増田誓志が今季初アシスト -ソウルx蔚山戦-

2013年4月6日（土曜日）のKリーグ・クラシック第5節
FCソウル x 蔚山現代戦は、2-2の引分けでした。

これで、蔚山は第３位です。
　
アジア・チャンピオンの蔚山現代と、Kリーグ・チャンピオンのFCソウルの対決になった試合は、悪天候の中で両チーム選手の闘志がぶつかり合う激闘でした。

私、久しぶりに面白い試合を観ました。
　

韓国・蔚山へ試合観戦に行こう、と思いました。
しかし、韓国語＆英語が出来ない私が、韓国の地方都市へひとりで行くことは至難の業です。
首都ソウルならば、何とかひとりで行けるだろう、とアウェイの試合観戦に行って来ました。
　
FCソウルのホームである、ソウル・ワールドカップ・スタジアムは、2011年のACL・ソウル x 鹿島戦の時に、友人と行ったことがあります。
明洞（ミョンドン）の地下鉄・乙支路入口駅からワールドカップ競技場駅までは、途中1回乗り換えて、約30分で到着しました。
スタジアムは、地下鉄駅の目の前です。
　

増田誓志選手は、先発フル出場でした。
これで、5試合連続先発。

FCソウルは、リーグ戦とACLを並行して戦っているチームです。

2013年４月2日（火曜日）のACL・ソウル x 仙台戦をTV観戦して、予習しましたが、外国人FWの3トップ（エクスデロ、ダムヤノビッチ、モリーナ）が破壊力があるようです。

蔚山オフィシャルサイトの試合前プレビューに、「遠征負担の蔚山、体力負担のソウルだが、第5節がより負担なのはやっぱりソウルだ」とありました。

ソウルは中3日ですが、仙台戦で好調だった3トップが、今節も先発です。
蔚山有利か、と思いきや、この日のソウルは真冬の寒さで冷たい雨が降る悪条件でした。

前半序盤、ソウルの波状攻撃が続きます。
25分にモリーナ、30分にダムヤノビッチの得点で、蔚山２失点です。

ヤバイなあ。

蔚山の控え選手が、もうピッチの脇でウォーミングアップを開始しています。
ハーフタイムに交代があるのだろうか？　と心配になりました。

しかし、蔚山の反撃が始まりました。
前半36分に、増田誓志選手が蹴った強いミドルシュートが、前にいたキム・スンヨン選手の足に当たりながら屈折し、ゴール！

その時は、増田選手のゴールと思い、「増田〜」と絶叫して喜びました。
記録は、増田選手の今季初アシストです。

そして、後半26分に蔚山が同点ゴールに成功！！

蔚山サポーターの前で、抱き合って喜び合う選手たち。
その中には、弾ける笑顔の増田選手もいて、私も両手を挙げて喜びを分かち合いました。
わざわざソウルまで応援に来た甲斐がありました。

さあ、逆転勝利を目指せ！！！

ところが、今季リーグ戦で勝利のないソウルの総攻撃が始まりました。
セカンドボールが、何故か、ソウルの選手の前に転がります。
ソウルの選手が執拗にシュートを打ちますが、蔚山の守備陣が踏ん張り、その度にソウル・サポーターの悲鳴が響き渡ります。
はらはらどきどきしながら見守りますが、体力勝負のKリーグは観ているだけで息切れしそうです。
そして、ソウルのDFがイエローカード2枚で退場しました。
そう言えば、増田選手もイエローカードを1枚貰いました。

蔚山は、身長180cm以上の選手が多く、大きい選手が全力で走る姿は迫力があります。
スタミナがない選手は９０分持たないなあ、と感心しました。

両チームの熾烈な攻防戦は、結局、2-2の同点でした。

試合後マッチレビューは、
「たとえ勝利することは出来なかったが、蔚山の選手たちの闘志が輝く名勝負だった」と書いています。

試合後、直ぐに地下鉄に乗って帰る気になれず、雨の中を、スタジアムの周りをしばらく散策して、余韻を楽しみました。