リーガロイヤルホテル東京 (The RIHGA Royal Hotel Tokyo) 2003.2
リーガロイヤルホテル東京に行きました。2002年の年末にも行く機会があり好感を持って帰ってきましたが、偶然にも再びすぐに訪れるチャンスを得ました。リーガロイヤルホテル東京は、実質早稲田大学の敷地内にあり、詳しくは知りませんが、ホテルの経営会社と早稲田大学は提携関係にあるようです。開業当時は、早稲田大学も事業多角化の中でホテル経営を始めたと、嫌みを言われました。大学関係のパーティは、いつもここでやるのでしょうか?
部屋は、デラックス・フロアーの1002号室で、ツイン・ルームでした。部屋はジュニア・スイートで、ベッドのある寝室とテーブル・セットとソファー・セットのある居間の2室から成っていました。ダブル・シンクのある洗面所、浴室、トイレは寝室の奥、ミニ・バーと冷蔵庫は居間の入口にあり、機能的な配置でした。窓が二ケ所あるのが、眺め重視派の私は気に入りました。窓からは早稲田大学の大隈庭園と時計台のある大隈講堂を真近に眺めることが出来ました。この配置は、今まで泊まった国内のホテルのツイン・ルームでは一番良かった、と思いました。今回、あるところから無料宿泊券を頂いたわけですが、こんな素敵な部屋で本当にラッキーでした。
ミニ・バーに用意されたお茶の数々も嬉しく思いました。煎茶、ほうじ茶、梅茶などの日本茶、紅茶、そして、コーヒー。ミニ・ウィスキーを数々用意したホテルは多いと思いますが、お茶を重視している姿勢が他のホテルと違う、と思いました。ミネラル・ウォーターが無料というのは、国内のホテルでは初めてでしたので、ますます嬉しく思いました。
このホテルについては、プールのあるヘルスクラブと「セラーバー」の人気が高いようです。私達も、この2つに感激しました。プールはゆったりとして雰囲気も良く、丁度人も少なく自由に泳ぐことが出来ました。ヘルスクラブは会員制倶楽部ですが、早稲田大学の職員は、法人会員でお安く利用出来るのでしょうか?
夕食を「日本料理なにわ」で鉄板焼きを頂き、その後、食後酒を飲みに「セラーバー」へ行きました。英国調の落ち着いた雰囲気のバーで、カウンターに座りました。「ハートフル・カクテル・フェア」を開催中で、コンテストに優勝した女性バーテンダー(大阪勤務の方)のオリジナル・カクテルを紹介していました。その中の「フェスタ・デ・プリマヴェーラ〜春の祝祭〜」を頂きましたが、少し甘く感じられました。しかし、好みを伝えればオリジナルのカクテルを作ります、という姿勢に好感を感じました。それで注文したのが、「フローズン・ダイキリ」。文豪ヘミングウェイが愛したというカクテルで、一度飲んでみたかったのです。さっぱりとした味で満足しました。
その後、もうひとりのバーテンダーに、お勧めのおつまみを尋ねたところ、「ピザ」という答え。鉄板焼きを食べた後にピザが食べられるかな、と思いましたが、お願いしました。これがシンプルなパリパリの薄焼きピザで、美味しくて、あっという間に食べてしまいました。驚きの嬉しさです。スタッフと楽しい時間を持つことが出来て、カウンターに座った甲斐がありました。これって凄いことだと思います。
ホテルの一階ロビ−から大隈庭園にも行けるのですが、この季節は芝生の保護の時期だそうで、閉園になっていました。残念!
このホテルは本当に気に入りました。大型ホテルが嫌いな我が家にとって、全127室のこじんまりとしたホテルはお勧めで、東京のホテルの中でも好感度大で、ベスト3に入る、と思いました。内装なども実に自然で、不自然さや嫌みがありません。しかし、もうひとつ、何かが足りないような気がします。それは、胸がドキドキするような仕掛け、と思います。煌めくような夜景?ピアノに合わせて歌う甘い歌声?お誕生日をお祝いしてくれる「ラビアン・ローズ」のバイオリンの調べ?それとも、何にでしょう?
しかし、また、来てみたい、と思うホテルでした。また、新しい発見を求めて。
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