2007年9月30日 (日)
2007年9月29日 (土)
CONTAX 645用 Sonnar T* 210 mm F4
CONTAX 645用 Sonnar T* 210 mm F4は、発売当初から地味な評価を受けているレンズです。近接性能も含めて優秀なレンズと言う評も無いわけではありませんが、ごく普通の仕様と併せて、話題性が無いのでしょう。三脚座がない、ケチっているという評もありました。細長い形状のレンズですが、確かに手持ちで撮るにはやや重たく感じます。
ところでCONTAX 645のカタログのでは、最初の見開きが3頁ものになっています。中央のページには「ツァイスは新たな光を手中にした」(ZEISS GOT THE NEW SIGHT INTO LIGHT)と言うキャッチコピーがあり、その左右のページにはSonnar T* 210 mm F4の作例が載っています。いずれも一見地味な作例です。右側ページの作例はベネツィアの有名なリアルト橋ですが、実際現地で撮影した印象からは、作例は大理石の橋脚をモノクロタッチで諧調豊かに、また細部まで非常に繊細に描写している印象でした。
最初の見開きページですから自信のあるレンズの作例を載せそうに思いますが、あえて脚光を浴びそうな他のレンズを使わずに平凡なSonnar T* 210 mm F4を持ってきたところに、京セラ(ツァイス)の深い自信を見たような気がします。
撮影機材
CONTAX 645, Sonnar T* 210 mm F4 , Fuji RAP, ACROS, Pro 400 (PN 400), RAP F
2007年9月26日 (水)
Real APS CONTAX TiX (6)
このようにワイングラスを積み重ねた造形は、東京の昭和記念公園が初めてだったと思いますが,今では全国にあるのでしょうか。赤が美しい。
撮影機材 CONTAX TiX, Sonnar T*28mmF2.8, FUJI nexia 200 (IX 240)
2007年9月23日 (日)
Real APS CONTAX TiX (5)
ホテル・トロワ・クーロンヌ ーHotel TROIS COURONNESー
このコンパクトカメラの主な使い道は、このようなホテル・レストランでのスナップです。ポケットからさりげなく出して、静かに、さっと撮ってしまう。静かに、という意味ではCONTAX Tのようなほとんど音を発しないカメラが良いのですが、CONTAX Tでは接写が出来ないので、やや不適です。
クォリティ・ホテル・サント・カトリーヌ、ボルドー (Quality Hotel Bordeaux - Sainte Catherine, France)
スルタン・アフメット・サラユ、イスタンブール (Sultanahmet Sarayi, Istanbul)
パヴィヨン・アンリ4世 / サン・ジェルマン・アン・レー (Pavillon Henri IV , ST GERMAIN EN LAYE)
撮影機材 CONTAX TiX, Sonnar T*28mmF2.8, FUJI nexia 200 (IX 240)
2007年9月21日 (金)
2007年9月18日 (火)
2007年9月17日 (月)
2007年9月16日 (日)
Real APS CONTAX TiX (1)
撮影機材 CONTAX 645, Fuji Apo Macro Planar T* 120mm F4, RDP III
CONTAX TiX カタログの 謳い文句は、「Real APS」「CONTAX が作ると、APSはここまで美しくなれる。」です。「唯一無比の高級APSコンパクト」という呼び方もあります。1997年発売、1999年5月生産完了、補修サービス完了2009年5月とされています。
CONTAX T, T2と所有して、次は当然T3と考えていましたが,その”つるんとした”デザインに馴染めなくて、超マイナー機種ですが、デザイン的にはCONTAX Tシリーズ中最も秀逸と思われるCONTAX TiXを選びました。性能・仕様としては最新型のT3が優れていると思いますが、TiXの性能もバランスがとれていると思います。発売当時定価12万円でしたが、APSの不人気のため、一時は信じられないほどの低価格で新品同様が売られていましたが、運良くこの時期に入手しました。
お気に入りの点は、秀逸なデザイン、APSとは思えないようなSonnar T*28mmF2.8の写り、どこでもさりげなく使えるコンパクトさ、かなりの接写ができる、ことにあります。内蔵のフードに替えて、CX-YiX 30.5 リング + CONTAX Tvs METAL HOOD を装着すると、格好良さが倍増します。シルバーとブラックがありますが、私はTシリーズはどれも、シルバー、チタン系の色が好きです。
一方不便な点は、APSフィルムが FujiにはもうISO400しかないこと (KODAKにはまだISO200がありますが)、デジタルに変換するのに自宅で出来ない(APS用スキャナーまで用意出来ない)ことでしょうか?。
12万円の超高級APSコンパクトという、やや現実離れしたカメラのためか、発売当時もカメラ雑誌にはあまり取り上げられなかったように記憶しています。新機種紹介の欄で、Sonnar T*28mmF2.8の写りは、さすがCONTAXの高級コンパクトに値する、ような書きっぷりだったように思います。後は「魅惑のコンタックスTシリーズ」2003年 マニュアルカメラ編集部 編に紹介されている程度でしょうか。
撮影機材 CONTAX TiX, Sonnar T*28mmF2.8, KONICA MINOLTA centuria 200 (IX 240)
フランス南端ランドック地方の中心都市カルカッソンヌ(カルカソンヌ)にあるホテル・トロワ・クーロンヌの最上階のバーから眺めた世界遺産の中世城郭都市ラ・シテの城郭です。朝の冷気の中、周辺の木々の緑と併せて、期待通りの素晴らしい眺望でした。普段あまり使わないKONICA MINOLTA centuriaでしたが、雰囲気がすばらしく良く再現されていました。
2007年9月15日 (土)
Distagon T* 35 mm F3.5 で見る都市ローマの記号コロッセオ (Colosseo through the Distagon T* 35 mm F3.5 for CONTAX 645)
コロッセオ(コロッセウム)、この円形競技場は1世紀後半にヴェスパシアヌス皇帝とその息子ティトゥス帝により建設された。正式名称はフラヴィウス円形劇場。コロッセオは通称で、そばに皇帝ネロの巨像(コロツスス)があり、これに結構人気があったためにそばの円形競技場まで通称で呼ばれたそうです。現在見えるのは、当時の1/3程度で、多数の立像、大理石板等の装飾品はすべて持ち去れ、骨組みだけ残っていると言えます。
時代的には、古代ローマ帝国の帝政初期と5賢帝時代の間の混乱期に建設されました。美的・技術的にも古代ローマ時代の最高傑作でしょうが、その場に立つと5万人の群衆のどよめきと凄惨な場面がよぎります。夕暮れ時のコロッセオとDistagon T* 35 mm F3.5です。
撮影機材 CONTAX 645, Distagon T* 35 mm F3.5, Fuji アスティア(RAP F)
2007年9月10日 (月)
ボルドー サン・ジャン駅 2 (Gare St. Jean, Bordeaux)
ボルドー・サン・ジャン駅からカルカッソンヌまで往復しました。普通列車で約3時の旅です。往きはマルセイユ行きです。意外と混雑しており、大学のあるツゥールーズ付近では通勤ラッシュ並みになりました。電気機関車に引かれたかなり長い編成の列車です。普通列車といっても、駅の間隔も長いし、通過駅もあり、日本で言う快速〜区間急行のようなイメージです。時々TGVの通過待ちをします。車窓にはミィディ運河がしばしば現れます。
ボルドーへはシャルルドゴール空港からもTGVが出ていますし、もちろんエールフランスでボルドー(メリニャック空港)へ行く事も出来ます。サン・ジャン駅は市の南端にあり、市内中心部からやや離れています。駅前には路面電車のターミナルがあります。メリニャック空港は市内からかなり遠く、日中はリムジンバスが出ていますが、20:30分頃にはすでにバスはなく、空港〜市内中心部までタクシーで約50EUROでした。
撮影機材
CONTAX 645, Planar T* 80mm F2 / Fuji Pro 400 (PN 400)
CONTAX Tix, Sonnar T*28mm F2.8
2007年9月 9日 (日)
ボルドー サン・ジャン駅 1 (Gare St. Jean, Bordeaux)
フランス国鉄(SNCF)のボルドーでの窓口にあたる駅です。外観は古風で、内部の照明が外からも美しく見えます。中に入ると、あっと驚きを感じます。1階からは、吹き抜け上に見える階下の切符売り場、林立する照明灯、遠くに描かれたフランス南西部の路線図が印象的です。ヨーロッパの駅はどこも印象的ですが、サン・ジャン駅はさほど大きくはありませんが大変美しい駅です。クラシックな装いの中に、フランスの現代的なモダンなデザインが散在し、何とも言えない調和を醸し出しています。日本にはこのような雰囲気の駅は無いですね。あえて言えば、阪急の梅田駅だったでしょうか。
地階からの眺めがすばらしい。窓口にも早く並ばなければならなし、スーツケースは抱えているし、写真を撮っているうちに照明が消されてくるし、慌ててしまいます。
大きなフランス南部の路線図を真近に見に行きます。フランス国鉄の大西洋線、ボルドー〜ツゥールーズ〜マルセイユなどの路線が描かれています。しかしなんとも言えない旅情をそそう絵です。しばらく見つめていました。
切符購入の窓口は3、4カ所あります。列車の発車時刻の40分ほど前に到着しました。窓口には20人ほど並んでいますが、なかなか進みません。だんだん焦ってきます。後ろに並んでいた幼児連れのお母さんが、時間が無いので前に入れてくれと頼んできます。結局発車時刻の10分前に、切符が買えて、ホームに駆け込みます。先ほどの親子も同じ列車でした。一等車の料金は、二等車の50%程度高い料金でした。
撮影機材
CONTAX 645, Planar T* 80mm F2 / Fuji Pro 400 (PN 400)
CONTAX Tix, Sonnar T*28mm F2.8
2007年9月 4日 (火)
イスタンブールのウエディングドレス (Wedding Dress discovered in Istanbul)
イスタンブールのとある大通りを歩いていると、ウエディングドレスの店が次々と現れてきます。以前イタリアのナポリの街を散策してる時にも、ある通りにウエディングドレスのショップが連なっていましたが、それでもせいぜい10軒たらずでした。この大通りでは、最初は通りの一方だけだったのが、いつのまにか通りの両側に店が並んでいます。数十軒にもなるでしょうか、まさに驚いてします。こんなに沢山あって商売になるのでしょうか。
ところで大部分は、欧米風の普通に見るドレスですが、実に不思議というか、物珍しいもの!!! を見つけてしまいました。イスラム風にベールのついた純白のウエディングドレスです。
これは何でしょうか? 新婦用のロングドレスでしょうか? ベールは白ではありません。
ショーウィンドーのガラスの反射がひどくて分かり難いのですが、とても実用的とは思えないような過激なウエディングドレスです。ハーレム用をイメージしているのでしょうか。トルコはイスラム教国とはいえ世俗主義ですが、少々やりすぎのような気もします。
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