蒲郡クラシックホテル(1) 2020秋



20数年前、当時の蒲郡プリンスホテルに夏休みの予約を入れていましたが、直前に私の体調不良と入院でドタキャンとなりました。それ以来、新幹線の車窓からこの特徴的な外観を遠くに見るたびに、昔のドタキャン騒動を思い出しますが、このホテルに来ることはもう無いだろうなと思っていました。蒲郡は、東京方面からは新幹線から在来線への乗り換えなど、決して便利な場所ではありません。今回、とあることから、思い切って行ってみることにしました。
このホテルは、開業が昭和9年(1934)で、蒲郡ホテル・蒲郡プリンスホテル・蒲郡クラシックホテルと名前(経営)が変わっています。三河湾を一望する高台に建つ建物からは、天然記念物の竹島が望め、朝に夕にベランダからは素晴らしい眺めです。開業当初には、鉄道省国際観光局から第1回国際観光ホテルに指定されました。近代化産業遺産にも認定されています。格調高い城郭風建築の外観に加え、内装・調度品は旧蒲郡ホテル伝統のアール・デコ様式です。
3階建、客室数27室。チェックイン 15:00、チェックアウト 12:00で、たっぷりとホテル・ステイが楽しめます。ちなみに、現在「クラシックホテルの会」というのがあるそうで、加盟の9ホテルの一つだそうです。
ホテル到着の第一印象は(事前に分かっていたこととは言え)、独特の城郭風建築と三河湾の展望です。一歩、エントランス(車寄せ)を入ると、大正~昭和初期のアール・デコ風の暖かい雰囲気のロビーが待っています。
クラシックホテルというと、なんとなく水回りが良く無い、ややかび臭いなど、心配になる点もありますが、今回は問題なかったと思います。部屋(ツイン)はふつうに今風でモダンです。大きなバスルーム(+トイレ)はどちらかというと古いヨーロッパ風? 床などに大理石?が貼られていて、北側には大きな窓ガラス。冬はちょっと寒いかもしれないと思いながら、この季節は問題なく、ゆっくりとお風呂で疲れを癒すことができました。
部屋は今回「山側」です。まさに裏山が見ています(苦笑)。一時「海側」にしなかったことに後悔しましたが、2階バルコニーがあるのに気がつき、翌朝は三河湾のオーシャンビューを十分過ぎるくらい堪能できました(笑)。


夕食はステーキ&シーフード(和食)の「六角堂」です。庭園内にある別棟の小さな建物です。前菜は、「12種類のこだわりサラダ」「魚介類の太白胡麻油焼き」、メイン(選択)は「伊勢海老の太白胡麻油焼き、赤座海老のビスク仕立て」「本日の焼き野菜盛り合わせ」、「白飯・赤だし・香の物」です。最後に「季節のフルーツのフランベ、フルーツソース アイスクリームと共に」(アイスクリームも揚げています)、三河わ紅茶(選択)、日本酒です。そのほかにも色々追加や変更が可能でした。久しぶりの鉄板焼きでしたので、美味しく頂きました。
(続く)
撮影機材 CONTAX645 P30+ Distagon T* 45 mm F2.8 (iPhone SE)
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