この涙を忘れない -ナビスコ杯決勝-
「だから、鹿島の選手を日本代表に選ばない」
とオシム日本代表監督の高笑いが聞こえてくるようで、腹が立つ。
昨日のナビスコ杯決勝は、0-2で、鹿島が負けました。
くそ!
悔しい〜。
「鹿島の選手は歩いていた」
と夫は言います。
千葉の選手がボールを奪って攻撃を開始しているのに、自陣へ走って戻れない鹿島の一部の選手を観て、失点しそうだなあ、と不安になりました。
アウトゥオリ監督は、延長戦になる、と思われたそうですね。
私は、この試合は90分でかたがつく、と思いました。
だから、今直ぐに選手交代をして元気な選手を投入して、失点を防がなければならない、と直感しました。女の勘はよく当たるのです。というか、あの場所にいた2万人の鹿島サポは同じことを思ったでしょう。
しかし、アウトゥオリ監督はベンチから動きません。
「パウロ、指示出せ」
と心の中で何度も叫びました。
そして、失点。
敗因は、アウトゥオリ監督の采配ミスです。
ゴール裏に挨拶に来た選手に、拍手もせず、ブーイングもせず、無言で立ち尽くしました。
敗戦に淡々としている自分に吃驚しました。
喜怒哀楽の感情の激しい私のはずなのに・・・。
選手が引き揚げた後、野沢拓也選手がひとり、泣いて挨拶をしているのに気がつきました。
泣くな、拓也。
野沢選手は大分戦で足を痛めて、今週は十分な練習が出来なかったのに、90分間フル出場しました。FKもCKもひとりで蹴りました。
敗戦の責任を、ひとりで背負うことはありません。
ここで、思わず涙がこぼれました。
最後に、深井正樹選手が挨拶に来ました。
ゴール裏から温かい拍手が贈られました。
私も、自然に拍手をしていました。
とぼとぼと歩いて新宿駅へ向かいました。
正直言って、残りのリーグ戦と天皇杯を応援出来ないかもしれません。
こうやって、サポーターは鹿島から離れていくのでしょう。
開場前、公園から千駄ヶ谷門へ向かって並ぶ沢山の鹿島サポに吃驚しました。
行列の人々は、赤いユニホームやタオルマフラーを身に纏っていたので、にわかサポーターではないようです。鹿島サポって、こんなに沢山いたのですね。だったら、何故、カシマ・スタジアムはガラガラなのかしら、と不思議に思いました。
ゴール裏はあまりにも気温が高くて、喉が乾きました。
新宿駅前のイタリア料理店で、ビールを飲むことにしました。
生ビールは美味しかった。
ついでに、ワインと料理も注文しました。
しかし、不味かった〜。
イタリア料理だからと言って、オリーブ油を多用すればいいってもんじゃない、と腹がたちました。
帰り道、増田誓志選手の涙を思いました。
気になるな〜。
やっぱり、鹿島を引き続き応援して、誓志の成長を見守りたい、と思いました。
追記 :
タイトルを変更しました。
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