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2017年8月30日 (水)

NIKON D850 : NIKON 100TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2017 -TOKYO&OSAKA-

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 東京会場での2日間のイベントも終わり、約1ヶ月以上続いたNIKON D850についての巷での噂と興奮状態も、発売日までひと段落でしょうか。
 
 初日は開場前から大変だったようですが、2日目10時半頃行った際には入場規制もなくちょっと拍子抜けしました。もちろん会場内はかなりの混雑でしたが人をかき分けかき分けというような状態ではなく、エアコンが寒いくらい良く効いていました。そうは言っても、モデル撮影体験コーナーやプロフィールフォトコーナーは長蛇の列、製品説明・相談カウンターもある程度待ちました。ステージ(写真家やニコン開発者によるセミナー)も整理券が必要でしたが、問題なく毎回聞くことができました。
 

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ニコンのスペースカメラと宇宙事業 ~黎明期から最新のニコン機材まで~
 時間の関係で最後の方だけ立ち見でした。以前参加した後藤哲朗氏のトークショーのヴァージョンアップといった感じで、最新情報としてスペースカメラとしてのNikon D5(直前に発表されたNASAからD5の大量受注)、宇宙からNikon D4で撮影したタイムラプス映像(Nikon in Space)を大幅に時間オーバーしながら話されていました。このタイムラプス映像は自宅に戻って何度も見ました。
 
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D850 開発者プレゼンテーション
 キャッチコピー「その刹那に、かつてない精彩を」から話が入りましたが、このコピーの意味や意義については結局説明はありませんでした。ニコンらしい頑固な哲学的な?アプローチですが(笑)、久しぶりにSuper Nikon(F3)のような分かりやすいキャッチコピーがあっても良いような気がしました。
 
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 D810についてユーザーの声を聞くと、満足度の高い点は画質・バッテリーの持ち・ファインダー、不満な点は暗所性能(高感度)・AF・連写速度(動態を背景に含む風景写真などへの対応)だったそうです。これらの不満な点を丹念につぶして、風景・人物・動態・動画に対応すべく正常進化させたモデルがこのD850だそうです。8KUHDに対応するために45MPとのこと。プレゼンでは、目的ごとに機能一覧のどれが対応して(複数の機能が組み合わさって)役立っているのかが示されて、分かり易かったでした。カタログでもこのような説明方法は有効と思いました。
 
D850写真家セミナー: 中野耕志氏「D850で撮る野鳥写真・飛行機写真」
 AF捕捉力+高画質が特徴。新型機によるモチベーションの向上。作例はトリミングができない、見開き写真は構図に工夫が必要。今回のカタログでは見開き写真が多く好みです。 
 何と言っても、AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR  +  AF-S TELECONVERTER TC-14E III の圧倒的な写りに感動しました。100万円オーバーの超高級レンズの凄さですね。
 
カメラ雑誌編集長 ライブディスカッション:「アサヒカメラ」、「カメラマン」、「CAPA」、「デジタルカメラマガジン」、「日本カメラ」の各編集長。
 DL発売に併せて特集記事を組んでいたのにドタキャンで発売中止になり慌てた! といった話題くらいで、あとは当たり障りない話題でやや期待外れでした。一眼レフとミラーレス一眼との競合の中で、D850の位置付けくらいの話は出るのかと思いましたが、これは10月号のネタでしょうか?

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ニッコールレンズ対談
 写真家阿部秀之氏とPC NIKKOR 19mm f/4E ED、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの設計を担当されたお三方との対談。こちらも時間の関係で最後の方だけ立ち見でした。阿部氏のまとめ方、機能の説明(セールストーク?)はさすがに上手いです。3人の設計者も、この後も会場を回っているので、是非話をして欲しいとのこと。
 
製品説明・相談カウンター
 D850  +  AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED 、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+フィルムデジタイズアダプター(試作品)でちょっとお試し。マルチパワーバッテリーパックMB-D18 は数が少ないそうで回ってきませんでした。
 
 通常の7コマ連写とLVでの6コマサイレント撮影モードを体験。D8XXシリーズは持っていないので良く分かりませんが、連写の音は意外と大きい印象。サイレント撮影モードは無音・無振動なので、慣れないとこれで撮れているの?という感じ。グリップの握りが深くて、重さを感じない印象でした。F1.4大口径シリーズ、やはり良いなあ・・・。スチール写真用に裏面照射型CMOSセンサーやLVのメリットを最大限取り入れた一眼レフカメラということでしょうか。フィルムデジタイズアダプターは昔のスライドコピアのデジタル版、ペンタックス・フィルムデュプリケーターのお手軽版。
 
ニコンクイズグランプリ
 一番難しかったのは、ゴルフの4大メジャー選手権(マスターズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権、全米オープン選手権、全英オープン)のいずれを協賛(?)しているかでした。まだ始まったばかりのこのクイズで正解者が2〜1割くらいに激減して司会者も慌てていました。私もこれであえなく沈没!カメラオタクはゴルフをやらない?
 
Dsc00070_             主催者側も楽しんでいる感じ
 
 
最後はファンミーティング集合写真撮影
  集合写真では、皆さん、ニコンのNを指で形造っています。
 結局なんとなく最後まで残ってしまいました。
 
 
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