あまおうドンペリで過ごすホテルオークラ東京 最後のクリスマスシーズン
2015 来年9月から建て替え工事に入るホテルオークラ東京は、現本館での最後のクリスマスシーズンとなるわけですが、運良く出かけて行く機会がありました。
パーティではローストビーフ、ローストチキン、レモンパイなどの他に鯛の塩釜料理も出てきてきました。
塩釜料理(塩釜焼き)、あまり馴染みがないのですが、魚介類・肉類・まつたけなどを、塩または卵白を混ぜた塩でおおい、天火などで蒸し焼きにした料理を言います。「塩釜」は海水を煮詰めて塩を作るかまどで、古くは製塩中の熱い塩の中にとってきた魚を入れて蒸し焼きにしたそうです。特別塩っぱかったという印象はなくて、鯛の蒸し焼き料理という感想です。
楽しいパーティも終わり、せっかくですのでオーキッドバーに行ってみました。期間限定のプリティーウーマン バイ ドン ペリニヨン ( 'Pretty Woman' by Dom Perignon)というカクテルがありました。ドン ペリニヨンとフレッシュ ストロベリー(福岡県の「あまおう」イチゴ)です。
男性用と女性用が少々ちがい、男性用は「ドン ペリニヨンと苺、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリーとの相性が絶品」、女性用は「フレッシュな苺とバラのジュースをドン ペリニヨンで満たした至極の一杯」です。
お値段の方もさすがです!!! 酔っぱらった勢いで、えいヤーッとオーダーしてしまいました。なんとも言えないお味でした。どちらかというと、女性用の方が苺が形を残して入っているので分かり易い味、男性用はミックスされて複雑な味? でしょうか・・・。
時間も遅くなり人影もまばらなロビーで、その贅沢な空間に包まれながら、酔いを醒まします。オークラの過去と未来を想像しながら・・・・。
オークラは大倉財閥の二代目である大倉喜七郎によって設立されました。第二次世界大戦後の公職追放により帝国ホテルを離れた大倉は、国内屈指の工芸家たちへ日本の美を以って諸外国の貴賓を迎えるホテルの理念を熱心に説き、その協力を得てホテルオークラを開業させました。明治以降の日本に存在したであろう貴族の精神を証明するという野心と「最後の男爵」としての意地により、「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたホテルでだそうです。ホテルオークラ(東京)は、本館が大倉邸の敷地に、別館は日本航空の創業者である松方邸の敷地を利用して作られました。(ウィキペディアからの抜粋)
正面玄関の前には、日本の私立美術館の草分けである「大倉集古館」(1917年(大正6年)8月開館)があり、大倉家の蒐集物を博覧に供しています。時間があれば立ち寄りたかったのですが、今年の春から既に休館中で少々がっかりしました。
ホテルオークラ東京は、1964年の東京オリンピックに先駆ける1962年に開業しましたが、その本館を来年2015年9月から建て替え工事に入り、2020年の東京オリンピックに向けてリニューアルし2019年春に開業予定だそうです。新本館は低層13階建てと高層38階建て(低層階はオフィステナント)の2棟になるようです。現在主流の超高層ビルに入るホテルになるわけですが、低層建物主体のゆったりとした雰囲気が無くなってしまうのは残念です。ちなみに、ホテルの「御三家」の中で、帝国ホテル、ニューオータニはオリンピック後に改装を行う方針だそうです。
撮影機材
SIGMA DP2 Merrill, iPhone 5SIGMA DP2 Merrill, iPhone 5
iPhone 5 構図が難しいですが、予想外に良く撮れています。驚き。
SIGMA DP2 Merrill 大部分を小型ストロボのマニュアルバウンス発光で撮っています。DPシリーズはこのような場では使いこなしが難しいカメラですが、マニュアルのバウンス発光併用でスナップ写真には使えるレベルになってきました。ブログ用は運悪くみな手ぶれしており残念。
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