「持ち重りする薔薇の花」を読んで
久しぶりに面白い小説を読みました。
今年、文化勲章を受賞された丸谷才一さんの作品です。
丸谷さんが86歳、と聞いて吃驚しました。
音楽の話だけではなく、経済界の裏話とか、色々な話が出てきます。
その中で、主人公の息子さんの話に、短い文章ながらも深い悲しみを感じました。
「北穂高の滝谷第四尾根に一人で登って・・・無茶ですよね、単独登山なんて・・・雷に打たれて死んだ。どうして一人でなんか登つたんだらう?」
年末年始の休暇にお勧めの本です。
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