フル・リニュアール後は客室、レストラン、チャペルなどが大人気だそうで、ご多分にもれず外国人宿泊客もたいへん多いようです。超高級なスイートルームもあるそうです。東京駅やビジネス街にも近い、目の前の皇居が借景として美しい、今どきの感性にちょうどフィットしたラグジュアリーなホテル、という感じなのでしょうか?
今回は、中国料理の琥珀宮で夕食となりました。
ホームページによると、中国飯店は、「上海・北京・広東・香港の中国各地の一級料理人を現地より招き、お客様に本場の中華料理を提供」だそうですので、海外からの出店ではなくて日本の会社のようです。
窓際に案内されます。まだ黄昏時でしたが、東京タワーからペニンシュラ・ホテル方面の美しい夜景が前庭越しに見えます。皆さん、常連さんが多いのでしょうか、何となく聞こえてくる様子からはアラカルトの注文が多いようです。また季節柄、上海蟹を注文される方が多いです。
ちなみに、我が家はフツーのコース料理にしました。フカヒレの姿煮込み、北京ダックが今回の目的です。妻は、昔北京で山のように!?食べたそうですが、私は初めて(苦笑)。あまり肉料理という感じがしなくて、ちょっと拍子抜けです。妻の話では、北京ダックと言ってもいろいろあるので、琥珀宮ではこのような調理方法のようです。

フカヒレの姿煮込みも素直に美味しかった。チャーハン(海鮮と塩漬け卵のチャーハン)も説明を聞くと非常に凝っています。
どの料理もたくさんの食材がミックスされて複雑な味となり、出てきた料理には何が入っているのか分かり難いものが多いです。ステーキ・焼き肉・刺身など、ソースや味付けが複雑でも、食材そのものがドーンと出てくる料理とは対象的でした。

ちょっと変わったポットには、ジャスミンティーが入っています。
揚琴/楊琴(ようきん)の演奏が繰り返し行われていました。西方から伝わった中国の伝統楽器で、弦を2本の竹のバチで叩いて演奏する”打弦楽器”です。初めて見聞きする楽器でしたが、中国風ながらなかなかメリハリのある楽器でした。
ギィ・ラルマンディエ 2006(シャンパン)は柔らかくフルーティという印象で、普段飲むシャンパンと比べるとやや軟弱テイストでした。
最後にデザートも食べて、十分満腹となりました。
昔に比べると敷居の高いホテルに様変わりしてしまったようですが、外観のちょっとした曲線美、内装の和風モダンなど、良い雰囲気のように思えました。
撮影機材
SIGMA DP2 Merrill, iPhone 5
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