年中無休スタジアム
乙武洋匡さんの最新刊、「年中無休スタジアム」(講談社 ¥1,400)を読みました。
この作品では、5人の選手が紹介されています。
5人のうち、サッカー選手は2人で、その内のひとりが秋田豊選手です。
タイトルは「失恋」。
サッカー・秋田豊の武骨な生きざまを一人称で綴った、とまえがきにありました。
もっとも印象に残ったのが、サポーターのことを語った部分です。
野次を飛ばされる。プライベートを邪魔される。決していいことばかりではない。だが、それでも自然と感謝の気持ちが湧いてくる。彼らがスタジアムに足を運び、チケットを買ってくれるのだ。そのお金が自分たちのサラリーになっているのだ。だから、オレは試合後には必ずゴール裏に陣取るサポーターのところに挨拶にいく。そして、深々と頭を下げる。勝っても、負けても。感謝の思いをこめ、深々と。
最近、クラブや選手たちに対して、「片思い」のような気分を味わっていた私としては、嬉しい一文でした。
皆さん、是非、お読み下さい。
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