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2010年1月31日 (日)

晩秋の京都・神護寺 (2) --- 和気清麻呂 ---

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神護寺を開いた和気清麻呂(わけのきよまろ、733年〜799年)について、少々うんちくを語ります。

小学生の時、夢中で読んだ「ジュニア版・日本の歴史」。
その中で印象に残ったのが、奈良時代の宇佐八幡宮神託事件です。

769年、宇佐八幡宮より称徳天皇に対して、「道鏡が皇位に就くべし」との神託があり、弓削道鏡が皇位を狙ったが、和気清麻呂たちの貴族の反撃によって阻止され、称徳天皇の死後、道鏡は失脚しました。

和気清麻呂は、姉の広虫と共に称徳天皇に仕えて、信任を得ていました。神託の真偽を確かめるため、宇佐八幡宮に派遣された和気清麻呂ですが、これを否定する神託を持ち帰ったため、称徳天皇と道鏡の怒りを買い、姉弟は流罪になりました。しかし、道鏡の皇位への野望は、この神託で閉ざされました。

その後、復権した和気清麻呂は、桓武天皇の治世では平安京の造営などに活躍しました。
 
 
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小学生の時、宇佐八幡宮の神託というものが、どうしても理解が出来ませんでした。
何故、宇佐八幡宮なのか?
皇室・皇位なら伊勢神宮ではないのか?
何故、伊勢神宮ではなくて宇佐八幡宮なのか?
朝廷にまで及ぶ宇佐八幡宮の影響力とは、何なのか?
これは、宇佐八幡宮の謎ですね。
 
 
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社会人になって、会社に歩いていく途中に和気清麻呂の銅像があることに気がつき、小学校時代の記憶が甦ってきました。

それから時は過ぎて、ようやく訪れる機会がやってきた宇佐神宮(宇佐八幡宮、大分県宇佐市)です。
最初は九州のどこか知らなかったのですが、大分空港から中津行きのバスに乗って、1時間で宇佐神宮に到着。

 
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宇佐神宮は、全国に4万あまりある八幡宮の総本社です。
主祭神は、応神天皇、比売大神、神功皇后の三神です。
境内が広大で、参道をえんえんと歩きました。
美しく立派な本殿があり、感動しました。
「パリにはベルサイユ宮殿がある。大分には宇佐神宮がある」という趣旨のポスターが休憩所の壁に貼ってあって、ちょっと吃驚しました。大分県民の誇りを感じましたが、凄いキャッチフレーズですね。

宇佐神宮に参拝して、資料館も見学しましたが、結局、宇佐八幡宮の謎についてはよく分かりませんでした。
ウィキペディアをチェックしましたが、この神託事件には諸説があるようです。
井沢元彦氏も「逆説の日本史」の中で、宇佐神宮の重要性についてずいぶんと書いています。
 
 
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そして今回、京都の神護寺を訪れた時、境内に和気清麻呂の墓があると聞いて驚きました。
小学生の私を悩ませた和気清麻呂さん。
早速、お墓を訪ねてみました。

観光客が誰も行かない道をどんどん歩いて行くと山道になり、滑らないように気をつけて登って行くと、お墓がありました。約10分です。
お墓の周りは囲いがあったので、囲いの外から手を合わせました。
お墓には小菊の花が手向けられていました。
約1200年前の有名人のお墓とは、不思議な感じでした。
やっと、ここへ辿り着いた、という安堵の気持ちもありました。

撮影機材 
 CONTAX 645,   Apo Macro Planar T* 120mm F4,  Fuji PN400N + EPSON  F-3200
 Panasonic DMC-TZ1

 

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2010年1月 7日 (木)

晩秋の京都・神護寺 (1)

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 和気 清麻呂(わけ の きよまろ、奈良時代末期から平安時代初期の高級官僚)が開いた高雄山の中腹に位置する真言宗のお寺です。教科書にももちろん出てくるし、また紅葉の名所として知られています。神護寺は、空海や最澄とも深い関係を持っていて、日本の仏教史上でも重要な寺院だそうです。国宝も多数ありますが、最も有名なのは教科書にも出てくる「伝・源頼朝像」でしょう。最近では源頼朝ではないという説もあるようです。建物自体は、17世紀の江戸時代初期の物が多いようです。
 
 
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 紅葉の盛りは毎年11月10日前後のようです。ちょっと遅かったわけですが、まだ少し紅葉が残っていました。とにかく参道下って、さんざ登って、また登ってと、歩きがいのあるお寺です。

撮影機材 
 CONTAX 645,   Apo Macro Planar T* 120mm F4,  Fuji PN400N + EPSON  F-3200

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