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2018年9月 2日 (日)

Nikon Fan Meeting 2018(東京)


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 土砂降りの中を自宅を出発、渋谷は曇り、丁度開場の10時に到着です。
 
 もちろん、かなりの方がすでに入場済みでしたが、目の前のモデル撮影コーナー(Z 7 & NIKKOR撮影体験コーナー)は人も少ないので、とりあえずここで2回並びました。1回目はZ7+FTZ+105/1,4、2回目はZ7+35/1.8でした。設定などはスタッフに確認しましたが、よく分かっていないで撮っています。ハンドリング、サイズ、重量感は確かに私にも合っていました。デザインも確かにV2似ですが、ニコンらしくて好みでした。EVFもなかなか滑らかな美しい視認性でした。動体やシビアな撮影条件では分かりませんが、この撮影条件下ではFマウントでも特に違和感はありませんでした。Zマウントレンズは小さくはないですね。
 
 少々気になったのは、連写を続けるとバッファが足りないのか、すぐに連写速度が低下することです。なお、瞳AFは顔認識の中に含まれているわけでなく今回は無いということで、あえて代わりの機能?と言えば、ピンポイントAFがあると言われました。
 
 
 次は、超望遠新製品体験コーナー。「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」は2台ありましたが、並ぶ列が別になっており、椅子に座って随分待ちました(笑)。本当に軽くて小さい!ボディはD500でしたが、これなら常用レンズにもなりそうな感じ。
 
 ついでにP1000にも並びます。3000mmまでズームすると実に巨大なカメラ。眼科の視力検査用チャートがあって、「視力20.0の世界を体験」。隣のミニセミナー「写真家:山野 泰照 氏、超望遠 COOLPIX P1000 徹底使いこなし」で、月面撮影のノウハウ解説をチラチラ見ていました。
 
 
 次は、写真家 阿部 秀之 氏のトークショー「ミラーレスと一眼レフ」。特徴についていろいろとお話されていましたが、全く新しいZマウントとそれを支えるミラーレスボディということで、従来のFマウントカメラの機能を全てフォローしているわけではなく、取得選択されているということが印象的でした。ニコンが苦手だった肌色もさらに良くなり、白にうっすらとピンクが乗るような微妙な色合いが可能となったようです。一眼レフの完成形と高い評価を受けたD850をさらに越えてきたとのことでした。メモリーカードに関しては、どうしても2枚必要な人は今後出るであろうプロ用機を買えということなんでしょうね。
 
 
 
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 合間を見つけて、作例を鑑賞します。どれも素晴らしいです。展示作品の出力はEPSON SureColor SC-P2005PS(顔料インクのインクジェットプリンター)、用紙はプロフェッショナルフォトペーパー厚手絹目だそうです。当たり前ですが、CANON製プリンターではないですね。あと気になったのは、ほとんどの作品がシーンモードを利用していることでした。プロ写真家でもふつうにシーンモードを使うのでしょうか、あるいは単にNikonからの依頼に応じてなのか?
 
 
 
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 最後に、ニコンの後藤哲朗フェローの「信頼の証し ~Nikon F2・F3ウエムラスペシャル~」です。昨年に続いて今年もファンミーティングをやるとは思っていなかったようです。今回は、リチウム電池の先駆的な利用も含めて、F2ウエムラスペシャルの改造についての詳しい説明がありました。1984年1月に「Nikon新聞 新春対談」で様々なお話が出たそうで(対談は1983年12月)、2月には厳冬のアラスカ・マッキンリー登頂に成功し、その下山中に遭難という悲劇的な結末で終わることになります。この時はF3スペシャルではなく、F2スペシャルで行かれてたようです。
 
 
 今日も昼ごろになると人出も増えて14時ごろはかなりの混雑となりました。しかし、昨年のD850発表のような異常な熱気はなく、皆さん冷静だったようです。Nikonのコアなファンは皆さん昨年D850を購入しており、今年またZ7を追加で買うのもたいへんという心理もあるとか思います。
 
 Zシリーズ発表時にはミラーレスカメラとしてはスペックが期待よりも低すぎると批判がたくさん出たり、ファンミーティングの直前にCANONからEOS R発表の情報がリークされたりして、やや水をさされているのかもしれません。Nikonとしては「新次元の光学性能」のためのZマウントがポイントで、それを支えるボディーがミラーレスと強調しており、実際の画像を皆さんが見ることによってNikonの意図が理解されていくのでしょう。NikonはLeica SLのようなプレミアム化を狙っているのかもしれません。ただし、当初発売予定のレンズ群はCANONの方が分かりやすいような気がします。私自身はどうしよう・・・・・。
 
 ごく最近、日本のカメラメーカーがほとんどフルサイズミラレースカメラに参入するような噂が出ていますが、危惧を感じます。日本では業種に関わらず横並び志向が強いですが、国内の同じ土俵で争い無駄に体力を消耗するのではなく、ある程度の住み分けが必要だと思います。新型デジタルカメラの総フルサイズミラレース化により、再び淘汰の時代にならなければ良いと思っています。
 
撮影機材 SIGMA DP3 Merrill ( 50mm F2.8 )
  

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