雪のザ・プリンス 箱根芦ノ湖 2018冬



関東地方では今季2度目の大雪の日、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖(箱根プリンスホテル、ザ・プリンス箱根と何度も名前が変わっています)に宿泊しました。朝も雪降る東京地方でしたが、予想外に順調にホテルまで到着しました。
プリンスホテルの中ではたいへん格式の高いホテルです。
本館は、1978年(昭和53年)竣工で、昭和の名建築家村野藤吾氏(1891年-1984年)の晩年の代表作です。芦ノ湖湖畔の景観に調和する建築とするため、ホテルの建築を分割することで巨大化を避け、メインロビーと客室に向かうエントランスホールのある中央棟、2棟の円形客室棟を樹間に分散配置し建設されています。これらの建築はすべて周辺の松や杉の樹高を超えないように建てられ、ホテル全体がそれぞれ樹林に包まれ、建築の内外が自然と融合した魅力的な空間を生み出しています。
本館は、1978年(昭和53年)竣工で、昭和の名建築家村野藤吾氏(1891年-1984年)の晩年の代表作です。芦ノ湖湖畔の景観に調和する建築とするため、ホテルの建築を分割することで巨大化を避け、メインロビーと客室に向かうエントランスホールのある中央棟、2棟の円形客室棟を樹間に分散配置し建設されています。これらの建築はすべて周辺の松や杉の樹高を超えないように建てられ、ホテル全体がそれぞれ樹林に包まれ、建築の内外が自然と融合した魅力的な空間を生み出しています。


建築自体の詳しい紹介は、「ザ・プリンス 箱根 本館が2012 年 5 月 15 日(火)に『第 21 回BELCA賞』の表彰を受けました:株式会社プリンスホテル」「木と建築への旅〜高橋正勝のブログ」「ホテルを躍動させる、村野藤吾のディテール TOTO通信」などに出ています。
圧巻は、本館エントランスホール(天井にアルミ箔が貼られた間接照明による大回廊)、優美な曲線とヨーロッパ建築を思わせる細かい細工を施した円形ドーナツ型の客室でしょうか。このような手の込んだホテル建築は、民間企業ではお金がかかりすぎて、また現在の効率優先を考えると、もう出来ないでしょうね。
また、本館〜円形客室〜別館の連絡通路も複雑で迷路風です。


ところで今回は別館に宿泊です。目の前には雪の芦ノ湖と、蛸川温泉の屋根と湯気が見えます。部屋の内装や備品はシンプルです。部屋は充分広く、補助ベッドを使えば4人まで宿泊できるようです。本館も別館も暑く、室内では送風をOFFにして室温を調節しました。
温泉に行くには、こちらの別館の方が便利です。温泉は、大浴場(内湯)とかなり広い露天風呂からなります。無色透明の温泉です。温度管理もちょうど良いです。箱根園の桟橋に入る遊覧船が、露天風呂のすぐ近く(?)を通るのでびっくりです。

雪の湖畔を散歩してみました。さすがに降雪の後でしたので、寒かったでした。数人の外国人観光客が雪の中ではしゃいでいました。やはり雪が珍しいようでした。
敷地内にはシャクナゲがたくさんあるので、初夏には美しく咲きそうです。

本館のラウンジ やまぼうしに入りました。こちらには、何種類かの椅子とテーブルがあります。低いテーブルが多いのですが、座り心地と眺めで場所を決めます。
ケーキセットを注文しましたが、飲み物はカフェオレ、ケーキはアップルパイとモンブランです。
ケーキセットを注文しましたが、飲み物はカフェオレ、ケーキはアップルパイとモンブランです。


俗化している箱根園と隣接しているのもややミスマッチのように思えますが、総じて満足感は高かったでした。
撮影機材
CONTAX645, P30+, Distagon T* 45 mm F2.8, (iPhone 5)
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