映画「マーティン・エデン」を観て
久しぶりに映画館に行き、「マーティン・エデン」を観ました。
観終わった後、どっと疲れが出ました!
原作は、アメリカの作家ジャック ロンドンの小説です。
ジャック ロンドンは動物物語作家、と思っていましたので、この作品には驚きました。
小学生の時、「野生の呼び声」や「白い牙」を子供向けのダイジェスト版で読んだことがあります。
映画の舞台は、イタリアのナポリです。
主人公のマーティン エデンは、労働者の街に生まれ、学校教育は小学校4年生までという貧困家庭に育ち、船乗りや肉体労働の仕事をしています。
そんな主人公が、上流階級のお嬢さまに会い、恋をします。
「教育が必要」と言うお嬢さまの言葉に、主人公は奮起して、独学で勉強して、本を読み文章を書きます。そして、作家になることを決意して、出版社に作品を送り続けます。
前半の努力する主人公の目力(眼力)の強さは、すごく印象的です。
しかし、後半になると社会主義運動に巻き込まれ、働けど働けども貧しい人々が描かれていて、観ていて辛いです。
結末は、ネタバレになるので書きませんが、吃驚。
映画は疲れたけれども、魅力的な主人公でした。
映画館の帰りに、本屋に寄り、ジャック ロンドンの本を2冊買いました。
映画の原作本はありませんでしたが、小学生の時に読んだ本の完訳本がありました。
今週は、これを読もう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント