2023年3月30日 (木)

国営昭和記念公園 2023年春

 

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ちょっとした天候の回復を待って、東京・立川市の国営昭和記念公園に出かけてみました。

桜は、ソメイヨシノ+菜の花、ソメイヨシノ+ホトケノザ、ソメイヨシノ+チューリップ(一部の品種はすでに満開)の組合わせで、そしてしだれ桜も堪能できました。

久しぶりに日本庭園で抹茶も頂きました。平日にもかかわらず大勢のお客さんで、ずいぶん待ちました(笑)。

 

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撮影機材  CONTAX645 Phase One P30+ Apo Macro Planar T* 120mm F4 、(iPhone SE)

 

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2023年3月26日 (日)

雨中の桜

 

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今年、首都圏の桜は早々と開花・満開となりましたが、実に天気が悪いですね。いわゆる「なたね梅雨」でしょうか。

 

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2023年3月16日 (木)

東京の桜が開花〜最速記録に並ぶ

 

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3月14日 東京の桜の開花宣言がありました。3月に入ってから特に暖かく、自宅の周りでも早咲きの桜はけっこう咲いています。白木蓮もたくさん咲いていて綺麗です。

桜のツボミは前年の夏には作られ、秋に休眠に入り、冬の寒さで目を覚まし(休眠打破)、春の暖かさで開花するそうで、この冬は全国的にソメイヨシノの休眠打破には適した寒さだったようです。首都圏では平均的な開花日が以前の3月28日から最近の3月22日と、一週間ほど早まっているそうです。昔は学校の入学式は桜の花吹雪の中で挙行された記憶が多かったですが、今は葉桜で趣にちょっと欠けますね。

 

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2023年2月18日 (土)

レディ・グレイ(リーフティー)

 

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リーフティー(Leef Tea)の紅茶は、外ではなかなか飲めないので、自宅でよく作ります。ティーパックよりははるかに美味しいのですが、どの銘柄でも真空パックから開封したばかりのものでも、総じて香りは少ないようです。

以前、東京の古河庭園のカフェで「アールグレイ」を頼んだ時に、その素晴らしい香りにたいへん驚いたことがあり、その後アールグレイをあちらこちらで買い求めたのですが、そのような香りに再び出会うことはありませんでした。

 

最近はいつものリーフティーにも少し飽きて、ちょっと変わった紅茶ということで、ティーパックですが「アールグレイ」に似た名前の「レディ・グレイ」という新商品?を飲んでみたところ、「アールグレイ」よりは強い香りがして、お気に入りの紅茶となりました。

そして、リーフティーの「レディ・グレイ」があることに気が付き、早速買って飲んでみました。「アールグレイをベースに、オレンジピールやレモンピール、そして可憐な矢車菊を加えた、トワイニングのオリジナルブレンド。華やかな柑橘系の香りが特長。」とのことです。飲んでみて、これまたびっくり! 古河庭園で感動した、あの香りに再び巡りあえることができました。ただ、この香りは真空パックを開封して2、3日しか持たないようです。古河庭園での「アールグレイ」の感動も、きっと偶然開封したばかりのリーフティーだったのでしょうね。

自宅での楽しみがひとつ増えました。

 

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2023年2月11日 (土)

首都圏 南岸低気圧で大雪警報

 

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昨日、予報によると降雪量は東京23区で10cm、多摩地方の多い所で20cmと出ました。我が家の付近では7時ごろから17時ごろまで降って、10cm程度でしょうか。雪だるまを作るほどではなかったようです。

なお、東京都御岳ビジターセンターによると「積雪情報:2月11日 御岳山周辺の積雪は所により約20~30cmです。」とのことですが、今回は行けずに残念です。

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2023年1月14日 (土)

奥武蔵 越上山 2023新春トレッキング

 

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西武秩父線吾野駅周辺の山登りというと、それこそ大昔、高校1年生の遠足の記憶でした。

 

今回は正月開けの軽い足ならし? という感じで、東吾野駅から、福徳寺(屋根の曲線が美しい阿弥陀堂は鎌倉時代末期の建築様式、国の重要文化財)・橋本山・古道飛脚道・ユガテ(湯ヶ手、湯ヶ天)・観音岳・スカリ山・茶獄山・蟹穴山・越上山(おがみやま 標高566m)・諏訪神社・顔振峠(かあぶりとうげ)、そして吾野駅というコースを回りました。

標高にすれば321mから566mといった低山の小さなピークを越えながら、時々林道に出ながら、延々と歩くといった感じでした。雨乞いの儀礼スポットがあったり、トレイルランニングの人たちや、スカリ山や越上山ではちょっとした岩場も体験できます。新春の団体登山グループもいて、仲間同士の新年のご挨拶をされていました。

(全文はこちらへ)

 

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撮影機材 CONTAX645 Phase One P30+ Planar T* 80 mm F2.0

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2022年12月25日 (日)

クリスマスの頂き物「シュトーレン」

 

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シュトーレン(シュトレン;Stollen)はドイツの伝統的な焼き菓子/フルーツケーキ/パンです。ドイツのドレスデンで14世紀に生まれ、教会の司教へのクリスマスの贈り物とされたことから、クリスマスの時期に食べる習慣が生まれたようです。ドレスデンでは今でも「シュトレン祭」が開催されています。

シュトーレンは、バターをたっぷり使った生地に、洋酒(ラム酒)に漬けたドライフルーツやナッツを練りこんだ贅沢な味わいです。表面には粉砂糖がたっぷりとまぶされていて、見た目が白いおくるみに包まれたキリストをイメージしているとも言われます。また、トンネルの形にも似ていることから、ドイツ語で「坑道」や「地下道」という意味の「stollen」という名前になったそうです。

シュトーレンは日持ちが良く(涼しい室温で1週間、冷蔵2週間、冷凍1ヶ月)、時間の経過とともに味わいも変化し、焼き菓子/フルーツケーキからパンへと食感が変わって行くようです。

 

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今回、The Okura Tokyo の「シュトーレン」を頂いてしまいました。その値段を見て、ちょっと驚きました。たくさんのドライフルーツ、ナッツや種子、ライ麦・小麦など各種穀物が入ったドイツパンをパン屋で良く見かけますが、それの豪華版といったところでしょうか。ラム酒が入っており、表面には粉砂糖がたくさんまぶされています。食感は、スポンジケーキを使ったショートケーキのような柔らかさは無く、普通のドイツパンのように硬いです。美味しかったです。

日本のクリスマスケーキ(ホールケーキ)は、スポンジケーキにホイップクリームやバタークリームを塗り、砂糖細工(メレンゲドール)、イチゴやチョコレートで飾りつけられていますが、これはまさに現代のケーキですね。欧米の伝統的な行事に伴うケーキ(お菓子)は、当然ながら伝統的な製法です。シュトーレンもバターが一般的に使えるようになるまでは、決して美味しいものではなかったようです。

 

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2022年12月20日 (火)

インターコンチネンタルホテル 東京ベイ 2022 クリスマスシーズン

 

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新型コロナ感染症の先行きもまだはっきりしませんが、竹芝のインターコンチネンタルホテル 東京ベイで久しぶりに旧交を温める機会がありました。

12月の土曜日のせいもあり、昼間から山手線はラッシュ時のような混雑具合、ホテルも結婚披露宴のお客さんで溢れ、会食のお客さんも多数といった感じで、ちょっとびっくりでした。こちらのホテルでは、クリスマスの飾り付けは例年シルバーやゴールドを主体としたシックな感じですが、飾り付けの密度が高い感じで、なかなか華やかな印象です。

イタリアンレストラン「ジリオン」お料理は、前菜の盛り合わせ、生ハム、マッシュルームスープ カプチーノ仕立て(珍しくて、美味しかった)、松茸を使ったパスタ、牛ほほ肉の煮込み トリュフ風味、デザート(ケーキ、濃厚なチョコレート)、珈琲・紅茶、お酒 各種。

初めてホテルのテラスにも出てみたのですが、レンボーブリッジをはじめとした東京湾の黄昏時や夜景が堪能できて、良かったでした。

(全画像はこちらへ)

 

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撮影機材;SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0, iPhone SE

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2022年12月18日 (日)

小江戸 川越~芋ようかん

 

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小江戸 川越で、旧交を温めてきました。

 
江戸の面影や文化を今に残す町並みが印象的な川越、都心から1時間ほどで行ける観光地として人気があり、この日は平日であるにもかかわらず予想外に多い人出、特に若い人が多くて印象的でした。

久しぶりの川越でしたので、有名な芋のお菓子を物色してみました。その中の一つ、「芋ようかん」です。生菓子扱いで賞味期限が3日と短いのですが、なかなか美味しかったでした。変に加工しておらず、甘すぎもなく、シンプルに芋の素材の味合いがよく出ていると思いました。黄色の芋ようかんの方は、生地がきめ細かく、ややねっとりとした食感です。紫色の芋ようかんの方は、生地がやや粗くさっぱりとした食感です。私はどちらかと言うと、黄色の方が好みでした。

川越からは物資を江戸へ船で運搬できたために、川越芋と呼ばれて、さつまいもの大産地になったそうです。お江戸日本橋から川越街道で13里、語呂合わせで「栗(九里)より(四里)うまい十三里半」というキャッチフレーズで持て囃されたそうです。

 

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撮影機材  CONTAX645 Phase One P30+ Apo Macro Planar T* 120mm F4

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2022年12月 6日 (火)

丹波山村 「タバジビエ」 

 

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道の駅「たばやま」(山梨県丹波山村)の売店で、「タバジビエ」をまた買ってみました。今回は商品が豊富で、どれを買おうか迷ったのですが、料理が簡単そうな「鹿肉のソーセージ」(2本セット)を買ってみました。冷蔵庫で冷凍保存ですが、普通に解凍してフライパンで焼きました。濃厚な味で、ソーセージらしい風味でたいへん美味しかった! 

丹波山村は多摩川源流域にあり、周囲は奥多摩の山々や大菩薩嶺などに取り囲まれています。元来は狩猟の村だったそうです。次回はもう少し多めに買おうと思っています。

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2022年12月 1日 (木)

奥多摩 大菩薩ラインから甲州市へ 2022晩秋

 

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お気に入りの、奥多摩の青梅街道・大菩薩ラインから、甲州市塩山・勝沼方面へ抜ける高原・山岳ドライブコースです。

 

真っ赤なモミジが美しい奥多摩湖、柳沢峠から望む富士山、大菩薩峠登山口の上日川峠で食べるきつねうどん、”勝沼ワイナリーマーケット” 新田商店で買った一升瓶の葡萄果汁、丹波山村 道の駅「たばやま」のジビエが、この日の成果でした。

(全文・全画像はこちらへ)

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撮影機材  CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 35 mm F3.5 Sonnar T* 140 mm F2.8

 

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2022年11月23日 (水)

南八ヶ岳南東側山麓(甲斐大泉)から見る富士山 2022秋

 

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10月下旬、甲斐大泉・天女山・山梨県立まきば公園・「標高1000mの天空レストラン 」・八ヶ岳高原ラインなどの、南八ヶ岳の南東側山麓へ出かけました。


紅葉の盛りはおおむね終わっていましたが、オープンドライブ、散策、富士山から南アルプスの絶景、美味しいベーコンステーキで、秋の一日を楽しむことが出来ました。快晴の秋晴れの下、とにかく、どこからも甲府盆地の向こうに富士山が良く見えて、素晴らしかったでした。

(全文はこちらへ)

 

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撮影機材  CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 35 mm F3.5 Planar T* 80 mm F2.0,   ( iPhone SE)

 

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2022年11月 5日 (土)

ニコンミュージアム企画展「光学ガラスの軌跡」


 
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新型コロナ感染症の影響もあり、随分と久しぶりに品川のニコンミュージアムに行ってみました。各種の光学ガラス・合成石英ガラス・人工蛍石の実物の展示があったりして、普段あまり見られないような物もあり、なかなか興味深かったでした。その中でも、目を引いたのが「アッべ図から見る光学ガラスの進化」でした。

 

実はもう40年ほど前にニコンの方が、同じような図で光学ガラスの研究開発の結果を説明されていました。
「最近の光学ガラスの動向とレンズ」 日本光学工業 苅谷道朗・飯塚 豊,  写真工業 ,1982, 7月号, 特別記事, pp.22-30

内容は以下のようなもので、数式、光学ガラスnd(屈折率)ー vd(アッベ数)分布図、vd(アッベ数)ー 部分分散比図、光学設計とレンズ構成など、かなり専門的な解説がなされていました。
1 はじめに
2 最近の光学ガラスの開発 ・低屈折率低分散ガラス ・中屈折率低分散ガラス ・高屈折率低分散ガラス ・高分散ガラス 
3 種々のレンズ ・望遠レンズ(異常部分分散ガラス) ・高倍率ズームレンズ ・大口径比標準レンズ ・ショートズーム リアコンバーター


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この1982年というと、Nikonでは F3/F3HP/F3Tなどが、CANONではNew F-1が発売された頃です。

 
当時憧れの的であった高価な超高性能望遠レンズ~CANON new FD 300/2.8L, 400/2.8L, 500/4.5など、Ai Nikkor ED (IF) 200/2.0, 300/2.8, 400/3.5など~ その使用されている低屈折率低分散ガラスについて、光学ガラスnd(屈折率)ー vd(アッベ数)分布図を用いて説明されているのが非常に印象的でした。当時は、図の左下側にあるPC102という低屈折率・低分散・異常分散のフッ化物リン酸塩ガラスが各社の望遠レンズに実用化されており、フッ化物の含有量を増やしたより低屈折率低分散のFC21は、望遠レンズ用の大きな塊を製造するのがまだ困難という説明がなされていました。この憧れのNikkor EDレンズ、私自身はAi ED 180mm F2.8S(1981年10月発売)でようやく手にすることができました。

 

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この新旧の「アッべ図」を比較すると、新しい図では光学ガラスの進化として蛍石・低屈折率低分散(ED)ガラス・合成石英ガラス・高屈折率ガラス・特殊高分散(SR)ガラスが挙げられています。EDガラスの右側は従来からの通常タイプ、蛍石に近い左側はスーパーEDガラスでしょうか? 蛍石との違いも分かり易いです。高屈折率ガラスもLADF42以外に非常に増えています、特殊高分散ガラスもDF32に加えてバラエティに富んでいますね。

これらはニコンの立場からの解説ですが、キヤノンの解説もあると面白いですね。

 

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2022年10月31日 (月)

バッハコレギウムジャパン (2022.10) 〜 モーツァルト レクイレム

 

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バッハコレギウムジャパン(BCJ) の定期演奏会、今回は鈴木優人氏指揮によるモーツァルトのレクイレムです。BCJのヨーロッパツアーもスタートする中で、所沢・静岡・初台と続く連日の演奏会の最終日、皆さんちょっとお疲れかなと心配しながら聞きに行きました。

鈴木優人氏指揮による定期演奏会でのレクイレムは、初回 (2018.9) はBCJの首席指揮者就任・記念演奏会、今回 (2022.10) 2回目です。演奏はいずれも優人氏自身による補筆校訂版(2013)で、チケットは今回も完売でした。優人氏の御挨拶もたいへん力がこもっており、今後の企画として出るのではないかと思わせるような逸話もありました。

 

レクイエム、特にモーツァルト絶筆の曲とされるラクリモーサ(涙の日)は、映画アマデウス(1984年)でモーツァルト死の場面で流れ、たいへん印象深いシーンとなっています。ちなみにBCJのパンフレットの歌詞対訳では以下のような歌詞になっています。
「罪ある人が裁かるるため、灰よりよみがえるその日こそ、涙の日なり。されば神よ、彼を惜しみたまえ。主よ、慈悲深きイエスよ、永遠の安息を彼らに与えたまえ。」

 

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この2回のレクイレムのパンフレットでは、モーツァルトの葬儀や死の前後の状況が解説されています。内容が異なるために、読者としてはちょっと判断に困るのですが、映画アマデウスでは人からは見捨てられたように悲惨な状態で死んでいったように描写されていますが、以下のようにまとめてみました。

晩年のモーツァルトの音楽家としての評価・人気は、オペラ(フィガロの結婚、ドン・ジョバンニ、魔笛など)を除くと、凋落する一方で、ベートーベンの大胆さ・創意溢れる新作が非常に人気をはくしたそうです。以降数十年にわたり、殊更独創性と斬新さ、時によっては奇抜さが求められ、一世代前のモーツァルトの音楽が評価される機会は限られていたようです。

一方で、当時、ハプスブルク帝国皇帝ヨーゼフ2世(マリア・テレジアの長男、マリー・アントワネットの兄)は、葬儀簡素令を発布して埋葬の簡素化を図り、共同墓地への埋葬を促しました。埋葬規定によると、遺体は衣服を着せることなく麻袋に入れられ、遺体を納めた棺桶は遺体を共同墓地の穴に落とした後は、再利用されたようです。モーツァルトの葬儀もこれに従ったものだったそうです。葬儀費用は最も誠実な支援者だった男爵が負担し、モーツァルトの自宅からシュテファン大聖堂まで、葬儀の先導隊、棺、モーツァルトの親族、作曲家のウェーバー一家、モーツァルトの弟子や関係者、男爵、そして映画では悪人として描かれているウィーン宮廷楽長のサリエリも参列していたそうです。また、葬儀から日を空けずに宮廷音楽家たちにとって非常に重要な教会で、モーツァルトの仕事仲間によって死者追悼ミサが執り行われました。この場では、モーツァルトの自筆のレクイエム(現在のレクイエムのごく一部ですが)が演奏されたものと考えられています。ただ結果として、葬儀簡素令によりザンクト=マルクス墓地(ウィーン郊外)で共同埋葬されたために、遺体が特定できなくなってしまいました。

後世のベートーベンと比べると、ベートーベンの音楽的評価は生前にすでに確定しており葬儀も異例の盛大なものとなったけれども、モーツァルトにおいては音楽的な評価が生前には確定せず葬儀簡素令というタイミングの悪さもあり、悲惨な死というイメージが大きくなっているようです。

 

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2022年10月29日 (土)

上越 火打山 / 高谷池ヒュッテ & 笹ヶ峰 / 明星荘

 

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火打山 / 高谷池ヒュッテ

 
 高谷池ヒュッテは妙高市の妙高観光局が管理運営する山小屋です。妙高高原駅前に妙高観光局のインフォーメーションが(笹ヶ峰行きのバス停も)あります。高谷池ヒュッテのウェブサイトを見にいくと、宿泊予約は、モンベルの予約システムを利用するようになっています。妙高観光局が管理運営をすべてモンベルに委託しているのかと思いましたが、そうではなく予約システムだけだそうです。ヒュッテでの現金取り扱いが非常に少なくなり、スタッフの負担軽減も非常に大きいのでしょうね。 

 地方自治体が運営する山小屋のためか(多分、運営予算の関係もあると思いますが)、北アルプスなどの通常の山小屋と勝手が違う点も多々あるので、気になる点は事前に確認した方が良いと思います。それらの不便さをカバーする魅力がこのエリアにあるのだと思いました。

 

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・モンベルの予約システムはクレジットカード決済のみです。宿泊代金は予約と同時にクレジット引き落としがなされていますので、キャンセル規定に十分注意する必要があります。
・スタッフのマンパワーや厨房が最小限の機能しかないためか、夕食や朝食は本当に最小限です。連泊しても同じ食事です。
・売店もありますが、昼食となるようなものはカップラーメンしかありませんので、昼食のお弁当(小さめのおにぎり2個)を頼まないと食べるものが手に入りません。行動食・非常食を余分に持参した方が良いです。
・細かいことですが、少額ながら有料のサービスが多いです。

・ヒュッテの水は湧水ではなく高谷池から汲み上げているそうです。飲料水用は煮沸してあるそうです。
・ウェブサイトにも書いてありますが、乾燥室はありませんが、更衣室は複数あります。ヒュッテの屋内でも全体的にやや寒いので、濡れた衣類・着替えには注意した方が良いかもしれません。
・宿泊用の部屋(大部屋)は、いわゆる二段ベット式のよくある形です。間取りとして一人分の幅は十分広いのですが、間仕切りのカーテンがちょっと不思議でした。

・これもウェブサイトにも書いてありますが、携帯電話はDOCOMO・auで電波微弱、Softbankで使用不可です。DOCOMOでも(多分 au も)繋がるのはヒュッテの特定の場所のみ、それもアンテナが立ったり立たなかったり非常に不安定で、送信できるのはほぼテキストメールのみでした。スタッフの業務用連絡もこの環境だそうで、衛星電話は無いそうです。

・夕食終了後、談話室でビデオ放映(火打山の四季、高山植物)、NHK天気予報、スタッフからの明日の天気・登山のアドバイスがありました。最近は、ななかまどが十分に綺麗な赤にならず、ポスターやパンフレットにあるような、黄色と赤が入り乱れた美しい紅葉にはなかなかならないそうです。スタッフの方々は少人数で良く対応されていると思いました。

 

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笹ヶ峰 / 明星荘

 
 山小屋は60年ほど前から3代にわたっているそうです。山小屋は、15年前に雪で倒壊し、現在の建物に建替えしたそうです。笹ヶ峰のバス停(終点)および登山口(登山ゲート)のすぐそばにあるので、利便性が高いです。

 
 こちらのウェブサイトには、「山小屋『明星荘』 当小屋は、火打山、妙高山への登山者専用の宿泊施設です。登山の前泊、下山後の宿泊にご利用ください。一般観光客の方は大変申し訳ございませんが、ご宿泊はできません。」という説明があります。ウェブサイトの画像を見るとなんとなく想像がつきますが、どちらかと言うと山小屋というよりも簡易民宿風(風呂なし)です。新型コロナ感染症の影響もあるのでしょう、ごく少数のお客さんしか受け入れていないような印象でした。予約は電話が基本のようですので(メール・インターネット予約は無し)、電話してみないと空室状況も分かりません。

 

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 夕食・朝食とも和食の家庭料理です。夕食では実に久しぶりにいわな?の甘露煮を頂きました。ご主人は厨房、話し相手は主に奥さんですが気さくな方です。
 この付近、携帯電話(メール)は問題なく使えました。また通常の電気が来ていますので、夜もヘッドランプは不用です。下山時も昼食かカフェで立ち寄るつもりでしたが、下山がバスの乗車時間ギリギリになってしまい、ダメでした。

 

撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.  ( iPhone SE )

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2022年10月14日 (金)

上越 初雪の火打山 2022秋

(パソコンで見る一部のインスタグラム風画像配列は、スマホでは表示されません)

 

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新潟県西部の上越地方に、頸城三山と呼ばれる標高2400m程度の妙高山・火打山(以上、百名山)・焼山があります。高谷池の紅葉に興味が湧き、火打山(標高2462m)に出かけてみました。

登山ルートは標準的な笹ヶ峰登山口~高谷池ヒュッテ~火打山の往復です。天候は、寒冷前線の南下により真夏の陽気から一気に秋冬の陽気に激変するとの予報でしたが、山行最終日は標高の高い山岳部では初雪となりました。

登山口(標高1315m付近)から黒沢橋までは木道の散策路で、こもれびで明るく輝く緑の樹林帯にみるブナが美しいです。

黒沢橋からしばらく行くと十二曲りの急登です。この区間が、今回のトレッキングルートの中では一番クマに遭遇しやすい場所のようです。十二曲りを登り切ると一休みですが、この先のちょっとした岩場を含めた急登区間が意外と苦しいです。長い木道を登り切ると、富士見平に到着です。この急登区間で約500mの標高差を稼ぎますので紅葉もかなり進んできますが、雨にしっとりと濡れた木々の紅葉もまた一段と良かったでした。

 

 

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あとは黒沢岳西側斜面を巻くようにして歩くだけですが、大きな木の根っこや大きな岩を乗り越えながら歩くので意外と時間がかかります。途中からは北アルプス(白馬岳付近~槍ヶ岳・穂高連峰)が見えたり、火打山と高谷池ヒュッテの特徴的な三角屋根が見てきます。「アルプス展望台」、ここはもう高谷池ヒュッテのすぐ裏手です。

高谷池ヒュッテは妙高市の妙高観光局が管理運営する山小屋です。高谷池ヒュッテ(標高2105m)の前には大小多数の池塘からなる高谷池、その後には火打山が見えています。高谷池では7月後半には高山植物の大群落が咲き乱れますが、この季節には美しい黄色の草紅葉が広がっています。ナナカマドは最近なかなか綺麗な赤にならないそうで、ポスターやパンフレットにあるような黄色と真っ赤な紅葉が入り乱れるような素晴らしい眺めは難しいようです。

高谷池の周りをぐるりと回って、もう一段標高の高い所に上がって行く途中で、高谷池・高谷池ヒュッテ・背後の茶臼山という組合せで、桃源郷のような光景が見られます。さらに木道を進むと大小の池塘からなる湿原が再び現れますが、これが「天狗の庭」で周辺には美しい草紅葉が広がっています。

 

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「天狗の庭」を過ぎると、標高差約350mの火打山への最後の登りとなります。頂上まで1本道で間違えることはないはずです。「雷鳥平」までのだらだらした登りを終えると、ライチョウの鳴き声や姿を探しながらハイマツ帯の稜線を静かにゆっくりと歩きますが、この山域には現在ごく少数しかいないそうで、実際に目撃するのはなかなか難しいそうです。寒さのためか、霜柱・薄い氷・葉の氷結などが見られます。

最後に、山頂への急登を階段で登ります。風を遮るものが無いので、寒冷前線や台風が通過する際の強風時にはたいへんなようです。山頂からは、今登ってきた稜線、妙高山、北アルプス(雪倉岳・白馬岳~鹿島槍ヶ岳、野口五郎岳~槍ヶ岳・穂高連峰)、影火打、噴煙の上がる焼山、雨飾山、糸魚川市街地~上越市街地、米山、日本海の海岸線など、まさに360度の大展望です。

 


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この日、高谷池ヒュッテを午前6時半に出発する時は、氷点下2度、ガスで視界ほとんどゼロでしたが、「雷鳥平」の終わりのあたりから急にガスが切れて曇りながらも遠方まで良好な視界となりました。山頂でも風も弱く30分ほど滞在、全体で1時間半ほど良好な天候が続きました。午前11時ごろ高谷池ヒュッテに戻りましたが、気温はちょうど0度、途中からあられ・みぞれになっていましたが、ヒュッテで休息中に本格的な雪、初雪となりました!みなさん、ちょっとびっくりでした。

下山時に妙高の日帰り温泉に入ろうと思うと、火打山→妙高山→燕温泉のコースになるそうで、結構大変なようです。笹ヶ峰からバスを利用すると、本数が非常に少ないので、温泉などに入れる自由度が少ないですね。

 

撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年9月27日 (火)

カメラ用一脚 MONOSTAT RS16SK COMPACT (Switzerland)

 

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スイスのモノスタット社という、カメラ用一脚を専門に製作していた小さなメーカーさんの製品です(現在は既に廃盤です)。その昔、アサヒカメラで田中希美男氏が、ヨーロッパのスポーツ専門写真家の間で人気が上昇中らしいとのことで、紹介されていました。

当時他の一脚に無い特徴として、接地面にはお椀を伏せたような形の大型ゴム製石突き(直径約70mm)がついています。一脚の先端はベアリング状になっており、接地面は動かずに脚部だけが自由に動かせるような構造になっています(ローテーション・スタビライザー構造)。モノスタットRS一脚は、シリーズで5種類販売されていましたが、一番小型軽量のRS16SK COMPACTを買いました(2004年3月)。主な仕様は、長さ 最大伸長145cm、携帯時42cm、重量610g、5段、定価24,000円。使ってみると、接地面が大きいためにとにかく安定感があり、脚が滑ったり地面にめり込むこともなく、大変重宝していました。

ところがこの数年、この一脚を伸ばした際に、荷重をかけると各段が滑ってしまい使えなくなってしまいました。もうゴミとして廃棄しようと思っていましたが、ふと分解掃除をしてみることにしました。分解してみると、各段の繋ぎ目付近に内蔵されている円形状フィルムが所定の位置からズレているようで、これを全て直してやると、完全に復旧しました!

復活したこのRS16SK COMPACTですが、どう使うか考えた末、その小型軽量と安定性から、余っていたCX645用クイックシューを取り付けて、Panasonic LUMIX S1による登山時山頂からのパノラマ動画撮影に使ってみることにしました。田中希美男氏はMONOSTATのサイズにマッチした小型自由雲台を紹介されていましたが、しばらくは大きなクイックシューで様子見です。

なお、最近のジッツォ一脚は、MONOSTATと類似した機能を備えた大型石突が標準でついています。ただ、この新型大型石突は直径50mmとされているので、MONOSTATよりやや小さいようです。

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2022年9月26日 (月)

カメラ用雲台エルグ erg 「N75 3 way」

 

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エルグ (erg) は、開発者の富所皖之氏が(コストを度外視した)理想的な素材・設計・加工技術により製作した理想的な高精度雲台! だそうです。特徴は、ディスクブレーキ機構(雲台操作の滑らかさ、勝手な動きやガタつきが皆無)と超ジュラルミンをNC旋盤で超精密加工(設計上の精度を確保)でしょうか、その結果として小型軽量でかつ軽い力で圧倒的な固定力(締める、緩める)が得られています。

 

エルグ (erg) は、折戸敦生氏の”「ツァイス神話」の証明 ” や ”「ツァイス伝説」の継承” 株式会社巧芸創作 (1999) の中で初めて知りました。2000年3月の共同写真要品株式会社のカタログを見ると、数種類の雲台と付属アクセサリーが載っています。形はかなり独創的・風変わりです。雲台自体は10万円前後でした。

私自身は、CONTAX 645用に一番普通らしいN75という雲台を買いました。以来、約20年、ジッツオの三脚(今となっては重たい三脚で難儀してます)と組合わせて使用していますが、小型軽量で本当に軽い力で圧倒的な固定力です。

ただし、問題が2点あります。一つは三脚への取付けが、特殊なネジによる締め付けで行います。つまり専用の三脚が必要で簡単に取付・取り外しができない、三脚側の取付部にネジの締め跡が付く(取付部が締め付け跡で一杯になると多分使用不可)などがあります。もう一つは、私の機材の選択が悪いのかもしれませんが、今使用しているマンフロットのクイックシューとエルグの取付がイマイチ相性が悪いようで、クイックシュー側のガタつきが生じやすく、けっこう頻繁にクイックシューの取付をやり直しています。今改めて昔のカタログを見てみると、クイックシューも販売されていたので、セットで一緒に買っておけば良かったと後悔しています。

 

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このエルグ (erg) 、開発者の富所皖之氏が急逝されたために製造販売も休止となり、伝説的な雲台となっていたようです。最近、エルグでネット検索すると「エルグ/プロスパイン」というサイトが出てきて驚きました。かつて製造を請け負っていた会社さんが、製品名称を「erg(エルグ)」から「prospine(プロスパイン)」と変更して一部の製品を製造販売されているようです。

ところで最近、このジッツオ~エルグを出している時に、突然エルグが外れてしまい、もうびっくりしました。取付部分をみるとネジの固定が緩んでいたようです。考えてみると、前回取り付けてから15年ほど経つので、ある意味仕方がないかもしれません。カメラがのっていなくて良かったと冷や汗をかきました。

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2022年9月13日 (火)

北海道産生秋鮭 じゃが味噌

 

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東京は例年通り、晴れるとまだ暑い日が続きますが、先日9月10日の「中秋の名月」は「満月」で綺麗に見えていました。

そんな中、北海道産生秋鮭 じゃが味噌が夕食に出てきました。まだ季節が早いかな?と言いながらも、美味しくいただきました。

 

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2022年9月 4日 (日)

初めて聞く熊よけホイッスル

 

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登山口入口から

 

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ツキノワグマ出没についての注意書きは、首都圏に近い奥多摩や奥秩父の山々でよく見られます。したがって、トレッキングの際にはザックの中に熊鈴は必ず入れていきます。もちろん現実にクマと遭遇することはないのですが。

ところが、この夏の北アルプス双六岳登山では、わさび平~鏡平の間で、上りも下りもクマさんと遭遇してしまいました(苦笑)。そもそもわさび平では小熊が頻繁に現れるのでテント場が閉鎖されています。周辺の林道には、熊よけのために大きな音を出せるように缶が多数置いてあります。私も周囲に人がいないことを確かめた上で、試しにこの缶を叩いてみました。

 

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チチブ沢出会

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シシウドケ原を望む

 

上りでは、チチブ沢出会いの少し上標高1,800m付近で、突然30mほど先で登山道をクマさん(体がかなり大きかったので小熊ではなく親熊?)が悠然と横切っていきました。後続の登山者に事情を説明し、その場で少し待機し、しばらく一緒に歩くことにしました。
下りでは、シシウドケ原 標高2,090m付近まで来たところ、シシウドケ原の休憩ポイントに小熊がずっといて立ち去らないという情報でした。ちょうどその付近にいたツアーのガイドさんやベテランさんが熊よけホイッスル(笛)を吹きながら、周辺にいた登山客30〜40名(?)に状況を説明しながら誘導していました。この時、初めてこの熊よけホイッスルを聞いて印象的でした。ホイッスルが長く吹かれ、非常に高音で遠くまでよく響いていました。

 

通常は熊鈴を携行しますが(ラジオを鳴らしている方も時々いますが)、鳴らしっぱなしで熊の警戒音や気配に気がつくのが遅れるのは、逆に非常に危険だそうです。また、ホイッスルの場合は、救難活動の国内外の慣行として合図は「3回繰り返し」が基本だそうです。クマさんと遭遇するリスクが現実問題として大きい場所では、ホイッスルも持参した方がよさそうですね。

撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年8月28日 (日)

北アルプス 双六岳カール お花畑 2022年夏

 

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双六岳付近では、稜線を歩くコース、「中道」と呼ばれる双六岳カールの中央部を歩くコース、稜線が強風で危険な場合に歩く「巻道」の3コースがあります。双六岳カールの中を歩く「中道」では、8月上旬での高山植物が咲き乱れていました。

 

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田中澄江さんの著書「花の百名山」では、双六岳を代表する花としてコバイケイソウが紹介されています。ただし、コバイケイソウは有毒で、その若芽を食用の山菜と間違えて食べると嘔吐や痙攣を起こし食中毒を起こすそうです 。

 

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(動画はこちらへ)

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撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年8月16日 (火)

北アルプス わさび平小屋・鏡平山荘・双六小屋_インスタグラム風仕立て 2022年夏

(スマホではインスタグラム風の表示はされません)

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双六小屋・黒部五郎小舎・鏡平山荘・わさび平小屋はグループとして運営されているので融通も効き、予約の変更などについても便利でした。もちろん、それぞれの山小屋に個性があります。登山口としてのわさび平小屋には小さいながらもお風呂があります。下山時にお風呂をここで利用するかどうかで、帰りのスケジュールが決まります。せせらぎに接するベンチは何時間いても心地良いです。鏡平山荘は、その2階からも間近に槍ヶ岳が望めるとともに、すぐそばの鏡池ではオコジョを待ちながらのんびりと過ごすことができます。双六小屋は、黒部源流方面と槍ヶ岳へ向かう要衝です。緊張感がぴ〜んと張り詰めます。

新型コロナ感染症対策もあったのでしょうか、部屋・洗面所・トイレなどが全面的に新しくなっているような印象でした。食事に関しては、メインは魚(イワナ・サバ・銀鮭)・天麩羅・コロッケが多く、ハンバーグは珍しく出てきませんでした。朝食にはスクランブルエッグがよく出たので、ちょっと卵の食べ過ぎかと思いました。味噌汁はすべて赤味噌です。煮物はどれも非常においしく感じました。新鮮な野菜や果物という意味ではわさび平小屋です。食事中は”黙食”が原則ですが、概ね守られていたようです。軽食・喫茶のメニューでは、ラーメン・うどん・カレーライス、丼物、かき氷、コーヒーフロートなど、実にさまざまです。

 

(動画はこちらへ)

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撮影機材 iPhone SE、Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

 

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2022年8月11日 (木)

北アルプス・双六岳 2022年夏

 

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早朝の槍ヶ岳〜鏡池に映る槍ヶ岳の穂先(逆さ槍)、槍ヶ岳山荘(肩の小屋)の灯


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早朝の穂高岳連峰と鏡池

 

 

8月上旬、新穂高温泉からの一般的なコースですが、初めて鏡平そして双六岳へと行ってきました。

 

涸沢、蝶ヶ岳・常念岳や表銀座から見る穂高岳~槍ヶ岳が、反対側から見るとどんな姿なのだろうか? というのが理由の一つでした。鏡池からは、日の出に合わせて、池に映る槍ヶ岳の穂先を見て、また双六岳からは西鎌尾根に繋がる槍ヶ岳から穂高岳に連なる峰々を堪能できました。必ずしも天候に恵まれた訳ではなかったので、当初予定の三俣蓮華岳・三俣小屋までは行けませんでしたが、双六岳山頂からは黒部五郎岳・雲の平・薬師岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳などを望むことが出来て、黒部源流域の一旦を垣間見ることができました。

 


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双六岳に登る途中から、丸山・三俣蓮華岳・水晶岳・鷲羽岳を望む

 

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双六岳から西鎌尾根・槍ヶ岳

 

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双六岳の山頂直下は椀を伏せたような緩やかな台地となり、その上に浮かぶ槍ヶ岳の眺望が有名
(雲がちょうどかかって、槍ヶ岳山頂が見えていません)

 
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双六岳山頂から黒部源流域、黒部五郎岳・雲の平・薬師岳

 

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双六岳山頂から見る笠ヶ岳

 

 

それにしても、双六岳のカール(氷河地形)の中ではたくさんの高山植物が咲き乱れていました。8月にこれほど豊かな高山植物を見たのは初めてでした。また、チチブ沢から鏡平への上り下りでは2度も熊さんと遭遇し、鏡沼周辺では走り回るオコジョに何度も出会い、双六池周辺では久しぶりに雷鳥の親子を間近に見ました。実に、豊かな自然と巡り合うことができました。

 

双六小屋・黒部五郎小舎・鏡平山荘・わさび平小屋はグループとして運営されているので融通も効き、予約の変更などについても便利でした。もちろん、それぞれの山小屋に個性があります。登山口としてのわさび平小屋には小さいながらもお風呂があります。下山時にお風呂をここで利用するかどうかで、帰りのスケジュールが決まります。鏡平山荘は、すぐそばの鏡池でのんびりと過ごすことができます。双六小屋は、黒部源流方面と槍ヶ岳へ向かう要衝です。黒部五郎小舎は、黒部五郎岳に向かう途中にあり、黒部源流最深部の一つです。

 

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双六岳東側斜面(氷河地形のカール)では夏でも雪渓が残り、登山道周辺には高山植物の群生地が広がる( ”中道” )

 

 

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宿泊したのはわさび平小屋・鏡平山荘・双六小屋ですが、新型コロナ感染症対策もあったのでしょうか、部屋・洗面所・トイレなどが全面的に新しくなっているような印象でした。食事に関しては、メインは魚(イワナ・サバ・銀鮭)・天麩羅・コロッケが多く、ハンバーグは珍しく出てきませんでした。朝食にはスクランブルエッグがよく出たので、ちょっと卵の食べ過ぎかと思いました。味噌汁はすべて赤味噌です。煮物はどれも非常においしく感じました。新鮮な野菜や果物という意味ではわさび平小屋です。食事中は”黙食”が原則ですが、概ね守られていたようです。軽食・喫茶のメニューでは、ラーメン・かた焼きそば・うどん・そば・カレーライス、丼物、かき氷、コーヒーフロートなど、実にさまざまです(笑)。双六小屋のスタッフには、特にお世話になりました。

 

この登山ルートの特徴は、比較的に手軽に、槍ヶ岳を間近に見ることが出来ることだと思います。その一方で、周りの登山者の皆さんの話を聞いていると、黒部源流エリアや西鎌尾根などに向かうレベルの高い話もよく出てきました。

残念な予定変更もありましたが、私にとっては新たな発見の多かった山行となりました。

(動画はこちらへ)

 

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撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年7月25日 (月)

雨の奥多摩・鋸山

 

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奥多摩駅(標高343m)から愛宕山の有名な急階段・五重塔・愛宕神社を経由して、鋸山(標高1109m)へ向かいます。通常は、御嶽山・大岳山からの下山コースだと思いますが、その逆コースです。

天気予報では曇りでやや涼しく登りやすいと思ったのですが、途中から予想外の本降りの雨となってしまいました。平日のためか、出会った登山者はわずか2人だけ。新型コロナ第7波の急上昇中、安全な登山です(苦笑)。

 

五重塔の脇にはヤマユリがちょうど咲いていましたが、この時期は花の種類が本当に少ないです。
標高700m付近から標高830m付近にかけては岩場が連続し階段・鎖場もあります。途中には天聖神社石仏も。この岩場区間を通過してから、鋸山山頂まではまだ遠いですね。途中で、遠くで雷鳴・雨も本降り・ガスも濃くかかってきたので、しばらく雨宿りして様子をみますが、諦めて山頂まで登ります。山頂から大岳山分岐まで一旦下りますが、天候回復が見込めないので林道方面へ抜けました。雨具を本当の雨の中で着る機会は少ないのですが、雨具を着ての山行は気分的にも体力的にも疲れます。

 

 

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撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年7月14日 (木)

高尾山トレッキング 2022夏

 

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例年この季節は梅雨末期の大雨の日が多いですが、関東甲信地方は6月27日に「記録的に早い梅雨明け」! しかも東京は猛暑日が9日連続し、過去最長を記録。その後は戻り梅雨のようなはっきりしない天候です。

春のトレッキング以来、少し間が空いてしまったので、今回は軽い足ならしで裏高尾へのトレッキングです。コースはごく普通の、小仏バス停~景信山~小仏城山~高尾山(山頂)~4号路~ビアホール(ケーブルカー駅そば)~高尾山口駅です。

この日はなぜか、とにかく人が少なかったです、高尾山山頂でも。景信山や小仏城山の茶店もお休み、おまけに紅葉平の茶店は停電事故で臨時休業、食事ができる所がなくて困った人もいたようです。午前中は曇りで過ごしやすく、木陰を吹き抜ける風が心地良かったですが、昼ごろになると陽が差し始め急に暑くなってきます。この季節は、眼につく花の種類が少ないです。途中で「木カラスウリ」という非常に珍しい花を教えて頂きました。姿・形も変わっています。今回吊り橋のある4号路を初めて歩いてみました。高尾山の北側斜面を歩きます。吊り橋自体は、まあ、それなりでしょうか。

最後に今日の目的地? 有名な?高尾山のビアホールに到着です。かなり高い場所にビアホールがありますが、まだ昼過ぎでしたが大勢の人たちの非常に盛り上がっている声が、下にいてもよく聞こえてきます。入り口の看板には、2時間 飲み放題 4200円 となっており(これは知っていましたが)、どうやらジョッキ1杯とかは無いようでした。ここはグループで楽しむ場所のようです。これなら、展望台の茶店でビールを飲んでも良かったのかなと後悔しましたが、今更戻るのも面倒臭いので、諦めて帰ることにしました。結局、高尾山入り口付近にあるいつものお店でお土産を買い、かき氷を食べて休息することになりました。

 

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撮影機材 Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

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2022年7月 2日 (土)

いちごのジャム(コンフィチュール)

 

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お土産にいちごのジャム(コンフィチュール)を買ってみました。ちょっとお洒落な瓶に入っていて、フレザーブ風に大きな固形のいちごも入っていて、美味しかったでした。

 

でもジャム、フレザーブ、マーマレード、そしてコンフィチュール! よく混乱します。
英語起源のジャム、フレザーブ、マーマレード(日本の食品表示もこちらを基準)、フランス語起源のコンフィチュールは、同じような果実の砂糖煮ですが、英語とフランス語の意味合いが少し違うために、もともとは作り方・作る目的が微妙に異なり、結果として味わいも少し違ってきたようです。

 

コンフィチュールはやや固まっているジャムと比べるとサラッとしており、ジャムよりも甘さ控えめで果実の味わいを強調する傾向にあるようです。またフランス語のお洒落な響きから、瓶のラベルやデザインにこだわった製品が多いようです。確かに、お土産に買ったコンフィチュールもそうでした。

 

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2022年6月26日 (日)

紫陽花とイタリアン_インスタグラム風仕立て

(スマホではインスタグラム風の表示がされません)

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今年も早いもので前半(半年)が終わってしまいました。
 
新春も新型コロナ感染症の3年目でスタートし、ロシアのウクライナ侵攻、急速な円安、物価の高騰、そしてこの6月下旬は早くも梅雨明けを思われるような猛暑。
 
そんな中、今年は紫陽花があちらこちらで綺麗に咲いているような気がします。ちょっと一段落したので、お気に入りのイタリアンと組合わせてインスタグラム風仕立てです。
 
今年の後半に期待して頑張ろう!
 
 

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2022年6月20日 (月)

ブルーベリーソース

 

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ブルーベリージャムではなくて、ソースです。カフェなどで、ヨーグルトの上にかけられている、あのブルーベリーです。

製造元は、企業組合ワーカーズ・コレクティブ凡+BON(東京都町田市)というあまり聞きなれないところです。

 

これには妻の思い入れがあります。妻がまだ20歳代の独身の頃、都心まで遠距離・長時間通勤をしていました。残業などで遅くなった時、駅前の喫茶店でブルーベリー・ヨーグルトを食べてから電車に乗り込んだそうです。当時は、こんな美味しいものがあるのかと、感動したそうです。

そんな思い出のブルーベリー・ヨーグルト、ある時、偶然にこのブルーベリーソースを発見して大喜び! 以来、けっして安くないこのブルーベリーソース、我が家の常備食となりました(苦笑)。

 

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2022年5月21日 (土)

再び自家製アンチョビ・ドレッシング

 

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イタリアン・レストランに行くと時々お目にかかるアンチョビ・ドレッシング(アンチョビ・ソース)!

 

今度はワインビネガー(白)を主体に、材料をシンプルにしてみました。アンチョビもやや少なめにし、濃厚なソースというよりはそこはかとしたアンチョビ風味のドレッシングにしてみました。

冷たく冷やした完熟トマト、玉ねぎのみじん切りにかけてみました。玉ねぎはこんなにかけない方が見た目も綺麗ですが、たくさんあったので・・・・。この組合せは良いですね。アンチョビ風味がもう少しあった方が良かったでした。けっきょく、余った玉ねぎもこのドレッシングをかけて食べてしまいました。

 

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2022年5月 8日 (日)

オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ (南房総 2022年春)

 

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南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。

オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。

オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。

 

半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。

ユニークなお風呂が5箇所ありますが、4箇所は4番目から7番目の建物にそれぞれ、残りの1箇所は温泉露天風呂なので庭園の隅にあります。建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。

全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。

今回、部屋は7番目の建物でした。ジロフレ(giroflée )という名前がついていました。ニオイアラセイトウという花の名前で、花言葉は尊厳だそうです。部屋のキーホルダーは、開高 健らしくおさかなです。1〜2名用の1階ツインルームですので部屋は広くはありません。南仏の田舎にあるプティホテルをイメージしているそうです。開業以来40年も経っているのでさすがに古さを感じるところもあります。カーテンやベッドカバーの柄はあまり今風ではないと思いました。

 


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食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。

夕食
ワイン;赤と白のグラスワイン
前菜;自家製スモークサーモンとブリのテリーヌ、ラタトゥイユ添え
スープ;温製フランス産ホワイトアスパラのポタージュ
魚料理;地元漁港より鮮魚のポアレ、北海道産白いんげん豆煮込み、白ワインソース
お口直し;パイナップルの氷菓子
肉料理;(3種類からの選択で)千葉県産SPF豚のコンフィ、粒マスタード添え
デザート;(ケーキとチーズからの選択で)チーズの盛合わせ、コーヒー。チーズは3種類で、ブルーチーズ、ナチュラルチーズ、カマンベールチーズだったと思います。

 

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朝食
本日のスープ
契約農家による新鮮なサラダとボイル野菜、千葉県産SPFポーク自家製ロースハムの軽い燻製、館山宮本養鶏の卵とベーコンのキャッシュ・ロレーヌ、ソーセージ
メイン料理;(オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼き、館山島田豆腐店の豆腐ステーキ 和風ソースからの選択で)卵料理はいつも食べているので、ちょっと気分を変えて豆腐ステーキ 和風ソースを
ヨーグルト
パン(バターパン、シナモンパン、クロワッサン、スッコーン)、ジャムなど
冷たいお飲み物(ジュース)、温かいお飲み物(コーヒーなど)

 

5箇所のお風呂は、予約なしの貸切ですので、空いていれば自由に入れるという単純なシステムです。山梨産葡萄の赤ワイン風呂、地元柑橘類の香りがきつい南仏風呂、ハーブ風呂(いつも利用中で入れず)、人気のない(?)深層水風呂、そして2箇所の温泉露天風呂です。ちょうど春の嵐!と言った天候でしたので、強い風の音を聞きながらの露天風呂でした。また、プールの季節ではありませんが、プールにもきちんと水が入っており、こちらのイメージもきちんと確保されているようでした。

周辺にはそれほど遊びに行くところは無いと思いますが、オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。

 

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撮影機材 iPhone SE

 

全画像はこちらへ (ヴィラージェ編)(裏庭編)(レストラン編)(南房総ドライブ編)


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