CONTAX 645 / PHASE ONE P30+ & FUJICOLOR PRO400 (1)
P30+, Planar T* 80 mm F2, ,ISO200, f4.0, 1/90s
MFB-1B, PRO 400, EPSON F-3200, Planar T* 80 mm F2, f8.0, 1/60s
中判用デジタルバッグの特徴としては、豊かな階調性、ダイナミックレンジの広さ、高い解像度などが言われています。ではデジタルバッグを手に入れた場合、今までのフィルムで撮った写真と写りがどのように違うのか、ちょっと確かめてみたくなりました。
以下のような撮影条件や前提条件が入りますのでとても同じ条件での比較となりませんので、かなり大雑把な個人的な主観となります。
1)撮影条件
・P30+ :ISO200、Capture One 6
・PRO400 :ISO400、EPSON 3200F、MFB-1B
2)前提条件
・P30+ではレンズ倍率1.3Xであるので、同じサイズで比較できない。
・PRO400の場合、基本的にはフィルムスキャナーの性能に支配される。
・Niftyのココログ(cocolog)の場合、添付できる上限が1MBであるので、拡大しても等倍では見れない。
・ココログにアップした場合、必ず画質の劣化が生じている。
・屋内撮影ですので、撮影対象が限定される(屋外でのデジタルバッグ交換はまだ怖い)。
P30+のキャプチャーレートは1.25秒/コマですが、撮影ペースはフィルムの場合とほとんど同じのゆったりペースです。35mmデジタル一眼レフの撮影ペースとは全く別の世界です。
KODACのCCDセンサーに依るところが大きいのかもしれませんが、比較の第一印象はデジタル/フィルムで非常に良く似ているということでした。これはFoveonセンサーと比べると、その違いは明確です。
またこのような白一色の被写体で見ても、確かに階調性は豊かで、白の変化が実に豊かだと実感しました。f2.0開放での背景のボケ具合は、レンズ倍率1.3Xの効果かP30+の方が大きいようです。
ところで等倍画像で比較すると、P30+の方がはるかに解像していました。これは予想外でした。比較のフィルムがPRO400ではやや不公平で、本来はVERVIAかPROVIAあたりで比較するべきだったのかもしれません。
P30+, Apo Macro Planar T* 120mm F4, f32.0, 1/2s
上の等倍拡大画像(P30+, Apo Macro Planar T* 120mm F4, f32.0, 1/2s)
白いめしべ(雌蕊)にピントを合わせています。
上の等倍拡大画像(PRO400, Apo Macro Planar T* 120mm F4, f32.0, 1/4s)
白いめしべ(雌蕊)にピントを合わせています。
P30+, Planar T* 80 mm F2, f2.0, 1/500s
P30+, Planar T* 80 mm F2, f11.0, 1/15s
PRO400, Planar T* 80 mm F2, f11.0, 1/30s
上の等倍拡大画像(PRO400, Planar T* 80 mm F2, f11.0, 1/30s)
黄色のおしべ(雄蕊)にピントを合わせています。
(続く)
| 固定リンク
「CONTAX 645(機材編)」カテゴリの記事
- CONTAX645と過ごした25年、そして別れ(2024年初夏)(2024.07.01)
- カメラ用一脚 MONOSTAT RS16SK COMPACT (Switzerland)(2022.09.27)
- カメラ用雲台エルグ erg 「N75 3 way」(2022.09.26)
- 大菩薩峠トレッキング 2021晩秋(2022.01.21)
- CONTAX645の長期使用と消耗品(2020.07.04)
コメント