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2019年4月14日 (日)

国立新美術館「トルコ至宝展」

 

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 国立新美術館(六本木7丁目、千代田線乃木坂駅)に久ぶりに出かけてみました。


 お目当は「トルコ文化年2019」のイベントである「トルコ至宝展」です。もうだいぶ昔になってしまいましたが、2007年に行ったイスタンブールも懐かしく想い出しながらのお出かけでした。平日の10時すぎに到着しましたが、空いていたのはわずかの間で、11時近くになると早くも混んできました。

 

展示は3部構成です。
第1章 トプカプ宮殿とスルタン
第2章 オスマン帝国の宮殿とチューリップ
第3章 トルコと日本の交流

 

 

 

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国立新美術館 展覧会ホームページ;https://turkey2019.exhn.jp/

国立新美術館「トルコ至宝」~チューリップの宮殿 トプカプの美;http://www.nact.jp/exhibition_special/2019/turkey2019/ 

 

 

「第1章 トプカプ宮殿とスルタン」は、オスマン帝国のジュエリーの世界!です。

 No.5《玉座用吊るし飾り》 金・エメラルド・ダイヤモンド・真珠 18世紀後半 トプカプ宮殿博物館蔵。3個の緑色の大粒のエメラルドが素晴らしいです!記念に絵葉書を買いました。

 No.6《ターバン飾り》 金・ダイヤモンド・ルビー・エメラルド・真珠・七宝 17世紀、インド様式の影響。ルビーとエメラルドが目立ちますね。これも記念に絵葉書を買いました。

 No.16《スルタン・メフメト4世の宝飾短剣》 鋼鉄・エメラルド・七宝・金 1664年頃 トプカプ宮殿博物館蔵。柄の部分の巨大なエメラルドに額然!

 No.23《宝飾手鏡》鉄・金・翡翠・ルビー・エメラルド 16世紀末  トプカプ宮殿博物館蔵。パンフレットにも大きく載っていますが、実物とやや色彩感が違っているので、スタッフに確認しないと分かりませんでした。

 

 

 

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国立新美術館「トルコ至宝」~チューリップの宮殿 トプカプの美;
http://www.nact.jp/exhibition_special/2019/turkey2019/ からキャプチャー

  

 

「第2章 オスマン帝国の宮殿とチューリップ」は、スルタンの服飾、敷物、タイル・磁器・ガラス、書籍の装幀など宮殿での生活面です。

 No.133《スルタン・スレイマン1世のものとされる儀式用カフタン》 16世紀中期 トプカプ宮殿博物館蔵。これも保存状態が良く、鮮やかな赤が印象的でした。展示されている服飾品は総じてシルク、金糸・銀糸、一部ウールや木綿などで作られているようでした。BS日テレの「オスマン帝国外伝 愛と欲望のハレム」でも、スルタンや高官の様々な豪華な衣装が出てきますが、それとの関係で興味深くみました。

 No.44《ワニス塗り表紙の詩集》 18世紀前半 トプカプ宮殿博物館蔵
お土産に、同じ装幀デザインのノートを買いました。何を書こうかと悩ましいです。

    

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日経文化事業部 https://twitter.com/artnikkei/status/1110472424414298112

 

  

「第3章 トルコと日本の交流」では、多くの日本人見学者にとって最も印象深いものは(ある意味でトルコの金銀財宝以上に)、No.173《紫展鵞絨地花文刺繍卓被》ではないかと思います。私たちも、こんな素晴らしいものがあるなんて!と本当に驚きました。

 この《紫展鵞絨地花文刺繍卓被》(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)は、「むらさき びろうどじ かもんししゅうの たくひ」と読むそうです。紫色のビロード地に様々な太さや色調の金糸を用いた大きな刺繍で、一言で言うと、大きな菊の紋章のテーブルクロスです。1890年にオスマン帝国スルタン アブデュル・ハミト2世から明治天皇へ送られたものだそうです。

 どのような経緯でこれが贈呈されたのか調べてみました。

 
 発端は、1873年にフランス滞在中の岩倉使節団の一部随行員がイスタンブールを訪問。その後、皇族の小松宮彰仁親王・妃殿下がイスタンブールを訪問(1887年)し、その返礼としてフリゲート・エルトゥールル号がオスマン帝国海軍の航海訓練を兼ねて日本へ派遣されることになった。ちなみに、小松宮彰仁親王(あきひとしんのう)は、仁和寺門跡30世、明治維新で勅命により復飾・還俗し、陸軍軍人となった皇族。明治45年、上野恩賜公園内に銅像が建てられ、今も現存。
 このオスマン帝国最初の親善訪日使節団は、アブデュルハミト2世からの皇帝親書を明治天皇に奉呈し、併せて《紫展鵞絨地花文刺繍卓被》も贈呈されたそうです。この帰路で、エルトゥールル号の和歌山県沖遭難事件が生じて、その後の日本~トルコ間の関係が非常に深まることになります。
 それにしても美しく、保存が良いのに驚きます。2010年にトルコの歴史家として有名なプカプ宮殿博物館総館長イルベル・オルタイル博士が東京国立博物館で講演をされたそうです。その際に、トルコで開催された日本の展覧会で《紫展鵞絨地花文刺繍卓被》がトルコに里帰りしたそうですが、保存の良さがトルコでも評判になったそうです。「宮内庁三の丸尚蔵館蔵」は一般公開されているそうなので、是非行ってみたいものだと思いました。これが、今回の最大の成果かもしれません。

 

 ちなみに、日本~トルコに関しては、
・1890年オスマン帝国エルトゥールル号の和歌山県沖遭難事件
・ロシア帝国の南下政策に対して、日露戦争が日本の勝利に帰すと、同様な状況にあったオスマン帝国では親日感が非常に高まったこと
・1985年のイラン・イラク戦争で日本人を救出してくれたトルコ政府・トルコ航空の話
などがよく知られた逸話だと思います。

 

(続く)

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