2012年6月30日 (土)
2012年6月26日 (火)
上高地帝国ホテル(3)-レストラン
エントランスを入ると、目の前にある巨大な煙突、ホテルの創設当時からあるそうです。もちろん輸入品。
昼間は騒がしいロビー付近も、夜になるとひっそりと。ホテルのスタッフが、頻繁に薪をくべにきます。煙突の縁に頭をぶつけそうになりながら、熱くないの? と心配になります。薪の火を見ながら、のんびりと食後のケーキセットを食べます。
そのうちに、ホテルのスタッフが集合して記念撮影をしています。どうやら、スタッフの一人が、東京の帝国ホテルに帰るようです。つまり、こちらの上高地帝国ホテルのスタッフは、東京の帝国ホテルのスタッフが2〜6ヶ月交代で勤務しているのだそうです。
夜も深まり、ラウンジから外に出てみます。北斗七星が輝いていました。
この新緑の季節、週末はランチやロビーラウンジ利用のお客さんも多いようです。晴れると「アルペンローゼ」の専用出入り口には朝から椅子が並べられていました。
ランチは、海老ピラフです。味、ボリュームとも十分でした。ハイキングの服装の人達もかなりいます。
夜は、カジュアルな洋食レストランです。しかし、昼とは雰囲気が違います。お洒落している人もいます。オニオンスープ+パエリアを頼みました。本格的なオニオンスープは久しぶりでしたので、美味しかった。パエリアも良かった。こちらのホテル、とにかくボリュームはたっぷりです。それから、コーヒーはお替わり自由のようで、無くなるとスタッフが直ぐに注ぎにきます。ちょっとコーヒの飲み過ぎです。
予約制です。バイキングではなく、アメリカンスタイルの朝食です。こちらもボリュームあります。ジュース、サラダ、メインのプレート(卵、ソーセージ・ハム、付け合わせなど)、パン、コーヒー、デザート。ここでもコーヒーは飲み過ぎ。最後のデザートがグレープフルーツ(追加のメニュー)ですが、これが大変美味しかった。添えられている一輪の花も可憐です。
「あずさ庵」の夕食
和食で予約制です。しゃぶしゃぶです。鉄板焼きもありますが、先約でいっぱいだったようです。食前酒の梅酒、先付け、しゃぶしゃぶ、雑炊(白米の御飯にかえて)、デザートです。しゃぶしゃぶのお肉、ほどほどの霜降りで食べ易かったでした。お皿の4列のお肉は二人前ですが、両側は大きめ、中2列はやや小振りでしたが、味には勿論満足。ちなみに写真は少し食べてしまった状態です(笑)。雑炊が出来上がるころには、すでに満腹状態です。最後のイチゴのゼリーのデザート、これも珍しいものでした。
バー「ホルン」
こじんまりしていますが、落ち着いた雰囲気です。カウンターで、シャンパンカクテル「穂高」とドライフルーツのセットを頂きました。そしてお代りで同じくシャンペンカクテルの「梓」を頼みました。「梓」の方がさっぱりしていて好みの味でした。
全体として
・お値段は、もちろんそれなりで安くはないですが、味も満足した上で、食べ足りないという不満はありませんでした。しかし、ずっとここで食べていると、飽きます。その場合は、河童橋周辺のビジターセンターやホテル・ロッジ・山荘の食堂・レストランに行く事になりますが、こちらはいかにも観光地の食事といった印象でした。ですから、ランチには帝国ホテルに立ち寄る方も多いのでしょうね。
・ドレスコードですが、男性の場合、ジャケットは必ずしも要求されないようです。セーターでOK。ショートパンツ、タンクトップなどは駄目です。女性の場合、きちんとした装いの方が予想外に多かったでした。
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撮影機材
Panasonic DMC-LX3
2012年6月23日 (土)
上高地帝国ホテル(2)- 早朝
午前5時、2階のテラスから外の様子を見ます。晴れている!! 昨夜用意していたザックを持って、すぐに出発の準備をします。昨日の雨をたっぷりと含んだ木道を滑ってころばないように注意しながら、早足で歩きます。途中から梓川沿いの道に出ます。穂高連峰が、多少の朝もやに包まれながらも良く見えます。静寂の中、河童橋付近をのんびりと散策します。来て良かったでした。
ここから見る河童橋はちょっと変わった雰囲気。
焼岳
(以上、すべてクリックで画像拡大)
ホテルの朝食に戻る頃には陽も上がり、ホテルの後ろに再び美しい山並みが見えていました。
撮影機材
CONTAX 645, Apo Macro Planar T* 120mm F4, Fuji ASTIA-100F + EPSON F-3200
2012年6月16日 (土)
上高地帝国ホテル(1)
青春時代に上高地周辺を訪れて以来、実に久しぶりの上高地です。なぜこのように疎遠になってしまったのか、ちょっと不思議ですが、あまりにもポピュラーになってしまったことに対する反動でしょうか。とにかく立派で綺麗になったという印象でした。前回最後に行ったのは、雨の中、車でした。つまり、マイカー規制の以前でした。今回、昔とあまりにもアクセス方法が変わってしまっていて、本当に浦島太郎状態でした。それにしても、新島々の駅前には何も無いのが昔と同じだったのには、逆の意味でびっくりしました。
帝国ホテルが東京に1890年開業し、約50年後の1933年上高地帝国ホテル開業、そして1977年新築となり現在に至るそうです。地下1階、地上4階、客室数75、毎年4月下旬から11月上旬に営業しています。
そばに近づくと、緑の木々の間に真っ赤な山荘風のホテルが見えてきます。良く見ると赤い屋根と茶色の丸太の組み合わせです。12時過ぎに到着ですが、チェックインは14時厳守のようです。「アルペンローゼ」でランチをとりながら時間をつぶして、ギフトショップを覗いているうちに14時となり、部屋に案内されます。2階の122号室です。穂高連峰の見える梓川側の部屋はベランダ付きですが、こちらはホテルの正面エントランス側、つまり国道沿いで、ベランダはありませんが、窓から見る新緑や白樺が綺麗でした。次回は頑張ってベランダ付きの部屋を予約したいものです。
122号室ですが、大きめのツインで十分な広さの客室でした。茶系の内装で大変落ち着いた雰囲気です。アメニティが可愛らしいセッティングです。テーブルには一輪挿しに、小さいながらも赤い可愛らしい花が添えられていました。ボタニカルアートも飾ってありました。私も好きで自宅にもあります。でも最近はあまり流行っていないような・・・・。暖房装置は、今では家庭ではほとんど見かけないタイプで、温度調節はダイヤルで適当に行うというものですが、夜間は暖房が効き過ぎて、かなり絞ってしまいました。タオルやバスタオルは、毎日必要に応じて交換してもらいました。整理簞笥が無いのが、荷物の整理に不便でした。
正面エントランスを出て、ぐるっと回って裏庭?へ向かうと、穂高連峰側のベランダ付の部屋の並びがよく見えます。ベランダでゆっくり過ごされている方も見受けられます。写真では木に隠れて分かり難いのですが、2階にも大きな外部テラスがあり、そこから穂高連峰を良く見る事ができます。こちらの裏庭ももう少し手入れをした方が良いような気がしました。途中には、ニリンソウが咲いていました。
(以上、すべてクリックで画像拡大)
雨の降る中、田代橋から梓川右岸道を歩いて、河童橋を渡って一周してきました。まだ芽吹きだけで新緑はしていないのではないかと心配して来たのですが、杞憂でした。雨の中の白樺が綺麗でした。
撮影機材
CONTAX 645, Apo Macro Planar T* 120mm F4, Distagon T* 45 mm F2.8, Fuji ASTIA-100F + EPSON F-3200
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