2022/11/26

「ミセス・ハリス、パリへ行く」を観る

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映画館で、「ミセス・ハリス、パリへ行く」を観てきました。

 

明日も頑張るぞ、と元気が湧いてくる映画でした。

 

第二次世界大戦後のロンドンで、家政婦として働くミセス・ハリス(夫は戦死)が、ディオールのドレス(オートクチュール)を購入するために、パリに行く物語。

映画を観ている途中で、以前、原作を読んだことに気がつきました。原作は、ポール ギャリコの「ミセス・ハリス、パリへ行く」です。

 

おばさんになっても、まだ夢を見ることが出来る、と感じました。

 

パリの花市場も素敵でした。

また、パリに行きたいなあ。

 

 

 

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2021/09/01

「業平」を読んで

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東京都の緊急事態宣言の期限が9月12日まで延長されましたが、更に延長される公算が大きいようです。

我慢の日々は続きます。

 

高樹のぶ子さんの「業平 -小説伊勢物語-」を読みました。

図書館で借りて読んだ本でしたが、先日、本屋の棚で見つけて購入しました。

 

また、雅な世界に浸りましょう。

 

 

 

 

 

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2021/08/14

「ヒトコブラクダ層ぜっと」を読んで

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昨日、新型コロナウイルスの感染者が、国内で20365人確認されました。

初の2万人超。

怖い!

 

外出を控え、自宅で読書の日々です。

 

万城目学の「ヒトコブラクダ層ぜっと」を読みました。

「万城目ワールド」爆発という感じで、一気読み!!

 

梵天、梵地、梵人の三つ子が、謎の女に出会い、イラクへ。

「本物のメソポタミアを見せてあげる」と言われ、

ヒトコブラクダ層を探して」とお願いされます。

 

奇想天外というか、荒唐無稽というか、作家って凄いですね。

伝説のアガデ。

アガデとは、古代メソポタミアにあった都の名前だそうです。

私も無我夢中で、三つ子の梵天、梵地、梵人と一緒になって、アガデを目指します。

シュメール神話の女神、イナンナとエレシュキガルの姉妹も魅力的です。

 

昔、西アジアの古代文明に興味を持った時がありました。

東京都美術館に、「アッシリア大文明展」や「ペルシャ文明展」を見に行ったこともありました。

西アジアの勉強をしよう、と思ったのですが、私の目の前に増田誓志さんが降臨。

それからは、サッカーの追っかけになり16年。

あっという間でした。

やっと時間が出来て、また世界史の勉強をしよう、と思います。

 

「ヒトコブラクダ層ぜっと」は、お勧めです。

面白いです!!!

 

 

 

 

 

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2021/05/29

「漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日」を読んで

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図書館で借りた本です。


 

「漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日」

 

著者は、小津夜景(おづ やけい)さん。

1973年、北海道生まれ。

フランス在住の俳人。


 


この本は、エッセイと漢詩の翻訳です。

漢詩の翻訳が書き下し文ではなくて現代語訳で、これが自由な翻訳で新鮮でした。

漢詩には詳しくないのですが、こんな翻訳の漢詩を初めて読みました。

新しい感覚の漢詩の本で驚きでした。

 

 

しかし、一番印象に残った頁は、エッセイの「旅行の約束」。

著者が、85歳のマリーさんのお宅を訪問した時の話です。

若い頃にアルジェリアに住んでいたマリーさんが、「わたしは思い出よりもあこがれの方が好きなの」。

「つまり、(アルジェリアが)どのくらい変貌したかしらと空想して楽しんでるわけ」と語ります。

 

「私は思い出より憧れの方が好きだ」

これは、フランスの登山家のガストン レビュファの名言だそうです。


 


登山家のガストン レビュファをネットで調べてみました。

ガストン レビュファは、フランスの登山家、山岳ガイド、作家、映像作家。

文学作品や山岳映画で、人々に山の美しさや素晴らしさを紹介した方です。
 

 


ああ、ガストン レビュファを思い出しました。

昔、映画館で「星にのばされたザイル」を観たことがあります。

ガストン レビュファが製作、監督、脚本、出演した、アルプスの美しさを描いた山岳映画でした。


満天の星空に感動して、山の美しさに胸をときめかしたものです。


 

このエッセイを読んで、山岳映画「星にのばされたザイル」を久しぶりに思い出しました。

懐かしい思い出です。

私は、憧れも好きですが、思い出も好きです。

 

 

 

 

 

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2021/01/30

映画「レベッカ」を観て

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先週、NHKBSシネマで、映画「レベッカ」を観ました。

 

アルフレッド ヒッチコック監督による1940年(戦前)のアメリカ映画です。

舞台は、イギリス。

原作は、ダフニ デュ モーリエ。

(昔は、ダフネ デュ モーリアと読みました)

 

高校生の時、本棚にあった世界文学全集の「レベッカ」を読みました。

イギリスに、マンダレーという荘園を持つ富豪のマキシム ド ウィンターは、モンテカルロで知り合った若いアメリカ人女性(主人公)と結婚して帰国します。

マンダレーの大邸宅には、先妻のレベッカの面影があちらこちらに残っていて、主人公を苦しめます。

しかし、レベッカの死は・・・。

大逆転に吃驚して、私の記憶の中に深く残った小説です。

 

この映画を、20代の会社員だった頃、銀座の裏通りの名画座で観ました。

あの頃、金曜日の夜は、神田神保町の古本屋街や銀座の裏通りで、ひとりで遊んでいました。

懐かしい思い出です。

 

納戸のダンボール箱には、映画のプログラムがぎっしりと詰まっています。

時々は取り出して、思い出に浸っています。

しかし、この大量のプログラムはどういう風に整理整頓したらいいのかしら?

 

また、「レベッカ」の原作を読みたくなりました。

もう、世界文学全集は字が小さくて読めませんから、本屋で新しい文庫本を買いましょう。

 

「レベッカ」は、お薦めの小説&映画です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2021/01/09

元気を出せ -「飛ぶ教室」-

昨日、4都県に「緊急事態宣言」が再発令されました。

政府は、午後8時以降の不要不急の外出自粛を要請。

 

今回、三連休の帰省を中止にしました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、12月も、年末年始も実家に帰りませんでした。

帰りたかった!

しかし、新型コロナウイルス感染症は無症状でも他人に感染させる可能性がある、というので怖いです。

父と電話で話をして、緊急事態宣言が解除されたら直ぐに帰るから、と約束しました。

淋しいなあ。

 

そんな時、毎日新聞の書評(今週の本棚)に、ケストナーの「飛ぶ教室」が紹介されていました。

 

子供の頃、エーリヒ ケストナーの作品を何冊か読みました。

「エーミールと探偵たち」「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」等。

ふたりのロッテ」は大好きな作品で何度も読み返しました。

 

図書館で、「飛ぶ教室」を借りて再び読んで見ました。

 ケストナー 作

 池内紀 訳

 新潮文庫

 2014年 発行

 

「あれ、こんなお話だったかしら?」

と最初は難儀しましたが、最後は涙、涙の物語でした。

読んで良かった!!

印象に残った言葉がありましたので、書き出してみました。

 

ただ自分を騙さず、人に騙されずにいてほしい。

不運はしっかり見据えることを学んでほしい。

うまくいかないことがあっても、たじろがず、

運が悪くても、しょげないことだ。

元気を出せ!

打たれ強くあることを覚えてほしい。

 

「元気を出せ」は、私の人生の合言葉です。

いつの頃からか、元気を出せ、と自分に発破をかけていました。

子供の頃にケストナーに学んだのかしら?

よくわかりませんが・・・。

 

新型コロナウイルス感染症が終息することを願います。

自分に、元気を出せ、と発破をかけながら・・・。

 

 

 

 

 

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2019/09/08

至福の時 「螢草」

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NHK BS時代劇「螢草 -菜々の剣-」

毎週金曜日の夜の楽しみでしたが、終わってしまいました。

 

早速、本屋に行き、原作の文庫本を買いました。

 

本屋のカフェで、コーヒーを注文して文庫本を読む楽しさ!

至福の時です。

 

 

 

 

 

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2019/07/13

至福の時

本屋さんで本を買い、近くのカフェに入ります。

 

コーヒーを一口飲んでから、本を開き読み始めます。

 

至福の時!!!

 

 

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しかし、このカフェは人気があるので、早々と退散します。

 
後は、お家で読もう。

 

 

 

 

 

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2019/06/10

田辺聖子さんが亡くなりました

作家の田辺聖子さんが、6月6日に、神戸市内の病院で胆管炎のため亡くなりました。91歳でした。

 

田辺聖子さんは、私の一番好きな作家です。

このブログのタイトルは、田辺聖子さんの「まいにち薔薇いろ 田辺聖子 A to Z」からヒントを得ました。

 

ある日、本屋で、何気なく手に取った田辺聖子さんの「孤独な夜のココア」。

 

「孤独な夜のココア」を夢中で読み、田辺聖子さんにはまりました。

我が家の本棚には50冊以上の田辺聖子さんの本があります。

 

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辛い時や悲しい時に、田辺聖子さんの本を読むと元気になることが出来ました。

いつもいつも、田辺聖子さんの本に励まされた私。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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2018/03/23

「英龍伝」を読んで

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私の好きな伊豆・韮山(にらやま)の代官、江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもんひでたつ)の歴史小説です。

 
「英龍伝 えいりゅうでん」
佐々木 譲 著
毎日新聞出版
2018年1月20日 発行
 

小学生の時、父の運転する車で、家族で伊豆を旅行しました。
韮山反射炉と代官屋敷江川邸を見学しましたが、江戸時代に反射炉で大砲を作った名代官の名前は、小学生の私にも強く印象に残りました。
 
その後、2002年に、再び韮山を訪問しました。
韮山反射炉は、鉄骨のフレームで耐震補強がされていて、かなり印象が変わっていましたが、遺跡として整備がされていました。
代官屋敷江川邸(旧韮山代官所跡)では、種々の書類が展示されています。
世襲代官である江川家は、伊豆・相模・駿河・甲斐・武蔵の天領の支配を任されていました。現在、私が住んでいる東京都多摩地域も韮山代官所の支配だったそうで、何か不思議な感じがします。尚、江川家は江戸にも拝領した屋敷がありました。
 
2015年、韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されました。
 
伊豆の国市(静岡県)の韮山反射炉の詳細はこちらから。
 

江川太郎左衛門英龍は、NHKの大河ドラマでも取り上げて欲しいです。
薩摩と長州の話は、何度もやっているでしょう。
明治維新150年の今年は、薩摩ですか・・・。
幕臣にも、有能な人はいたでしょう。
 

韮山代官として民政を任され、また、蘭学や西洋砲術を学び、海防強化を訴え、反射炉を造築し、江戸湾の台場を造築するなど種々の仕事をしました。
しかし、病に倒れ、志半ばで亡くなるのです。
 
もっと、江川太郎左衛門英龍のことを知って欲しいです。
 
 


 


 

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