小田原城散策 2015冬
箱根湯の花温泉ホテルからの帰り、時間が余っているので小田原城に行ってみました。
駅前(西口広場)には、北条早雲(伊勢盛時)が千頭の牛の角に松明を灯し夜襲をしかけて小田原城を手に入れたという、城盗り物語の逸話による銅像があります。
小田原城といえば、戦国大名の北条五代(鎌倉時代の執権北条氏とは別です)、秀吉の北条攻め(石垣山一夜城、小田原評定)、江戸時代東海道一の宿場町(城主は稲葉氏と大久保氏。稲葉氏は三代将軍徳川家光の乳母である春日局の子供の一族、元は明智光秀の重臣。)が有名だと思いますが、今見るお城の建物はほとんど最近の復元のようです。
妻は、小田原城で一番有名な話は春日局が家光に頼み込んで子供を城主の座に据えたことだと思っていたようですが、春日局と稲葉氏の話題はほとんで出てきません。
地元では「北条五代」を大河ドラマに!・・・と運動しているようですが、展示を見ると、古文書を除くと「北条五代」の遺構などのモノはあまりないような印象でした。
石垣山一夜城の出現で北条方は戦意を喪失したと言われていますが、北条の小田原城は中世城郭のお城、一方、石垣山城は石垣や櫓を備えた本格的な「近世城郭」。田舎武士であった北条方が多分初めて見るような立派なお城で、みんな度肝を抜かれたのでしょうね。
正面入口の「馬出門土橋」から入ると、銅門〜常盤木門〜本丸御殿跡と近くに見えるわりには遠くて、天守閣までなかなかたどり着きません。途中には梅、臘梅(ロウバイ)、寒桜が咲いています。
地元の家族連れや観光客がかなり来ています。
天守閣に入っても展示を見ながら急な階段を何度も登って行くと、ようやく展望台のある最上階に到着です。先ほどまでいた箱根の山々が間近に見えます(フェンスが少々邪魔ですが)。
最後に、遅いランチですが、海鮮丼を食べて帰りました。
撮影機材
EOS 7D Mark II + EF35mm F2 IS USM
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