オペラ「カルメン」 新国立劇場 2017

約4時間、幕間にシャンパンを飲みながら新国立劇場で楽しい時間を過ごしました。
バレエの「カルメン」と比べると、前奏曲に始まり、ハバネラ「恋は野の鳥」、セギディーリャ、闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」、花の歌、ミカエラのアリアなど、広く知られた歌や曲が立て続けに出てくるオペラの方がはるかに楽しめるようです。

「カルメン」(Carmen)は、ジョルジュ・ビゼーが19世紀後半に作曲したフランス語によるオペラで、フランス・オペラの傑作であるとともに、世界中で最も頻繁に上演されている名作オペラとも言われています。
オペラ「カルメン」は、フランスの作家プロスペル・メリメが19世紀中頃に発表した小説「カルメン」を基にしたものです。「カルメン」という名はスペインではごくありふれた女性名だそうです。(以下、ウィキペディアなどから)
原作ではスペインの民族構成の複雑さや下層社会の抱える困難、荒涼とした風土などを背景に、孤独で勤実なバスク少数民族の男が、カルメンという情熱的なジプシー女(ボヘミア人)に振り回されたあげく、情欲のため犯罪に加担し、やがて破滅するというお話です。物語の背景にあるスペインの複雑な「内と外」の問題、それに繋がるヨーロッパ社会のはらむ文化の「内と外」が、隠されたテーマであったようです。
一方で、この原作からの派生作品では恋愛と嫉妬を中心にすえ、闘牛士やフラメンコなどスペインを代表する「明るさ」を前面に出すことで物語の印象を一新しています。男にとっては危険な女というカルメンのイメージは、オペラ「カルメン」ではさらに強調されています。


主役の一人であるミカエラ役は、砂川涼子(ソプラノ)さんです。妖艶なカルメンとは対照的に清楚でシャイで可愛らしいミカエラ役には、雰囲気が良くあっており、なかなかの人気でした。
それにしても、このオペラもドン・ホセ(ドン・ジョゼ)が婚約者であるミカエラを捨て、代わりに恋い焦がれたカルメンを刺し殺してしまうという悲劇で終わります。最後のあっという間の出来事で、幕が下りてきて終演となります。悲劇的な第4幕も、楽曲自体は華やかに終わります。
それにしても、このオペラもドン・ホセ(ドン・ジョゼ)が婚約者であるミカエラを捨て、代わりに恋い焦がれたカルメンを刺し殺してしまうという悲劇で終わります。最後のあっという間の出来事で、幕が下りてきて終演となります。悲劇的な第4幕も、楽曲自体は華やかに終わります。
終演後、ホワイエに出てくると、そこは個人賛助会員の懇親会(パーティ)の準備中でした。幕間には出ていなかったカルメンとエスカミーリョ(闘牛士)の衣装も展示されていました。いいなぁ・・・・・と思いながら、帰宅の途につきました。
撮影機材 Olympus STYLIS 1s, iPhone 5
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