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2007年5月12日 (土)

イスタンブール ( Istanbul )

Istanbul_01

 久しぶりにイスラム圏への旅行をしました。初めてのトルコ/イスタンブールです。イスタンブールは、東洋と西洋が出会う街、東西の十字路、イスタンブール三都物語、3大帝国の都として栄華を誇った街などと、様々に形容されて言われますが、カオスとともに実に重層的な街ですね。

 国は古代ギリシャ・ローマ帝国〜東ローマ帝国(ビザンツ帝国)〜オスマン帝国へと、都の名前はビザンティウム〜コンスタンティノープル〜イスタンブールへと、宗教は多神教〜一神教(キリスト教)〜イスラム教へと、ヨーロッパとアジアの接点という中で変わってきました。キリスト教時代の名称、イスラム教時代の名称、通称など幾通りもの名前があり混乱しました。

 最初はあまり紹介されていない(?)イスタンブールの鳥瞰です。写真をクリックして大きくしてみて下さい。ちなみにイスタンブールという名称は、オスマン起源の古くからある名前だそうですが、オスマン帝国時代には様々な呼ばれ方があり、正式にはトルコ共和国になってからだそうです。

 左側はヨーロッパ側の旧市街です。左端にはスルタン・アメフット・ジャーミー(通称 ブルーモスク)(Sultanahmet Camii, Blue Mosque)、そのやや右側にアヤソフィア博物館(旧ハギヤ・ソフィア大聖堂)(Ayasofya Museum)、堤防の背後、緑の多い地区にはトプカプ宮殿(Topkapi Sarayi)とその「正義の塔」や厨房の煙突群が見えます。トプカプ宮殿の丘を右にやや下ったあたり、小さく赤いトルコの国旗が見える付近には、ヨーロッパからの列車(今はなきオリエント急行)の終着駅であるシルケジ駅(Sirkeci Station, terminal station of the Orient Express)があります。歴史的な遺産は、大部分がオスマン帝国/イスラム教のものですが、その下に隠されている東ローマ帝国(ビザンツ帝国)/キリスト教の残影が、欧米の人達には特に思い入れがあるのでしょう。なにしろローマ帝国を長きにわたって引き継いだビザンツ帝国の痕跡は、ほとんど残っていないのですから。

 さらにその右手の塔は、ここは金角湾(Golden Horn)を渡った新市街になりますが、ガラタ塔(Galata Tower)です。その右側の高台には、新市街の高層ビル群が続きます。オスマン帝国が19世紀中頃に新しく建設したドルマバフチェ宮殿(Dolmabahce Sarayi)も、このあたりの海岸沿いにあります。ここはまだヨーロッパ側です。

 ボスボラス海峡(Bosphorus)を挟んで、手前右側はアジア側になります。フェリー右側の建物は、アジア側からの列車の終着駅ハイダルバシャ駅(Haydarpasa Station, terminal station of the Asian side)で、寄り添うようにすぐ左には小さなオスマン風のフェリー乗り場(待合室)があります。

 旧市街地はアザーン(エザーン)が鳴り響く中で観光客で溢れ、新市街地はトルコが目指す西洋化の具現とヨーロッパの中央にいるかと見間違うような街並、そしてアジア側は落ち着いた平均的なトルコでしょうか。日本人にも親しみやすいトルコ人の人達の風貌、子供たちが非常にかわいいこと、濃厚なイスラムへの興味と不思議さ、ヨーロッパとアジアの接点にあるがゆえの混沌さ。現在中近東方面の歴史やイスラムを一般に見られるのは、トルコしかないという点では貴重です。

撮影機材 CONTAX 645, Planar T* 80mm F2, Fuji Pro 400 (PN 400N)

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