CONTAX 645用 Sonnar T* 210 mm F4 + Mutar T* 1.4X (1)
CONTAX 645用のMutar T* 1.4X、いわゆる1.4倍のテレコンですが、Tele-Apotessar T* 350mm F4と同時に発売されました。210mmF4、140mmF2.8も含めて3本の望遠レンズに使用できます。望遠レンズ用に最適化されて設計されているために、現在の35mm用1.4倍テレコンと同様に、マスターレンズの性能をほとんど落とさないようです。ただし35mm判用と比べると、かなり巨大で重量もあります。
Mutar T* 1.4X をつけて約300mm、35mm判換算で約180mmとなります。カメラ本体、三脚を含めると、5kg以上になるので持ち運びが結構大変です。また210mmには三脚座がついていないのでMutarを付けた状態ではややトップヘビーの感が強く、私の三脚との関係では、やや安定感が欠けるきらいにありました。ファインダーを覗いた印象は、実質F5.6ですので、やや暗く感じます。またピントの合う範囲が極めて薄く、一方でオートフォーカスは近距離〜中距離ではほとんど迷走してしますので、マニュアルフォーカスで慎重にピント合わせをすることになります。撮影データのフィルム撮込みは、「210/4 MU 120」のようにMUが追加されていました。
今回は近距離〜中距離での秋の草花のテスト撮影です。三脚が貧弱なためか、210 mm F4単体よりも、ピントがやや甘いような印象でした。絞り〜F5.6では背景のボケが美しく、F16以上では被写界深度が予想外に深いような印象でした。常時持ち歩くようなテレコンではありませんが、いざ! という時には役立ちそうです。
撮影機材
CONTAX 645, Sonnar T* 210 mm F4 + Mutar T* 1.4X / KODAX EKTAR 100 + EPSON F-3200
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