札幌グランドホテル ー 2018年 晩夏
9月上旬に発生した北海道胆振東部地震、その数日前にこのホテルに宿泊していました。ネットへの書き込み情報ではなかなか立派な対応をされていたようで、老舗ホテルとしての面目躍如と言うところでしょうか。
札幌グランドホテルには今までも何度か滞在しましたが、実は仕事のためかあまり印象には残っていませんでした。
札幌グランドホテルは、旧三井財閥系の北海道炭礦汽船(北炭)により、1934年(昭和9年)北海道初の本格洋式ホテルとして開業しました。ホテルは地下1階、地上5階建てのモダンな施設であり、当時は札幌市内で最も高い建物であったそうで、「北の迎賓館」と呼ばれていたそうです。北海道炭礦汽船株式会社、通称は北炭(ほくたん)は、夕張を中心として北海道全域で石炭を開発し、数多くの炭鉱を経営していました。
私も若いころ夕張を訪れた時に、「夕張鹿鳴館」を見学しました。夕張炭鉱史上における最盛期の北炭の栄華を表す象徴的建造物です。大正初めに貴賓接待用に建てたもので、皇族も宿泊されたそうです。札幌グランドホテルは知りませでしたが、当時すでに寂れかけていた夕張市内にある「夕張鹿鳴館」はちょっと印象的でした。
ちなみに、この北炭はロシアからの石炭輸入を中心とする専門商社として現在も存続しているとのことで、少々驚きました。
私も若いころ夕張を訪れた時に、「夕張鹿鳴館」を見学しました。夕張炭鉱史上における最盛期の北炭の栄華を表す象徴的建造物です。大正初めに貴賓接待用に建てたもので、皇族も宿泊されたそうです。札幌グランドホテルは知りませでしたが、当時すでに寂れかけていた夕張市内にある「夕張鹿鳴館」はちょっと印象的でした。
ちなみに、この北炭はロシアからの石炭輸入を中心とする専門商社として現在も存続しているとのことで、少々驚きました。
現在の本館は1966年(昭和41年)に営業を開始しているようです。本館にはエレベーターが7〜8基あったと思いますが、そのうちの2基は内装がレトロな木製で、昔の面影を今に伝えるようでした。古風でレトロなエレベーターというと、昔宿泊したウィーンのアストリア・ホテルを思い出します。扉にはスズランが描かれています。
部屋は本館の884号室です。広くはありませんが、部屋の内装も落ち着いた感じで、調度品もこげ茶の北海道民芸調の家具でしょうか。アメニティもきちんと揃っています。
最初の朝食は、4階のガーデンダイニング「環樂」で頂きました。和定食、お粥定食、野菜定食から選びます。旬の北海道野菜を使用した数量限定の野菜定食をお願いしました。窓越しに広がる日本庭園を眺めながら、のんびりと朝食をとることができます。庭園の池ではカモが泳いでいます。
次の朝食は、1階のノーザンテラスダイナーです。こちらは通常のバイキングです。こちらでは、好みのトッピングでオムレツを作ってもらえます。どちらかというと、「環樂」の方が落ち着いていて好みでした。
夕食の方は、事情により北海道ダイニング ビッグジョッキで軽く食べただけで、メインのダイニングはまた次回ということになりました。
夕方、ホテル周辺の赤れんが庁舎 (北海道庁旧本庁舎)、大通公園、大通ビッセなどを散策してみます。東京よりもかなり涼しくてほっとします。
ホテルのラウンジ・バー オールドサルーン1934 もちょっと覗いてみました。結構混雑していました。
撮影機材 Leica X Vario 18mm/F3.5 - 46mm/F6.4(35mm換算 28-70mm), iPhone SE
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