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2007年5月19日 (土)

アヤ・ソフィア博物館/旧ハギヤ・ソフィア大聖堂、イスタンブール 4 (Ayasofya / Hagia Sophia, Istanbul 4)

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 アヤ・ソフィアは、イスタンブールのビザンチン建築の最高傑作であるとともに、ヨーロッパの建築史上で最も重要な建物の一つだそうです。
 1453年、オスマン帝国メフメット2世によるコンスタンティノーブル陥落の際、ビザンチン市民はこのハギヤ・ソフィア大聖堂に立てこもり、最後のビザンツ皇帝コンスタンティヌス11世を待ち、最後の祈りを捧げながら神の奇跡を待っていました。1000年以上続いたビザンチン帝国がここで滅亡し、キリスト教の都からイスラム教の都へと劇的な変化をとげました。メフメット2世はコンスタンティノーブル入城後、直ちにハギア・ソフィアでイスラムの礼拝を行ったそうです。このあたりは、塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』 (1983年 新潮社)にも描かれています。

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 九時の開門を待って並びます。一歩内部に入ると、期待と失望が入り混ざります。失望は、中央部に天井まで伸びる修復作業の大きな足場が組んであり、雰囲気が台無しです。それでも全体としては期待を損なうことはありませんでした。ダークグリーンの木製円盤上に、装飾的に描かれた黄金のアラビヤ文字が、たいへん印象的です。ちなみに、円盤にはアッラー、予言者マホメット、4人のカリフの名前が書かれているそうです。重厚で独特なイスラムの雰囲気が醸し出されています。

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 ふと上の天井の円蓋をみると、聖母子像が見えます。イスラムで埋め尽くされたモスクの天井に、わずかに残されたマリアとキリストは、至高のものなのでしょう。欧米人の旅行者は、食い入るように見つめています。このようにキリスト教とイスラム教が混在した光景が見られるのは、世界でここだけなのでしょうか。

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 急な石畳の通路の登って行くと、階上のバルコニーに出ます。博物館としてのギャラリーです。石膏で塗り固められた下から出て来た、モザイク画があります。

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 再び階下に降りて、博物館の出口付近でガラス扉に反射したモザイク壁画に眼を奪われます。慌てて後ろを振り返ると、コンスタンティヌス1世がコンスタンティノーブルを、ユスティニアヌス1世がアヤ・ソフィアを聖母子に献上する有名な場面が、眼に飛び込んできます。聖母マリアは、コンスタンティノーブルの守護聖人だったそうです。

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 なおオスマン帝国のモスクは、このアヤ・ソフィアを原型として、ビザンチン時代のキリスト教教会建築の様式を引き継いでいるそうです。

撮影機材  CONTAX 645, Distagon T* 35 mm F3.5, Planar T* 80mm F2 / KODAK 400VC, Fuji Pro 400 (PN 400N)

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1度でいいから見て見たいです。

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