGZA DBR-UT209 へ
 ところで、パイオニア クロとの組み合わせで買った東芝ハイビジョンDVDレコーダー VARDIA RD-X9(2009年9月発売、2010年3月購入、2010年10月頃生産完了)ですが、これもとうとう入れ替えとなりました。RD-X9は、もう1年以上前からW録画ができなくなり、それに伴い一旦間違えてW予約をするといずれも録画ができず全ての予約を解除する必要があったりして、かなり使いづらい状況に陥ってしまいました。そんなわけでしばらく前に、バックアップ機種として東芝 BRレコーダー REGZA DBR-UT209 (2019年11月発売、3番組同時録画)を購入していたので、こちらを新しいVIERAとの組み合わせとしました。こちらには伝統的な分厚い取説がついていました。


 買替えに際しては、RECBOXの利用が大前提となるので、IO DATAのウェブサイトで「RECBOX動作確認済み機器一覧」などを参照しながら、改めてRECBOX利用可能のシステム構成を確認しましたが、実質的に使える機種が非常に少なくなっているのに驚きました。したがって、乏しい選択肢の中でREGZA DBR-UT209となりました。録画データの機種依存性を避けるという意味では、コンパクトに収めることができて相変わらずメリットは大きいと思いますが、一方でRECBOXのリスクが徐々に大きくなっているような感じもします。RECBOXの利用も徐々に減らそうか(現在8台使用。これ以上、増やさないように)と思案中です。


 RD-X9は使い難い点もいろいろとありましたが、11年以上よく活躍してくれました。特に、パソコン用のキーボードが使えるのが非常に便利でした。さすがに今回のREGZAでは使えませんでした。

 

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