蔚山にいったい何があるというんですか?
村上春樹風にタイトルをつけてみました。
「蔚山に何があるのですか?」
今回の韓国・釜山&蔚山の旅行で、何人もの人に質問されました。地下鉄の車内では、向かい側に座った見知らぬ日本人からも質問されました。
「蔚山にはサッカーのスタジアムがあります。Kリーグを観に行きました」
とその度に答える私。
日本人で、Kリーグに興味がある人は少ないからなあ。
でも、歴史が好きな人なら、「加藤清正の蔚山城の籠城戦」を思い浮かべることでしょう。
2013年1月、増田誓志選手の蔚山移籍が発表された時、「蔚山って、加藤清正の虎退治のところか?」と思った私。
加藤清正が熊本城を築城した際、朝鮮出兵における蔚山城の籠城戦で水不足で苦労したことから、城内に沢山の井戸を堀った、という話は、以前から聞いていました。
豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役&慶長の役)の歴史を、もう一度読んでみよう、と図書館で色々と調べてみました。
「豊臣秀吉の朝鮮侵略」 北島万次
「加藤清正 -朝鮮侵略の実像-」 北島万次
「黒南風の海 -加藤清正「文禄・慶長の役」異聞-」 伊東潤
1597.12.22から1598.01.04までの間、蔚山城に籠城する日本軍と明・朝鮮連合軍の激しい戦いがありました。結果、明・朝鮮連合軍は撤退し、日本の救援軍が蔚山城内に入り、籠城戦は終わりました。
インターネットで、「プサンナビ」の「蔚山の観光情報」を検索しました。
加藤清正が築いた蔚山城跡は、現在は鶴橋公園になっています。
「蔚山倭城 (鶴橋公園)」の記事によると、現在、城跡としてはほぼ残っていないけれども、地方文化財に指定されていて、市民の憩いの場所になっているそうです。
釜山のホテルに泊まると、蔚山スタジアムの往復で精一杯ですが、蔚山のホテルに泊まった時に、蔚山城跡を見学したいものです。
尚、日本・熊本市と韓国・蔚山広域市は、2010年に友好協力都市協定を結びました。
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