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2015年9月 1日 (火)

日光田母沢御用邸記念公園 2015夏

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 数年前この付近を訪れた時はまだ公開されていなく、隣の日光植物園に行きました。
 今回初めて訪れましたが、予想外に大きな施設でした。ガイドさんとも話をしているうちに、ふと時計をみるとずいぶんと時間がたっていました。
 

  以下は、記念公園のホームページ、パンフレット、チラシからの抜粋です。
 
 日光田母沢御用邸は、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建て部分)を移築し、その他の建物は新築される形で、明治32年に大正天皇(当時 皇太子:嘉仁[よしひと]親王)のご静養地として造営されました。

 その後、小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、大正7年から御用邸として謁見所、御食堂、御玉突所、皇族休所などを中心として本邸の大規模な増改築が行われ、大正10年に現在の姿となったそうです。昭和22年に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。
 
 現在は、栃木県が国有地の無償貸付を受けて、3年の歳月をかけ修復・整備され、平成12年に栃木県営都市公園の一つとしてオープンされています。建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。外観は和風建築の形態ですが、内装は和洋折衷の生活様式が取り入れられています。これらの建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。平成15年には「国の重要文化財」に指定されています。

 

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 見所は、謁見所(大正、即位後は御用邸での 公式儀礼などが増えたため)、御学問所(江戸)、ふすま絵(江戸)、御車寄(明治)、皇后宮(明治、貞明皇后の御座所など)、御玉突所(大正、ビリヤード)などです。
 

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 中高年のガイドさんも大勢いて、私達があちらこちらウロウロしているうちに、いろいろとお話をすることになりました。こちらも予備知識がないもので的を得た質問がなかなかできないのですが、時々よくぞ聞いてくれたとばかり、突っ込んだ話をしてくれました。そのなかで幾つか印象の残った話です。(説明や展示の記憶が曖昧な点もありますので、おおよその記憶です。)

・造営された明治32年には、既に日光まで鉄道が開通していそうです。移築に際しては、木材などをどのように運んだのでしょうか。記録は残っていないそうで、日光駅からは多分、トラックはまだ無くて牛車や馬車で運んだのでは? 東京赤坂からの移築と言ってもたいへんだったのではないか。

・また荷物の運搬の際に坂道で馬車か牛車が進まなくなり、御者が鞭を打っている中、沿道のお出迎えの人たちは頭を下げていたそうです。 

・当時天皇は現人神だったので、日光に来る度に、身の回り品(と言っても、現代の私達が旅行の際に持ち歩く身の回り品の類いではありません)を持参し、また東京に持ち帰ったそうです。ですから、この御用邸には調度品的なものはあまり残っていないそうです。膨大な量の荷物です。当然食事の素材も大部分は東京から運ばれたようです。
 
・平成26年、天皇皇后両陛下が式年遷宮があった伊勢神宮に参拝された際に、皇位とともに伝わる「三種の神器」のうち「剣璽(けんじ)」(剣と勾玉)を携行する「剣璽動座」が20年ぶりに行われたと、話題になりました。当然、大正天皇の時代もこの「剣璽動座」が行われていたわけですが、「剣璽(けんじ)」を安置する「剣璽の間」もありました。小さなスペースですが、一段高くなった畳の縁?のデザインも特別なものだそうです。「御日拝所」というのも印象的でした。

 
 
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・御湯殿も当然ありますが、温水の配管があったそうで、当時の日光としては想像を絶する設備であったようです。さすがに、蒸気を利用したセントラルヒーティングまでは無かったそうです。
 
・ふすま絵についても説明がありましたが、忘れてしまいました。クラシックなシャンデリアもたくさんありました。
 
・現在は鬱蒼とした木々が茂っていましたが当時は木々はまだ成長せずに、鳴蟲山、大谷川、日光市内が良く見渡せ、夏には大谷川沿いの冷たい冷気が心地よかったそうです。今でも、風の通る良い場所があります。
 
・現在の天皇陛下が昭和19年から1年間疎開生活を送られました。御学友は日光金谷ホテルに泊まり、こちらで毎日授業が行われたそうです。
 
 
 さすがガイドさん、たいへん物知りです。展示の説明を見るよりもよっぽど面白く興味深いお話がありました。話が回りだすと、こちらもいろいろと突っ込みをいれたくなります。御用邸、ちなみに英語ではパレスではなくヴィラでしたが、その性格上難しいのだと思いますが、歴史・建築・美術に加えてもう少しテーマ性やエピソードを交えて多面的に紹介して頂けると、たいへん魅力的になるものと思いました。
 
 また季節を変えて行ってみたいものです。もう少し勉強して・・・・。
 
 

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撮影機材 CONTAX 645,  P30+,  Distagon T* 55 mm F3.5
 

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