勝沼 ワイナリー巡り2015
1)勝沼・グレイスワイナリー(中央葡萄酒株式会社)
最近有名なグレイスワイン(ワイナリー)にまず出かけてみます。蔦のからまったワイナリーの建物が眼を引きます。入口は非常に狭いのですが、中に入ってみるとビックリ、意外と広い建物です。すでに、ワイナリー見学で試飲中のお客さんほかで混雑していました。
実はこの中央葡萄酒は初めてなのですが、予想外にいろいろと手広くやっている印象でした。この数年間集中的に国内外のコンクールに出品し、優秀な成績を収められています。キュヴェ三澤などの有名なワインは既に完売でした。
オーナーの娘さんは、ボルドー大学ワイン醸造学部を卒業、海外研修を積みながら現在は醸造責任者を任され、金賞受賞の名誉もありマスコミにも積極的に対応したりブログをやったりと、活躍されています。オーナーの娘さんの大活躍で一気に有名になるという、最近よくあるパターンです。
テイスティングは、気に入ったワインを1杯・・・円(銘柄により値段が違って300〜500円くらいでした)で好きなだけ飲むという、ある意味割り切ったルールです。テイスティングでもあるし、スタンドバーのような雰囲気でもあるので、最初は少々戸惑いました。日本の甲州種は勝沼で、欧州系の葡萄(主に赤ワイン用)は北杜市明野(韮崎~小淵沢の中間くらいの所)と、栽培場所を分けているそうです。用意されていたワインは、まだ若い印象でした。
今日巡った5カ所の中では、今一番勢いがあるというか、活気に溢れていた印象でした。
今日巡った5カ所の中では、今一番勢いがあるというか、活気に溢れていた印象でした。
2)シャトー・メルシャン
どちらかというと、昼食のために立ち寄りました。ここでもランチプレートなどが食べられます。カフェカウンターとテイスティングカウンターを分けた方が良いと思うのですが、スペース的にやむをえないのでしょうね。天気も良いので、外でランチを食べる人が大勢いました。私達も外でのんびとしました。
3)イケダ・ワイナリー
小さなワイナリーですが、相変わらず根強いファンが多いようです。外に飾られている猫ちゃんも相変わらずです。毛並みの奇麗なラブラドール・レトリーバーも健在でした。メルローグランキュヴェとグランキュヴェ甲州がお気に入りです。商品としての種類はほとんど変わらないので、地道にやっているんでしょうね。
4)勝沼醸造
テイスティングの方法がガラリと変わっていて本当に驚きました。テイスティングは、500円で決められた6種類のワインを順番に試飲するというコースです。テラス席もすべて予約制で、時間制限付きになりました。お店の方のお話では、いろいろな事情でこのような方法に変えたそうです。やむをえないですね。テイスティング可能な種類がずいぶんと減ってしまい、ちょっと残念でした。テラスは予約が切れた合間に少し休ませてもらいました。
ヌーボーフェアーにも少し飽きて御無沙汰していますが、勝沼醸造直営レストラン「風」も『レストランテ 風 アルガ葡萄園直営』に変更になるそうです。「アルガ」「アルガーノ」はワインの名前の冠になっていましたが、多分それほど一般的には知られていないと思うので、そのあたりの知名度アップを目指しているのでしょう。トップを走ってきた勝沼醸造も時代の変化を感じ、CI(コーポレート・アイデンティティ)を考えているのかもしれません。
5)ワイナリーレストラン「ゼルコバ」(シャトー・ルミエール)
今日の最後の目的地です。「ゼルコバ」、確かに料理は美味しくて、また来たいと思わせる料理でした。これは後ほど改めて書く予定です。
最近、曖昧だった”国産ワイン”の表示ルールを国税庁が見直しました。「国産ワイン」は、原料が国産・海外産にかかわらず、日本で製造されるすべてのワインのことを指します。一方、「日本ワイン」は国産ぶどう100%で造られた国産ワインに限定されます。これは、この10年ほどの間に日本のぶどうで造られた日本製のワインが国際的なコンクールで多数受賞するなどして注目度がアップしたためです。また、「日本ワイン」の地名表示は、国際ルールに則してラベルへの表示を可能にするほか、国内のある地域で収穫されたぶどうを85%以上使用している場合に限り、その地域をラベルに表示できるそうです。
勝沼のワイナリーも、静かながらも大きな変化の時を迎えようとしているのかもしれません。
勝沼のワイナリーも、静かながらも大きな変化の時を迎えようとしているのかもしれません。
撮影機材
EOS 7D Mark II + EF35mm F2 IS USM
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