バッハ・コレギウム・ジャパン (2015.4)
J.S.バッハ:マタイ受難曲を東京オペラシティコンサートホールに聞きにいきました。
バロックやバッハは大好きですが、このBCJも含めてあまり国内演奏家のコンサートには行く機会があまりありませんでした。きっかけは、今年のNHKのニューイヤーオペラコンサートです。最近は毎年TVで見る事が多いのですが、今年はかなり企画が変更になり、BCJも初出演でヘンデルの歌劇「リナルド」を演奏していましたが、たいへん印象的ですぐにBCJの定期演奏会の申込をしました。
マタイ受難曲、良かったでした。開演18:30、終演22:00で約3時間の長時間演奏会です。さすがに最後の方は腰と足が痛くなりました。
CDで全曲を通してすべて聞いた事はなかったのですが、演奏会では否応無しに最後まで聞く事になります。周囲ではパンフレットに出ている歌詞を見ながら演奏を追っている方が結構大勢おられるようでした。合唱のサークルなどで歌っているのでしょうか。
前半の第一部ではさすがに馴染みの曲が少ないので気持ちが緩んでしまいますが、後半の第二部で39や52のアリアが出てくると俄然緊張感が走ります。
39 わが内も外も悔いて涙する:憐れんで下さい!(ペテロの否認、悔恨の涙)
52 この心を贖いの小羊の血を受けとめる鉢となし給え(イエスの鞭打ちと辱め)
1や68の最初と最後のコーラスも本当に美しいと改めて思いました。
1 過越の小羊としてのイエスを直視する(シオンの娘と信ずる者たちの対話)
68 安らかに憩い給え(哀悼と安息)
オーケストラも合唱団も左右に分かれて2編成?、ソリストが8名といった構成です。
オケも歌い手も全員で一緒に演奏する場面、オケと合唱団が2つに分かれて独立して演奏する場合、ソリストとオケの組合わせ、ソリストと様々な楽器のソロ演奏の組合わせなど、演奏形態のバリエーションが豊富です。特にソロの歌い手と器楽のソロ演奏の組合わせが楽しいですね。
終了後は、心地よい夜風の中、軽食を食べながら今日の余韻に浸りました。
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