イスタンブールとCONTAX N DIGITAL カタログ (Istanbul and catalogue of CONTAX N DIGITAL)
CONTAX N DIGITALのカタログを初めて見た時、カメラの内容よりも、まずその作例に眼を奪われました。どこで撮影したのだろうか? じきにイスタンブールであることが分かりました。CONTAX 645のヴェネツィアに続きイスタンブールか・・・、と当時思いました。その後CONTAX 645を携えて、ヴェネツィアやイスタンブールに行くことになりました。カタログの写真に魅せられて行くのも、ミーハー的ではありますが。
ところでカタログの写真は、表紙のアヤ・ソフィアに始まり、ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャーミー)、スュレイマニエ・ジャーミィ(多分)、チャイのカットグラス、新市街のチチェッキ・パサジュなどからなります。重厚なアヤ・ソフィアと華麗なブルーモスク、広大な空間をどのように切り取るかという工夫は必要ですが、キリスト教の大聖堂と比べて光が万遍なく回っているためでしょうか、意外と撮りやすいように思えました。
スュレイマニエ・ジャーミィは、オスマン帝国の全盛期を作ったスュレイマン大帝が造った最大のモスクですが、適当な撮影場所がないためか、ガイドブックや書籍でも、望遠レンズや夕日と組み合わせて撮影されていることが多いようです。
チャイはいろいろな所で出てくる飲み物ですが、中身はいわゆる紅茶で、ホットアップルティーを頼んでもこのグラスで出てきます。形はチューリップを模しているそうです。グラスは、バザールなどの土産物屋で、6個セットで、シンプルなものから、カットグラス、金?の縁取り付きまで、いろいろ売っています。1個ずつの単品販売が見当たらないこと、日本での使い道は冷酒用グラスしかないので、結局買いませんでした。チチェッキ・パサジュは、カタログから受ける印象よりも、もっと大衆的な雰囲気です。
実際に自分で撮影してみると、カタログの写真に特別な工夫や準備は無いようにも思えますが、夢を与えてくれたという点で大きなインパクトでした。
撮影機材
CONTAX 645, Distagon T* 35 mm F3.5 / Fuji Pro 400 (PN 400N)
CONTAX 645, Planar T* 80mm F2 / Fuji ASTIA (RAP)
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