白馬八方尾根を歩く -八方池-
「夏休みに白馬の八方尾根に行くの」
と職場の若い同僚に話したら、
「白馬って、どこですか?」
と言われました。
絶句!
以前、「軽井沢を知らない」という職場の新人さん達に驚きましたが、白馬(長野県)も知らないですか?
昔のOLは、夏は軽井沢でテニスをして、冬は白馬でスキーをしたものですが・・・。
世の中、変わりましたね。
特急あずさ3号に乗車して、白馬駅へ。
(便利な松本経由南小谷行きです)
八方アルペンラインに乗車するために、タクシーで八方駅へ行きます。白馬駅前からバスもありますが、八方バスターミナルから八方駅まで徒歩10分なので、楽してタクシーを利用しました。
八方駅から「八方尾根ゴンドラリフト」、兎平から「アルペンクワッドリフト」、黒菱平から「グラートクワッドリフト」と3つのリフトを乗り継いで、八方アルペンラインの終点の「八方池山荘」に到着しました。
料金は、往復で大人2600円です。
この日は曇天でしたが、スキー場を渡る風が気持ち良かったです。
さて、翌日、八方池山荘(1830メートル)から八方池(2060メートル)までの山歩きに出かけました。
最近、白馬村では、このコースを「八方尾根自然研究路」として宣伝しています。
登りのコースタイムは約90分です。
この日は土砂降りの雨でしたので出発を延期して、しばらく様子をみていると小雨になったので、雨具を着用して歩き始めました。
第1ケルンで、八方池山荘の直ぐ傍にあります。
第2ケルンで、別名は「息ケルン」(やすむケルン)です。
昭和12年12月に遭難して亡くなった息さんのために、翌年に遺族が建てたものだそうです。若くして亡くなった人を想うと、辛いです。
八方ケルンで、運動不足の体には結構きつい登りです。
やっと着いたよ、第3ケルン。
本来ならば、ここから北アルプスの山々の絶景が見えるはずですが、ガスで何も見えません。
晴れ女の私としては、珍しいことです。
唐松岳への分岐です。
この登山道を約3時間登ると、唐松岳(2696メートル)の頂上へ到着しますが、今回は行きません。
そして、目的地の八方池へ下りて行きます。
白馬連峰が水面に映った八方池が、ポスターやパンフレット等で有名ですが、ガスっていて何も見えません。
それでも、湖畔のベンチで早目の昼食を食べながら、ガスが晴れるのを待ちます。八方池山荘のおにぎり弁当はなかなか美味しいです。
結局、天候は回復せず、白馬連峰を見ることは出来ませんでした。
しかし、登山道には沢山の花々が咲いていて、八方尾根に来た甲斐がありました。
八方池山荘のスタッフによると、花の最盛期は2週間前で、それでも今年は1週間遅れだったそうです。
今回驚いたことは、登山道に軽装の観光客が沢山登っていたことです。
悪天候なのに、登山靴も運動靴も履かない団体観光客で、ガイドも添乗員も同行していません。「八方尾根自然研究路」は、雨が降ると、石畳も木道も階段も滑って危険です。
こういう旅行計画を立てる旅行会社の見識を疑いました。
次回は、是非、晴天の日に唐松岳まで登ってみたいです。
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